ASUSからZenFone 2 Laserが発表されました。日本でも8/8から発売と、非常に嬉しい状況です。
ASUSの日本のページにもすでに掲載されています。
https://www.asus.com/jp/Tablets_Mobile/ZenFone-2-Laser-ZE500KL/
しかしASUSのページに掲載されているような上記カラーバリエーションではなく、日本では下記の3つ(ホワイト・レッド・ブラック)だけのようです。
ZenFone2 Laserってどんな端末?
スペック的には、昨年のSIMフリー機では爆発的に売れた『ZenFone5』の後継機と見ていいでしょう。
比較的ローエンドのスペックながら、デザインはZenFone2譲りのZenデザインをまとっていてかっこいい。
端末名の最後に付いている「Laser」はその名の通りレーザーです。
これはカメラのオートフォーカスを一瞬で合わせる為のレーザー照射ができる機能があるという意味なのですが、個人的には「あったら便利」程度の機能かなと。
いまのAF:オートフォーカスのラグ(コンマ数秒のフォーカス合わせ時間)が待ちきれない人には良いと思います。
私はAFでピント合わせしている時が結構カメラとして面白いと感じているので・・・。
そういった目玉機能より、きちんとしたスペックが備わっているか、ZenFone5と比較してみました。
ZenFone2 LaserとZenFone5のスペック比較
製品 | ZenFone 2 Laser (ZE500KL) | ASUS ZenFone 5 |
ディスプレイ | 5.0インチ 1280 x 720 294ppi IPS液晶 |
5.0インチ 1280 x 720 294ppi IPS液晶 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 クアッドコア1.2GHz |
Qualcomm Snapdragon 400 クアッドコア1.2GHz |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB/32GBの2モデル |
OS | Android 5.0.2 | Android 4.4 |
カメラ | 前面 500万画素/ 背面 1300万画素 (レーザーオートフォーカス) |
前面 200万画素/ 背面 800万画素 |
バッテリー | 2400 mAh | 2110 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11b/g/n Bluetooth 4.0 |
Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.0 |
SIMスロット | マイクロSIM x2 | マイクロ SIM x1 |
SDカード | microSDXC | マイクロ SD x1 |
3G/ 4G(LTE) |
3G :W-CDMA 800(6)/800(19)/850MHz(5)/900MHz(8)/1900MHz(2) /2100MHz(1)MHz 4G :FDD-LTE: (JP version) 2100MHz(1)/1800MHz(3)/850MHz(5)/800MHz(6)/900MHz(8)/1700MHz(9)/800MHz(18)/800MHz(19)/700MHz(28) |
W-CDMA: B1/B2/B5/B6/B8/B19 LTE:B1/B3/B7/B8/B19 |
サイズ | 縦143.7/幅71.5/ 厚み10.5 mm |
縦148.2/幅72.8/ 厚み10.34 mm |
重さ | 145g | 145g |
スペック比較から見えるZenFone2 Laserの特徴
docomoのクワッドバンドに対応している
docomoのLTEバンドのうち、Band1,3,19,28がクアッドバンドと言って、この4つの周波数帯は高速化が期待できるというものです。
基本的にdocomo回線のLTEバンドを4つもサポートしているSIMフリー機はあまりないので、それだけでもネットの安定性や高速化といった価値はあります。
ただZenFone5も、Band 1,3,19には対応していましたので、悪く有りません。
それだけASUSが日本仕様に本腰を入れている証拠でもありますが、この対応バンドの多さは魅力的です。
サイズがZenFone5よりコンパクトに
ZenFone2 Laser : 縦143.7/幅71.5/厚み10.5 mm
ZenFone5 : 縦148.2/幅72.8/厚み10.34 mm
と、サイズを抜き出してみましたが、縦方向で4.5mm,幅は1.3mmも小さくなりました。
画面サイズは同じなので、これはより持ちやすくコンパクトになったと言えるでしょう。
全体的なスペックはあまり変わらないのが特徴か
その他CPUにしてもメモリ量にしても、なにか劇的に進化したという点は見当たらないのが特徴という感じです。
無線LANにしても、相変わらず802.11 b/g/nだけでa(5GHz帯)はサポートしていないし、コンパクトになった筐体の割に重さ自体はZenFone5と同じ145gです。
しかしOSがLollipopになってメモリに優しいから高速化していると思われるし、クワッドバンド対応のおかげでネットの体感速度も知らずうちに高速化していると思う。
バッテリーも2110mAh→2400mAhに増加し、バッテリー持続時間も増大している。
もともと1.2GHzのクアッドコアのCPU性能で、ZenFone5で「遅い」と感じたこともないわけで、クロック数が同じなのは悪いことではない。
もちろんカメラの性能も1300万画素とレーザーオートフォーカスで格段に上がっているし。
そんなことを見ていると、このZenFone2 LaserはZenFone5の後継機というより進化版と言っても良いくらいです。
デザインもZenFone2を完全に小型化しただけのような形ですし、「ZenFone2のように5.5インチは大きすぎる」という方、docomoやauといったキャリアの高額使用料を払いたくないけどSIMフリーって有象無象でよく分からないって人には「最初のSIMフリー機」としては最適な1台になることは間違いない端末です。