「1MORE FIT Open Earbuds S50」-オープンイヤー型イヤホンに音質も求める限界突破にチャレンジした最高のイヤホン。掛け心地も非常に軽くスポーツだけでなく仕事も通勤通学にも最適な一台

スピーカー/イヤホンを発売するオーディオブランドの1Moreから発売されたオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホン「1MORE FIT Open Earbuds S50」を使って見ました。

1MORE FIT Open Earbuds S50(以下1MORE S50)は、見た目で分かりますが耳掛け式のオープンイヤー型のイヤホンで、外部音が取り込みやすくスポーツ向きなイヤホンですが、更に音質も追求した高級イヤホンです。

オープンイヤー型のイヤホンは音質よりも外音が聞こえる事で、”音楽も聞こえる”程度な事が多いのですが、1MORE S50は、1MORE ピュアドライバーで迫力ある音に仕上げ、更にオープンイヤー型にも関わらずスポーツに支障の無いかけ心地と音質のバランスをとったイヤーピースを装着しています。イヤーピースを着けたらオープンイヤー型とは言わないのでは?と思いがちですが、この1MORE FIT S50がどのように絶妙なバランスで構成されているか見ていきましょう。

カラー グレー/シルバー/ホワイト
イヤホン重量 10g
イヤホンサイズ 50.68 x 38.27 x 20.26 mm
タイプ オープンイヤー型
Bluetoothバージョン/プロトコル 5.3/HFP,A2DP,AVRCP
ENC 4xENC マイク+ディープニューラルネットワーク AI アルゴリズム
再生時間(イヤホン単体) 約11時間
再生時間(充電ケース併用) 約38時間
専用アプリ 1MORE MUSIC
防水 IPX7
充電 ワイヤレス・急速充電対応
プリセットEQ 12種類

*1MORE INTERNATIONAL LIMITED様からお借りしてのレビューです。

開梱と外観

オープンイヤー型イヤホンというと、スポーツ的な印象が強く、高級感とかけ離れた印象がありますが、1MORE S50は充電ケースにすら装着されていない状態で箱に入っており、なにやらこれは違うぞという感があります。

同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤホン本体、キャリングケース、イヤーピースとなっています。

マニュアルは図解入りで分かりやすいし、タッチの使い方も載っています。ちなみに1MORE S50はアプリもあるので、ペアリング後はそちらでタッチセンサー等の調整も可能です。

ケースは完全ワイヤレスイヤホンとしては幅広で、オープンイヤー型のイヤホンとしては大きめです。
但し平たいので、コンパクトだしポケットにも入りますし、カバンの中でも邪魔になりにくいです。

ケース内にはペアリングボタンがあります。イヤホン自体ははめる時に面倒そうな形状をしていますが、以外にもこれが快適で、マグネットが「カシャ」っと吸い付くようにケースに固定されます。

ケース裏側にはUSB Type-C充電端子となっています。

使用感

イヤホンはオープンイヤー型で耳に掛けて使うだけ。当然装着感はとても軽く圧迫感はゼロに使い。
これがやはりオープンイヤー型の最高のメリットですが、1MORE S50は更に攻めていて、以下のようにイヤーピースが付きます。

このイヤーピースがあっても、開放感は変わらずですし、外音自体も普通に聞こえます。
ですが、音楽等のイヤホンから出る音は、一般的なオープンイヤー型のイヤホンよりも遙かに良く聞こえます。
これがなにより目から鱗です。インナーイヤー式とオープンイヤー型の良いとこ取りのような形ですね。

1MOREのロゴ部分はタッチセンサーとなっていて、2度タッチで再生/一時停止、3回で音声アシスタント起動です。

ただこれはアプリから設定変更も可能です。1MORE MUSICアプリをインストール後は以下のように設定等を変更可能で、タッチ操作性は以下右のキャプチャのように、好きな設定に変えられる。

装着感もとても良く、イヤーフックが比較的柔らかいので、前述のように当圧迫感はほぼ無い。
当然一日中着けていても耳が痛いという事もないです。
この1MORE S50イヤホンを仕事で4-5時間ほど、テストを兼ねて着けていますが、疲れないし下手したら存在感も忘れて歩き回って、後から気付くという事もあるぐらい。外音取り込みがあるので家族の会話もできるし、自宅に宅急便が来たのも分かる。やっぱりこういうイヤホンは便利なのです。

もちろん走っても落ちない程度の装着感で、安心感は高い。

音質

音は静かな環境で聴く限り、オープンイヤー型とは思えないほど臨場感溢れる音が聴けます。
カナル型やインナーイヤー型と変わらないレベル。

しかも1MORE MUSICアプリを使ってイコライザー調整も可能で、12種類のイコライザープリセットからの選択式とはなりますが、自分が聴いている曲や映画等で好みのバランスにワンタッチで切り換えられるのはとても便利だし実用的。

また外に出て聴いてみると、やはり他のイヤホン形式には劣ります。それはオープンイヤー型の宿命でもありますが、それでもイヤーピースのおかげで、外音も取り込みつつ、音は普通のオープンイヤー型イヤホンより明らかにぐっと広がりのある音が体感できます。

ジョギング等で走っている時にそこまでの高音質が必要かという面もありますが、ラン時だけでなく、通勤/通学時に安全の為に外音取り込みつつ聴きたい方などには1ランクも2ランクも上のオープンイヤーイヤホンが楽しめます。

まとめ:最上のオープンイヤー型イヤホン

今回レビューした1MORE FIT Open Earbuds S50は、着け心地や質感といった一般的なイヤホンレベルは当然高く、それでいてオープンイヤー型の限界突破である「音質」にまで拘った製品と言える出来です。正直、使う前までは”そんなに変わらないんでしょ”という気持ちがありました。しかし使ってみると、オープンイヤー型のイヤホンの思い込みみたいなものが全て更新されてしまうぐらい、違いが体感できました。

耳掛け式だからスポーツや走るとき、通勤/通学にも良いし、着け心地が軽いから仕事中でも使え、それでいて音質も高めでどのシーンでも気持ちよく使える最高のオープンイヤー型イヤホンでした。

価格は2万円強とそれなりの価格はしますが、クーポン等もありますので、実際は1万円台後半ぐらいの価格です。

価格

1MORE FIT Open Earbuds S50は定価21,800円です。
但し楽天市場では20%オフクーポンがあります。

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