GearBestの輸入方法~配送方法はどれを選べはいい?メリットデメリット考えて見た

ここではGearBestで輸入する際のポイントを解説しています。

今回は、「配送方法の選び方」です。GearBest 配送方法の選び方

GearBestでは、注文時に以下のような画面になり配送方法の選択画面が表示されます。私達購入者側はこの中から選択したり、保証などのオプションを付けるかを選択しなければなりません。2016-03-10_23h07_41

ここでは配送方法の違いやそれぞれのメリット/デメリット、「実際どの程度で届くのよ」といった部分を私の体験に合わせて記事にしました。ご参考までに。

配送方法の種類

基本的には以下のタイプがあります。

  • Flat Rate Shipping / Air Mail (無料配送)
  • Priority Line (リーズナブル且つある程度日数も短めの配送)
  • Standard Shipping (標準配送)
  • Expedited Shipping (高速配送)

Flat Rate Shipping / Air Mailは無料配送が基本だが届くまでが長い

GearBestの送料はFlat Rate Shipping(あるいはAir Mail)がデフォルトで基本”送料無料”がウリです。世界各地どこに配送しても無料。これは凄い事です。 Air Mailはunregistered/Registeredがあり、unregisteredは荷物の追跡無し、Registeredは追跡ありです。

配送はChina PostSingPostNetherlands Postなどを使って郵便として届きます。Sing Post指定は有料です。無料配送にこだわるなら、どこを使うかはGearBest次第というわけです。(だいたいは配送地域ごとに使う業者は決まっているようですが・・・)

「無料!いいねぇ」と言いたい所ですが、欠点として「届くのが遅い」のです。
わたしも何度か無料配送で発注していますが、1ヶ月~1ヶ月半は覚悟しておかないといけません。GearBest 配送方法 選び方Estimated Shipping Time(配達予定日数)にも書いてありますが、最大でだいたい25Business Day(営業日)です。つまり5週間。どちらの配送業者を使っても変わりません。それにGearBestは発送までに1週間程度を要することがありますので、6週間待ちという覚悟が必要です。

Flat Rate Shippingの場合、デフォルトではトラッキング無しで設定されることが多いです。(上の画像では無料でトラッキングが付いている例。)

そして輸送保証(配送事故)もありません。
つまり、届かなくても最悪は知らんと言われる可能性もあるわけです。(壊れていた場合はGearBestで保証があります。但し購入者負担で中国に送り返す必要あり。これは日本では「ふざけんな」ですが、これは海外通販では意外と普通かと。)

ちなみにトラッキングもできます。商品によって違うのですが、無料でトラッキングナンバーが付かない場合は、有料で200円~300円程度かかります。

「実際そんなに届くまで時間かかるものなわけ?」という疑問はあると思います。私は何度も使っていますが、速くて2-3週間。遅い時は7週間ほど待ちました。平均的には1ヶ月ですかね。

このように多少なりともリスクがあるのがFlat Rate Shippingです。私がこの配送方法を使うケースは、数百円レベルのもので日本で売っていないもの(売っていても高いモノ)、且つ気長に待っても良いものの場合のみ無料配送で注文します。トラッキング無しで怖い部分もありますが、もう5回以上頼んでいますが「届かない」と言うケースは皆無です。ただやはり1万円以上のものはちょっと怖いですね。

ちなみに配送事故が怖ければ、一応保険が掛けられます。もちろんこれも有料です。2016-03-10_23h03_12

私の場合は、多少リスクはあるものの、Flat Rate Shippingでは保険は掛けないですね。ここで保険代で200-500円払うなら、Expedited Shipping=高速配送オプションを付けます。高速配送についてはまた後ほど。

Priority Lineはかなりオススメ

Priority Lineはその国の配達事情に合わせた配送方法で、5-9営業日(ものによっては9-18営業日)程度で配送され、なおかつ今後紹介するExpedited Shipping(DHL)の配送料より安く、数百円レベルである事が多いです。また、特に売れ線の商品では、配送料が0円になることも多く、「無料配送だと1ヶ月待ちだけど、送料1500円とかのExpedited Shippingまでは払いたくない」という微妙なところを美味く解消してくれる配送方法です。

日本国内では現在は佐川急便が配送してくれます。以前はクロネコヤマトや日本郵便もありました。Priority Lineは新しい配送方法の為、その時々で随時変更されているので、今後も佐川急便がずっと配送するとは限りません。

どちらにしても、日本国内でそれなりの配送会社が担当してくれるので、安心感は高いです。

Standard ShippingはEMS=日本郵便配送というメリットがあるかも

※Priority Lineの登場でEMSはほぼ選択できなくなりましたが、一応掲載しておきます。

3つある配送方法のうち、少なくとも日本ではほぼ選ぶ価値がないのがStandard Shippingです。日本にはEMS(Express Mail Service:国際スピード郵便)で配送されるようです。

トラッキングが日本郵便でできるので便利で安心ですが、選ぶ価値が無いのが次に紹介するExpedited Shipping=高速配送と比べて価格の高い割に配送が遅い点です。Expedited Shippingが3-7営業日で届くのに対して、EMSは7-10営業日。且つ送料がExpedited Shippingの倍額ぐらいはします。

日本以外の地域ではオトクなのかもしれませんが、今のところ選ぶ価値無しです。

ちょっと価値が見いだせてきました。それは、別記事で書いている『Remote Area(遠隔地料金)で30ドル請求されることがある?』の対策です。

下記に紹介しているExpedited Shippingの配送会社「DHL」「UPS」では、日本にある拠点から遠いと、Remote Area Feeと言って遠隔地料金を別途取られる事があります。これがだいたい30ドル程度で、商品の支払いが終わって発送段階で「あなたの所に配送するには追加料金が発生するよ」とメールが届くという面倒な仕組み。自分がRemote Area対象かは、『Remote Area(遠隔地料金)で30ドル請求されることがある?』に書かれているのでチェックしてくださいね。

で、話を本題に戻すと、EMSを使うメリットはここでは無いかと思います。EMSは日本国内では”日本郵便”が配達します。つまり遠隔地料金を別途取られる事は無いらしいのです。

私は対象地域ではないので試した事がないのですが、もしRemote Area対象の地域に配送を希望するなら、DHLやUPSよりも高くて遅いけど、30ドル請求されるよりは遙かに安いので、オススメ・・・かも知れません。

オススメはExpedited Shipping=高速配送

そこでオススメとなるのが「Expedited Shipping=高速配送」です。
日本だとだいたいは”DHL”、香港発送の場合は”UPS”といったグローバル展開している配送会社が高速配送してくれるもの。世界的な企業ですからトラッキングもしっかりしていて安心できます。

実際のトラッキング状態(DHL)。

物凄く細かくトラッキングされるのが分かります。DHL Tracking

そして何より速い。
とは言ってもAmazonのように翌日届いたりはしませんが、中国を出荷して3-7日後にはだいたい届いています。私の経験では、GearBest出荷メールが届いて、中1日(トータル3日)で届いています。これは相当早いですよ。

またこのオプションの価格が、700円~1500円の範囲が多くリーズナブルです。(スマホやタブレットの場合)
この価格は配送するモノの総重量や大きさにも比例することなく、商品ごとに違うので一概に「数百円」と言い切れませんが、私が注文するタブレットだと700円前後ぐらいが多い。スマホはちょっと高いときがあり、700~1500円ぐらいです。
ですが、モノによっては0円のケースもあります。
高いものは、家電品であったりヘッドホン・イヤホンなどのそもそも安い製品がなぜか高速配送費用が高い。。。

以前セールでロボット掃除機を買おうとしたのですが、商品1万円に対して、高速配送代が3000円で断念しました。(家電のようなデカいモノは無料配送も無い事が多い) イヤホンも900円程度のものなのに、高速配送が1800円とかもあります。(こちらは無料配送があるので、5週間前後待つ覚悟があれば商品代金だけでモノが届く)

そうは言ってもタブレットやスマホを買うなら高速配送費用は外せません。
楽天などの一般的なネット店舗でも、配送料は500円以上取られますから、数百円ぐらいならこれは良心的な価格かと思います。「基本無料でしょ?」と考えると500円惜しい気持ちになりますが、これは輸入ですからね。中国から日本にDHL使って輸入するのに送料が1000円未満というのは常識的に考えれば異様に安いと思いません? 東京からクロネコヤマトで沖縄に荷物を送るより安いわけですし。

しかもこれに「個人輸入」のリスク 『買ったものはいまどこにある?』という不安から開放されるのです。配送事故保証はありませんが、そこはDHLやUPSと言った企業を信頼してという事です。少なくとも精密なトラッキングができるので、紛失はあまりないだろうなと考えています。但しネットで調べればDHLといえども”紛失”ケースはあるようです。しかし、リスク回避をできる限り小さくはできるかなと考えます。

と言う事で、私の考えとしては、「GearBestで買うものはもともとはだいぶ安いものが多いわけだから、Expedited Shipping=高速配送代は払ってもいい」です。500円とか800円ケチって、「ちゃんと届きますように」と祈るよりは確実だと思いますよ。

1000円ぐらいのモノを買うならExpedited Shippingは高い値段になってしまいますが、10,000円以上のモノなら是非付けておいたほうが安心です。

次回は「GearBestのExpedited Shipping=高速配送は$30追加請求されることもある?」をお送りします。

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