ASUSから期待のZenFone2が「日本発売」となりました。
発売日は5月18日です。待ち遠しいですね~。
ZenFone2はZenFone5の後継機種で、数字が5→2と小さくなっているのがややこしいのですが、ZenFone5は「5インチ」という意味でASUS ZenFone初代だったのですが、ZenFone2はナンバリング機種としての意味で「ZenFone2」となっています。
スペック的にも『大幅に』パワーアップし、ZenFone5で培った『安くて不満のない出来のいいスマホ』から、『ハイエンドSIMフリースマホ』に変身しています。
ここでその変身っぷりを、ZenFone2、ZenFone5、それに私が使っているNexus6と3機種を比較していきたいと思います。
スペック比較
細かいスペックは下記を見ていただくとして、ZenFone2は大幅にスペックアップしています。
製品 | ZenFone2 | ZenFone5 | Google Nexus6 |
ディスプレイ | 5.5インチ 1,920×1,080 401dpi |
5.0インチ 1,280×720 294dpi |
5.96インチ 2,560×1,440 493dpi |
CPU | Intel Atom Quad Core Z3580 (2.3GHz) | Snapdragon 400 Quad Core 1.2GHz |
Snapdragon805 Quad Core 2.7 GHz |
Intel Atom Quad Core Z3560 (1.8GHz) | |||
RAM | 2GB/4GB | 2GB | 3GB |
ROM | 32GB/64GB | 16GB/32GB | 32GB/64GB |
OS | Android 5.0 64bit | Android4.4.2 | Android 5.0 |
カメラ | 前面 800万画素/ 背面 1300万画素 |
前面 200万画素/ 背面 800万画素 |
前面 200万画素/ 背面 1300万画素 |
バッテリー | 3000 mAh | 2110 mAh | 3220 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac | Wi-Fi 802.11b/g/n | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth 4.0, NFC | Bluetooth 4.0, NFC | Bluetooth 4.0, NFC | |
SIMスロット | マイクロSIM x2 | マイクロSIM x1 | nano SIM x1 |
4G LTE |
1(2.1GHz),2(1.9GHz), 5(850MHz),6(800MHz), 8(900MHz),19(800MHz) |
1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 19 | 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 9 / 19 / 20 / 28 / 41 |
サイズ | 縦152.5/幅77.2/ 厚み10.9 mm |
縦148.2/幅72.8/ 厚み10.3 mm |
縦159.26/幅82.98/ 厚み10.06 mm |
170g | 145g | 184g | |
価格 | 1.8GHz版 38,664円 2.3GHz+32GB版 49,464円 |
16GB版 28,940円 32GB版 32,184円 |
32GB版 75,170円 64GB版 85,540円 |
ZenFone2がハイスペック化しているのがわかると思いますが、気になるスペックをリストアップしてみました。
ディスプレイ
ZenFone5の5.0インチから少し大型化しZenFone2は5.5インチのFullHD液晶となりました。
dpiも401と、nexus6には及び無いものの、Ascend Mate7より高精細ということになります。
しかもディスプレイ解像度に関してはnexus6と比較するのは無駄で、nexus6自体がスマホ界でほぼ最高解像度を持つ最高級画素を持っているわけですから、ZenFone2のディスプレイ能力でも十分ハイスペックです。ZenFone2が目指すのはnexus6のような尖ったスペックではなく、ハイエンドでありつつもコンサバな技術でお買い得に仕上げる事だと思いますので、比較しても意味が無い。
しかし1920×1080の解像度と5.5インチの画面サイズはiPhone6 Plusと同じですから、ZenFone2の意気込みを感じます。
CPU
CPUは2種類でIntelのAtomの1.8GHzと2.3GHz。Nexus6の2.7GHzのQuadCoreには及びませんが、実際には1.8GHzのQuadCoreでも十分な性能でしょう。
ZenFone5では1.2GHzだったわけですから、これは大幅な性能アップ。
メモリ
またメモリも2.3GHz版は4GB版が存在します。これはAndroid5.0でサポートされた64bit OSの存在がある為です。
64bit OSのメリットは4GB以上のメモリが使える点ですが、今後Android5.xの時代に入り、4GBメモリは増えていくのかもしれません。
ただ実際は、私が使用しているnexus6(メモリ3GB)で、メモリ不足を感じたことはまだ無く、リッチなゲームアプリ等が登場すればメリットは出てくるかもしれません。
CPUと同様、現時点では2GB版が価格と性能のバランス面でベストバイでしょう。
バッテリー
ZenFone2ではバッテリー容量が3000mAhとなり、最近のスマホにやっと追いつき一般的なスペックとなりました。
ZenFone5は2110mAhと少なかったのですが、絶妙なバランスの上でバッテリー消費を抑えている凄い端末で、2110mAhしかないのに軽く1日以上は持つというスグレモノでしたが、ZenFone2ではCPUスペックが大幅に上がっている事もあり大型化したようです。
サイズ
ZenFone2はディスプレイが5.5インチと大型化した影響からか、170gとZenFone5から25gの重量増。
画面サイズが大きくなるとどうしてもガラスの重量は増しますからね。
ただ、前述のように、ZenFone2はiPhone6 Plusと同じ画面サイズである点を考慮すると、iPhone6 Plusが172gですからほぼ同重量であることを考えると、頑張っているなと思います。
価格
ZenFone5は、定価2万8000円ほどと、「この性能とデザインでこの値段!?」と価格破壊をして一躍SIMフリー界の雄となりましたが、ZenFone2は1万円アップして最低スペックで3万8000円と若干お高いイメージ。しかしストレージ容量が32GBという点を考慮すると、ZenFone5 32GB版が3万2000円ぐらいですから、差額はたったの6000円。その他スペック面での性能アップが著しい事を考えれば、+6000円なら相当お安いのは間違いない。
まとめ
ASUSの中ではZenFone2はZenFone5の後継機なのですが、スペック面を客観的に考えると、nexus6には及ばないものの、ほぼiPhone6 PlusやAscend Mate7あたりと同じであり、それでいてiPhone6 Plusの約半額、格安ハイエンド中華スマホと言われたAscend Mate7よりも安いというのは驚きの価格でしょう。端末としてもデザイン面ではZenFone5の面影を引き継ぎつつも、狭額縁にしたり、背面カラーのバリエーションをたくさん揃えたりと、「SIMフリー」=「チープ」というイメージからは程遠く、もの凄い力作が現れたと感じます。
中途半端なスマホは全部駆逐されてしまうぐらいのコスパと性能の為、輸入禁止にしないと国産スマホが総崩れになってしまうんじゃないかと心配です。
VAIOスマホとか・・・特に。
私の場合、実家の母がZenFone5でスマホデビューして何不自由なく使えている状態を見て、様子見をしていた親戚達が「私のスマホデビューしたいー」と名乗りでているので、ZenFone2でデビューさせてもいいかなぁと思える端末です。それまでに店頭などで触れれば一度触って試してこようと思います。
※店頭で触ってきた記事↓
ZenFone2店頭レビュー!若干問題ありです
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