このたびMakuakeでクラウドファンディングがスタートした、モップ掛けがメインとなるロボット掃除機「yeedi モップステーション DVX46」をyeedi様から事前にお借りする事ができました。
2週間ほど試用しましたが、水替えしながらするモップ掛け能力が半端なく凄い。フローリング主体の部屋なら絶対欲しくなるアイテムです。
yeedi モップステーション主な特徴
yeediは2019年に設立されたロボット掃除機のロボット掃除機ブランド。yeediではいくつかのロボット掃除機を発売しています。例えばゴミを吸い上げてダストカップの掃除を30日に1回で済むというような画期的な製品も発売しています。
そのyeediから今度はyeedi モップステーション DVX46(以下モップステーション)がMakuakeでクラウドファンディングされます。
このモップステーションはロボット掃除機でありながらも、モップ掛けにも強烈に特化した掃除機。むしろ自動モップ掛けが主体で、ロボット掃除機としても使えるというぐらいの製品です。
モップ掛けはなんと10N(ニュートン)=1kgという強い力で、回転モップによりフローリングなどの床を磨き上げます。
ステーションには2つのタンクを搭載して、モップをクリーンにした水分はタンクに収容され、クリーンな水をモップステーションで補充するという非常に凝った造りになっています。
仕様はこちら。
開梱
箱の中の梱包もしっかりしていて、各箱に綺麗に収まっています。
同梱物は充電ステーション、電源ケーブル、ブラシ、モップ、回転ブラシ、マニュアルです。
マニュアルは図解が多くいろいろとできる事が多い本機にとって有り難い存在です。
充電台の裏はこのようにケーブルを巻き付けられるようになっていて、余分なケーブルがリビングで無造作に放り出される光景を防いでくれます。
外観
本体は清潔感のあるホワイト。ボタンは中央にある1個だけで、このボタンで掃除の開始と停止が可能。
充電中はLEDが青白く点灯します。
サイドに電源ボタンと、WiFiボタン(アプリとのペアリングの際にも使います)。
側面には水を入れるタンクが見えます。
ここを引き出すと、、、、
ダストカップが取り出せるようになり、タンクにも水を入れられるようになります。このタンクは200mlでパッドを綺麗にぬらすために使われます。
ダストカップは少し小さめではありますが、我が家なら2-3回分は貯めることができる容量でした。
裏面。回転ブラシは1個だけです。また付属の回転モップを取り付けてみました。この回転モップが10N(ニュートン)で押しつけられ、床をピカピカにしてくれる。
ステーションは高さ43cmほどと結構デカイ。下にはモップステーション DVX46が収納される。
ステーションの全面の蓋を外すと予備のモップとブラシが出てくる。サービスパーツが上手く収納されていてよく考えられています。
ステーション上部には、右からステーションに戻る、掃除停止/再開、左が掃除開始のボタン。モップステーション本体は下部に収納されてるので、掃除開始などのボタンが遠くなる。そこでステーション側にボタンを持ってきたという事。アプリからもできますがここで操作できるのは便利ですね。
中にはタンクが2つ。
500mlのペットボトルと比べると、それよりもちょっと大きいぐらい。容量としては1つで3.5Lも入ります。
左がモップ洗浄した汚水タンク、右がクリーンな水を入れておくタンクとなっています。
WiFi接続でアプリとペアリングさせていく
モップステーションは、WiFi接続しなくても使えますが、スマホアプリを入れたほうが格段に使い勝手が良くなります。
“使いやすい”と書きましたが、むしろアプリ使用はモップステーションには必須と言って良く、モップ掛けエリア指定や、掃除禁止エリアの指定、スケジュール、エラーが起きたときの詳細把握などができるので、絶対にアプリとペアリングさせておく作業はほぼ必須となっています。
アプリはyeediで、Google Pay(Playストア)にApp Storeで検索してインストールしておきます。
以前にアカウントを作っていればそのままログインできますが、ほとんどの方は初めてだと思うので、「登録」からアカウントを作成しておきます。
アカウントを作成するとログインでき、以下左下の画面になります。
「+」をタッチして、「yeedi mop station」をアプリとペアリングさせていきます。自宅にWiFi環境があれば、接続できますが、2.4GHz帯(802.11 b/g/n)しか使えない為、アクセスポイントが5GHz(802.11 a/ax)に接続しているなら、ここで2.4GHz帯に接続し直しておきましょう。2.4/5.0GHz両対応のアクセスポイントなら自動的に切り替えてくれます。
続いてモップステーションの電源を入れます。アプリ設定の最後にQRコードが表示されるので、モップステーション本体上部にあるカメラにスマホのQRコードをかざすとペアリング完了です。
ペアリングが完了すると以下のように完了メッセージが表示され、アプリでの設定コントロールが可能となります。
こうしてWiFiでアプリとyeedi モップステーションを接続すれば、モップや掃除の禁止エリアの指定、吸引力の設定や、掃除のスケジュール/タイマー等の細やかな設定ができるようになります。
まずは掃除能力を試す
モップステーション DVX46のロボット掃除機としての掃除能力を試してみます。
モップが主体なモップステーション DVX46ですが、ロボット掃除機としても非常にそつなく掃除をしてくれます。
ラグやちょっとした段差も上手く乗り越えていきますし、汚れてると判断した場所は徹底的にやるなど柔軟に掃除してくれます。
掃除も壁際をまず掃除しながらマッピングしていき掃除を完了させてくれます。このアプリが秀逸で、エリアを勝手に色分けするのですが、リビング、廊下、キッチン等々、デフォルトの状態でこんなにもほぼ正解レベルでエリア分けしてくれる。このエリアは後から名前を付けたり、侵入禁止エリアに指定したりできるようになる。
ゴミ取りも抜群と言って良く、1つしか回転ブラシがないタイプなので最初は「モップ主体で掃除自体は簡易的なのかな」と侮っていましたが、結果を見るとほぼ我が家のルンバ960と遜色ない事に驚きです。
アプリでバーチャルウォール的な掃除禁止エリアを指定できる
アプリを使えば、一度掃除してマッピングが完了していれば、「進入禁止エリア」と「水拭き禁止エリア」を指定できるようになります。
普通に掃除するときの侵入禁止エリアと、モップ掛け時の水拭き禁止エリアをそれぞれ指定できるので、「掃除の時は畳部屋は掃除して欲しいけど、モップ掛けはダメ」という指定ができます。
モップ掛けは凄いの一言
一般的のロボット掃除機でもモップ掛けはできますが、そうしたロボット掃除機は本体下にモップを付けて、水で濡らしながら掃除モードと同様な動きで「濡らして拭き取る」という感じです。これでもフローリング上の埃や砂などは取れるのですが、モップステーション DVX46は全く違う。
2つの”回転モップ”をそれぞれ10N=約1kgで下に押しつけながらフローリングなどの床を磨き上げていきます。
しかもざっと家中を拭いてくるだけでなく、だいたい10分おきぐらいに”モップ自体を洗って綺麗にする”為にステーションに戻る。そこでモップが清掃されたら、再び床磨き開始。で、またある程度磨いたら戻ってモップを綺麗にする。このを何度もやって、部屋全体の床という床をピカピカにしてくれます。
実際、禁止エリア以外は実質23㎡しかないのに、床磨きには68分も掛けています。
そしてタンクの中はというと、こんなに真っ黒。
汚水側を白いボウルに出して見ましたが、ほぼ泥水のようです。
「こんなに床汚れてるんか!」とうちの妻は驚嘆。だって雑巾がけしてもここまでバケツは汚れないので、明らかにモップステーションのほうがしっかりと汚れを隅から隅まで綺麗にしているのがよく分かる。
モップ掛けの後は、自動でモップ洗浄してくれて乾燥までしておいてくれるので、一般的なロボット掃除機のモップ掛けのように、モップ自体を取り外して洗って乾かして、乾いたら翌日また取り付けて・・・なんて行程が一切無い。
ノータッチで良いのです。
これはフローリングメインの家では極上です。
妻は「掃除はむしろ自分でやるから、モップステーションは週1-2回だけがっちり床掃除してくれれば大満足です」と言って手放しません。しかし借り物なので返却するんですけどね。それぐらい家の床掃除が全オート化してくれるメリットはデカイです。
多少難点を挙げるとすれば、モップを清掃したり汚水を汲み上げる際に「ゴゴゴゴ」と音がする点。
電話会議している際などはやや気になる音ですが、休みの週末などに買い物行っている間に床掃除してもらうようにすればなんら問題無い。
また、普通に畳とかラグがある場所を掃除する際は、回転モップは乾いていても外した方が良いと思うので、モップ掛けはやはり週末にして、その時だけ回転モップも取り付けるというような運用は必要そうです。
モップまで綺麗にして乾燥までさせる清潔さ
モップはこのステーション側の奥で洗浄し、汚水は吸い出し、また綺麗に水ですすぎ洗いしてくれます。
モップ掛け完了後のステーションの奥。多少ゴミは残りますが、あれだけ泥水のような汚さが出ているわりには綺麗。何回かに1回は奥を水拭きしたほうが良いでしょうね。
モップ掛けを4回(4日にわけて実施)した後の回転モップ。茶色い清掃後の水を見た後だともっと汚れてるかなと想像しましたが、新品同様ではないものの充分綺麗なままです。匂いもないのはこまめに洗って乾燥させるからでしょうね。
総括
自分で購入したものやレビューも含め、もう10種類以上のロボット掃除機をレビューしてきましたが、このモップステーション DVX46は抜群と言って良いほどの衝撃的な掃除能力でした。
事前に10ニュートンという圧力でのモップ掛けと聞いていて「へぇ凄いんだろうね」ぐらいの印象でしたが、使用後は「いやこれ凄すぎる」と呻らされました。ここまでモップ掛けに力を注いだ製品は過去無いのではと思う。床掃除専用のロボット掃除機にはiRobot ブラーバジェットがありますが、全く相手にならないのではないかと思います。ブラーバは床を塗らして拭く程度ですが、モップステーション DVX46は”2個のブラシを回転させ押しつけながら磨く“ので、その差は歴然。
ロボット掃除機としても充分に機能し、モップ掛けモードと合わせてフロアマッピングで禁止エリアを各々指定できたり、エリア事に掃除をしたりできる。アプリの出来も非常に良く使いやすい。
掃除能力、モップ掛けの1台2役を中途半端にすることなく、そのどちらも充分以上にこなしてくれます。
これは想像ですが、ロボット掃除機最大手のiRobotもこのモップステーション DVX46を見たら、機能的に追いかける必要があると考えるのではないかと思います。それぐらい床掃除に関しては一歩以上リードしている製品だと思います。
クラウドファンディング /応援購入
yeedi モップステーション DVX46は、既にMakuakeでクラウドファンディングをスタートさせています。
期間は2021年8月30日までですが、応援購入という形式なので、その時点で支払いが済んでいれば目標金額の達成に関わらず購入が成立します。
価格は以下の通り。
モップステーション | 価格 |
---|---|
1台 | ¥89,980 |
2台セット | ¥179,460 |
一般小売価格(1台) | ¥109,980 |