8.4インチでそこそこパワフルで1万3000円!!「ALLDOCUBE iPlay50 mini」自腹レビュー -お値段、大きさ、スペック、全てで「こういうので良いんだよ」を実現してくれたタブレット

ALLDOCUBEから発売されている、MediaTek Helio G99搭載の10.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay50 mini」を自腹購入してみました。

なかなかこのサイズで1万円台ぐらいのそこそこ使えるタブレットというのが無かったのですが、iPlay50 miniはそうした「こんなの欲しかったんや」というのを具現化した丁度良いタブレットです。

ALLDOCUBE iPlay50 mini

ALLDOCUBEでは既にiPlay50 Pro、iPlay50 、iPlay50Sと発売されていますが、iPlay50 miniはその中で最小となる8.4インチです。ただこの8インチサイズはiPad mini等が開拓したサイズで非常に使いやすい。
しかも90-100ドル程度で1.4万円程度の低価格さが魅力。

8.4インチディスプレイは解像度はWUXGAの1920×1200で、このサイズと価格だとHD+あたりを採用するタブレットが多いですが、iPlay50 miniはフルHD以上の解像度で高精細で妥協無し。

SoC(CPU)はUNISOC T606 8コア 1.6 GHz。このUNISOC T606は、AnTuTu v9ベンチマークスコアがだいたい20万点超で、100ドル未満という価格を考えればAnTuTu 20万点なら充分な性能です。

メモリとストレージは4GB+64GB。仮想RAM として8GBあり、最大12GB。
microSDカードは512GBまでサポートします。

WiFiは5GHz/2.4GHz帯をサポートしているので11acにも対応。

nano SIMカードも使え、2G/3G/4Gのモバイルネットワークもサポート。4G LTE周波数帯は日本ではSoftBank系のB8プラチナバンド対応。ドコモもB1/B3が使えるので首都圏では電波は掴みやすいと思います。

2G GSM: B2/3/5/8,
3G WCDMA: B1/2/5/8,
4G FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41

ALLDOCUBE iPlay 50 mini

主要スペック

製品名 ALLDOCUBE iPlay50 mini
ディスプレイ 8.4インチ 1920×1200 WUXGA IPS
CPU UNISOC T606 8コア 1.6 GHz
メモリ 4GB + 仮想8GB
ストレージ容量 64GB
microSD(最大512GB)
OS Android 13
カメラ フロント: 13MP
バック : 8MP
ネットワーク IEEE 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth V5.02G GSM: B2/3/5/8,
3G WCDMA: B1/2/5/8,
4G  FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41
インターフェース USB Type-C
microSD
nano SIMx2
バッテリー/急速充電 4000mAh / 10W
重量 292g
サイズ 202.7x126x7.5mm
その他 3.5mmイヤホンジャック
GPS/Beidou/Galileo/Glonass
Widevine L1対応

同梱品

同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器。充電器は日本のコンセント形状にも合うタイプです。

充電器は10W(5V-2A)なので、ごくごく普通の充電器。

マニュアルには一応日本語もあります。この程度の内容なら要らないレベルではありますが、無いよりはマシですね。

ディスプレイは発色よく綺麗

8.4インチ 1920×1200でWUXGAの高解像度のIPSディスプレイなので、必要充分な美しさ。
IPSディスプレイで視野角に優れています。普通に使う分には充分綺麗です。

ただ普段私はLegion Tab Y700というAMOLEDディスプレイ搭載機を使っていたのですが、さすがにAMOLEDディスプレイからの乗り換えだと輝度不足を感じます。それでも実用的には十分ですけどね。

8.4インチは電子書籍リーダーとして最適

片手サイズの8.4インチタブレットだからこそ、電子書籍リーダーとして最適。
10インチ超のように見開き2ページは無理ですが、292gと軽く、片手で持てるというのは10インチクラスにはな井最大のメリット。単ページでも軽快に読めるのです。

当然ながら漫画リーダーとしても抜群です。

その他外観

縦持ちにした際の下部側面にはスピーカー、上部にUSB Type-C端子、そして左側角にイヤホンジャックという配置。
イヤホンジャックがあるのはやはり便利です。
左側にはSIM/microSDカードトレイがあります。右側に電源+ボリュームボタンです。

スピーカーはシングルです。1万円前半という価格の為、このあたりは割り切りでしょうね。

背面はシルバーでマットな素材。指紋が目立たないのが凄く良い。13MPのカメラもあります。

アプリ/日本語

初期設定時から日本語選択が可能です。

アプリもGoogle純正アプリ以外は全く入っていないプレーンな状態です。YouTubeのアイコン(ホーム左下)とか、若干見栄えが変わっていて「ん?」と思う所はありますが、慣れればOK。設定画面もALLDOCUBEでいじっているのか文字でかめです。

PCと接続したりBluetoothで他製品と繋ぐと「KidsPad Pro」と表示されるので、子供向けタブレットのOEMなのかもしれません。その為、メニューが大きい文字になっていたり色使いがポップになっているのかも知れませんね。

ベンチマーク結果

搭載されているUNISOC T606プロセッサの実力ベンチマークで試してみました。

AnTuTu Ver10ベンチマークのスコアは241,854と約24万点でした。

T606は他製品では概ね21万点程度のスコアが多いのですが、これはAnTuTu v9の結果のため。v9ならほぼ同じぐらいの結果でしょう。

実際の動作も基本的には快適。動画/ネット閲覧は余裕でサクサク。ゲームはウマ娘プリティーダービーもちゃんと動作します。僅かにかくつきますがイライラするほどではなく、これぐらいなら大丈夫と言う程度。

反応速度はこんな感じで、他のT606機で引っかかるような感じが薄く、それがほんの僅かの為、基本的には問題無いレベル。

動画はHD画質に対応しているか?

タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。

タブレットではNetflixやAmazon Prime VideoでSD画質以上であるHD高画質が選べないなんてことがあります。
ALLDOCUBE iPlay50 miniはWidevine L1対応を謳っていますが、どうでしょうか?

上はnetflixの再生仕様を確認した所ですが、著作権保護レベルのWidevineはL3でSD画質でした。
ALLDOCUBE iPlay50 miniとしてはL1ですが、Netflixには対応していないという事でしょう。
*コメントでお知らせ頂きました。L1として対応していてもnetflixが認めた機種(認定)のみがHD画質再生出来るとのこと。

8.4インチですしアニメとか見ている限りは粗さは感じませんし、映画/ドラマでもそれほど雑には見えませんが、気にする方にとっては残念な仕様ですね。

ただALLDOCUBE iPlay50シリーズは2023版が出始めて、その2023版ではNetflixロゴまでついてL1対応と謳っているので、もしかしたらこのALLDOCUBE iPlay50 miniもアップデートで修正されるかもしれませんね。(私が購入してからアプデは3-4回入ってて、それでもL1対応にはなっていませんが、修正が頻繁というのはALLDOCUBEのサポート対応の良さを期待できますし)

僅かな難点

縦横画面の切り替えが今ひとつです。AndroidOS状態ではちゃんと横画面にすれば横画面配置になりますが、YouTubeやネトフリ、DAZN等のアプリでは、強制で縦画面になる事もある。アプリによってまちまちですが、例えばYouTubeは横持ちにしていると再生すると横画面、でも戻って動画一覧みると縦となるので使い勝手が悪い。

DAZNは再生中に全画面にすると横画面になるはずですが、勝手に縦画面に戻る。車載タブレットとして使っていますが、せっかくの8.4インチが5.5インチぐらいになってしまいあまり意味を成していません。

そこで、横画面に固定できる「画面回転制御」というアプリを導入しています。このアプリは任意の方向に画面固定ができるので、固定した状態からアプリ起動でほぼ解決しています。

まとめ

8インチ程度のタブレットというと、いままではバカ高いiPad mini、それか激安だけど性能も今三つぐらいなFireHD8あたりなどその中間がラインナップとして乏しかった。そこに現れたのがALLDOCUBE iPlay50 mini。

価格的にも1万円強、性能もAnTuTu v10ベンチマークのスコアも24万点程度(AnTuTu v9なら21万点ほどと思われる)とそこそこ高く、負荷の高いゲームをしなければ基本的にはサクサク。

YouTube等の縦横回転不備の件はアプリで解決できるので、NetflixでWidevine L3である点ぐらいが難点で、大きな難点はそれぐらい。輝度もAMOLEDディスプレイと比べれば「お値段なり」の差は感じますが、1万3000円程度の価格という事を考えれば全然気にならなくなる。

低価格な8.4インチクラスのタブレットが欲しかった方にとって「これこれ、こういうの欲しかったのよ。これでいいのよ」を実現しているタブレットと言えます。ALLDOCUBE iPlay50 miniはそういう絶妙なラインを突いた製品で爆発的に売れていますが、ここ2週間ずっと使っていてそうした期待に応えられる製品になっていると思います。8インチクラスのタブレットでは間違いなくオススメです。

価格

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