1MORE 社のアクティブノイズキャンセリングワイヤレスヘッドホン「1MORE SonoFlow」を1週間ほど使うチャンスがありましたのでレビューしていきます。
主な特徴
1MOREは高品位なヘッドホン/ワイヤレスイヤホン等を続々と発売しているブランドですが、このSonoFlowは高機能をぶち込みながらも1万円台前半という価格のハイコスパヘッドホン。
1MORE QuietMaxと呼ばれる独自のアクティブノイズキャンセル(ANC)機能を搭載しており、ノイズを除去する過程で音質自体が下がる事を改善しています。
また外音取り込みも可能で、ノイズを遮断したり取り込んだりと自由自在です。
またSonoFlowはLDACコーデックにも対応しています。
LDACは日本オーディオ協会の“Hi-Res Audio Wireless”に認定されたコーデック技術の為、当然SonoFlowはHi-Resにも対応しています。LDACは従来のデータ量が3倍の為、その分高解像度の音質を堪能できます。
また1MOREお得意のアプリ”1MORE MUSIC”にも対応し、プリセットされた12種類のEQ(イコライザー)から好みにチューニングができます。
SonoFlowヘッドホン自体は70時間再生が可能で、無線だけでなく有線でも利用できます。
連続再生時間 | 70時間 |
サイズ | 170x192x82 mm |
重量 | 250g |
電池容量 | 720mAh |
インピーダンス | 32Ω |
Bluetooth | 5.0 |
Bluetoothプロファイル | HFP/A2DP/AVRCP |
周波数 | 2.4GHz-2.4835GHz |
アプリ | 1MORE MUSIC |
コーデック | LDAC対応 |
ノイズキャンセリング | ANC |
*1MORE様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
さっそく開梱していきます。
同梱物は、USB Type-Cケーブルと3.5mmオーディオケーブル、マニュアル、キャリングポーチとなっています。
SonoFlowはこのように折り畳みができ、キャリングケースに収めてコンパクトに持ち歩くことができるようになっている。ヘッドホンは大抵嵩張るのが難点ですが、このコンパクトさは嬉しい。
マニュアルは1枚紙となっていて多言語仕様です。もちろん日本語もあります。
SonoFlow自体はマットなブラックで高級感があります。
右にはボリュームとANC(アクティブノイズキャンセリング)のボタン。
イヤーカップは当然ふかふかで着け心地は抜群です。
ボタン類は多機能で、無線使用時にいろいろとショートカットして機能します。
そのボリュームの下には有線用コネクタと左側にはUSB Type-C端子があり、充電中はLEDが点灯します。
スライダーも当然伸びて調整可能。
使ってみた
早速使ってみました。ペアリングは簡単で、Bluetooth検索してペアにするだけ。
よく使う、Amazon Music Unlimited HDやApple Music等で聴いてみました。
装着感
耳全体をすっぽりと覆うタイプで程良いホールド感、柔らかいイヤーカップで装着感はとても良い。
3時間ぐらい仕事しながら音楽を聴いていましたが、耳が痛くなるような事は無かったです。
ノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリングが抜群です。スペック的には-35dBで今どき数値だけなら40dBオーバーのノイズキャンセリングも珍しくないので、決してノイズキャンセリングのスペックは高くないです。
しかし。
自宅は線路が近く窓を開けるとTVの音も満足に聞こえないレベルなのですが、SonoFlowを着け、隣で妻と娘が話している環境でANCをオンにすると、音楽しか聞こえなくなるのは普通に凄い。電車の音は遮断されて、話し声がうっすらと聞こえるレベルになります。ただ何を話しているかは全く聞き取れない。
無音になるわけでは無いものの、実用上効きが充分体感できるレベルです。
音質も素晴らしいの一言
音はノイズキャンセリングのおかげもあって集中して聴けます。また当然音自体も広がりを感じます。
イコライザーで調整をせずにデフォルト状態で聴いているのですが、低音重視で派手目な音が聴けます。
全体的に低音も高音も抜けが良くクリア。
クラシック音楽も聴いてみましたが、低域/高域ともに充分な迫力で聴き応えがありますね。
ボーカル曲も声の通りが良くクリアに聞こえています。LDAC対応でHi-Resの音楽を聴くとより重厚感は増す印象です。
もちろんイコライザーで調整ができるので、自分好みに変えられるのも良いところ。
アプリの使い勝手がいい
アプリ”1MORE MUSIC”はiOS/Android版があり、SonoFlowが既にペアリングされていると、インストール後は自動認識してすぐに使えるようになります。
バッテリー残の確認、ノイズリダクションやLDACのオンオフ、ファームウェアアップデート等が可能で、更にイコライザーの調整もアプリからできます。こうした細かな設定はアプリなしでは成し得ないわけで、自分好みのヘッドホンにいくらでも調整できるのは大きなメリットです。
1MOREのイヤホン等もこのアプリで全て設定できるので、慣れてしまうとワイヤレスイヤホンも1MOREで揃えてしまいたくなるほど使い勝手は良い。上の一番右は1MOREお得意の「落ち着くサウンド」で、雨音等の環境音が流れるので寝る前やリラックスしたい際に聞くと良いです。
バッテリー持ちが半端ない
普通ワイヤレスイヤホンとかは6時間も持てばかなり良い方なのですが、このSonoFlowは公称70時間と一桁多い。(70時間はANCオフの場合)
実際毎日仕事中にこのSonoFlowヘッドホンを着けて、3-4時間は使うのですが、アプリで見ても5%ぐらいしか減らない。私のような使い方だと10日連続で使っても半分程度という事になり、バッテリー持ちは半端なく良いです。
総括
スペック的に70時間再生、LDAC/Hi-Res対応、有線と無線の両対応で1万円前半と贅沢に盛り込んだ1MORE SonoFlowですが、盛り込んで破綻することなく、全てが高い位置でバランスが取れていると体感できる製品です。
音は誰が聴いても良い音だと感じるぐらい迫力と広がりのあるのを体感できると思いますし、音質自体もアプリで調整できるなど自分好みに仕上げられます。
これでロングバッテリーライフ、折り畳んでコンパクトに持ち運べるなど利便性にも優れていて欠点が少ないヘッドホンです。
価格
この1MORE SonoFlowヘッドホンは定価13,990円でAmazonと楽天市場で発売中です。
ただし発売記念として、Amazon/楽天市場共に販売ページに3000円オフのクーポンがあります。
クーポン適用後は10,990円です。
期間:9月15日(木)~10月18日(火)
対象店舗:1MORE公式ストア@Amazon、