Yottamaster から発売されているSSDケース/エンクロージャ「Yottamaster SO1-C3」をご提供頂きましたのでレビューしていきます。
主な特徴
Yottamaster SSDエンクロージャ[SO1-C3] はいわゆるNVMe M.2 SSDを外付けUSB SSD化するケースです。
対応するSSDは、NVMe M.2 SSD(M-Key/B&M Key)、22mm幅のSSD 2230/2240/2260/2280。
最大4TBまでのSSDに対応し、アルミニウム筐体で放熱性にも優れています。
またメーカー曰く「雪の華」と呼ばれるデザインが特徴的。
USB3.1 Gen2採用で、データ転送は最大1000M/s。
開梱と外観
さっそく開梱していきます。
ケース裏にはスペックが書かれています。
同梱物は、USB Type-C to Type-Cケーブル、USB Type-C to Type-Aケーブル、シール型熱伝導グリス、予備ネジ、ストラップ、マニュアル、あとは精密ドライバとなっています。
マニュアルは日本語はなく英語のみ。ですが、ケースにSSDを取り付けて動作させるだけの製品ですし、それらも図解はあるのでとても簡単です。なのでマニュアルが英語である点はそれほど困らないはずです。
外観はアルミニウム筐体なので剛性感は凄く高いですね。ストラップホールがあり付属のストラップも着けてみました。無くても良いものですが、あればやはり便利で、無くさなくなったり、使う時に落としづらくなるので、地味に有り難い。
私はUSBメモリを無くすのは大抵ストラップ無しの製品で、邪魔くさいと思っていてもストラップを着けたほうが良いと思っています。
SSDを取り付ける
早速取り付けてみました。付属でドライバも付いているので、そちらを使って背面のネジを取ります、
蓋を外した所。SSD固定側の裏面ですが、既に熱伝導シートが貼られている(ブルーの部分)。
反対側にはM.2 SSDスロットが出てくる。
手持ちの東芝製NVMe SSDを取り付けてみました。
大抵のエンクロージャーはここでもSSD固定用にネジ止めが必要ですが、ノブをくるっと回して固定するだけなのでとても簡単です。頻繁に取り外しするものでもないのですが、こうした工夫で少しでもユーザーの負担を減らそうとするのは素晴らしい事。
あとはSSDに添付されていた熱伝導シートを貼ってケースに収めて蓋を閉めて出来上がり。
使ってみた
あとはPCに接続して使ってみるだけですね。付属のUSB Type-C to Type-CケーブルでLG gram17と接続してみました。
アルミニウムで結構ギザギザとしたボディデザインのため、ノートPCとガリガリし擦れてしまう可能性があるので、その点は少し注意が必要。
ストラップホール側に青色のLEDがあり、SSDのアクセスLEDとして機能します。
体感上はかなり早いのですが、正確を期して実際の速度をCrystalDiskmark 8.0で試してみました。
理論上はもっと速度は出るようですが、私の使った東芝製NVMe SSDの性能のためかシーケンシャルリードは1062.17MB/sという結果。SATA SSDの倍ぐらいの速度なので体感通り速いのは間違いない。
実際10GBぐらいのデータを転送してみましたが、ランダムデータで210MB/sぐらいでています。
アルミニウム筐体はほんのり熱くなりますが、放熱性が良いのか過負荷時でもほんのりとした熱さ以上にはならず、安定した動作をしています。
価格と総括
価格はAmazonにて3560円となっています。
またクーポンも頂いており、クーポン利用で20% OFF=2,848円まで下がりますよ。
クーポンコード : KIAOY824 (2021年6月20日まで)
2,800円程度であれば、他のM.2 SSDケース/エンクロージャーの中でも安いレベルにあり、放熱設計とは思えないようなケースを買うよりはこのYottamaster [SO1-C3] のほうが良いでしょうね。放熱がいまひとつだと高熱でデータ転送にディレイが出る可能性があるので、安心して使いたければSO1-C3のようなケースが良いでしょう。
データ転送速度もベンチマーク上は1GB/sと充分高速です。大容量&高速なUSBメモリキーとしても使えますし、もちろんデータストレージとして、或いはPS4やBlu-rayレコーダーの増設ストレージとしても使えそうです。