ALLDOCUBEから発売されている8.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro」を2週間使ってみました。
ALLDOCUBEには、8インチタブレットブームを作ったiPlay50 mini Pro/iPlay50 mini Pro NFEがありますが、iPlay60シリーズとして刷新されたモデルとなっています。
特徴とスペック
ALLDOCUBE iPlay60 mini Proは、8.4インチという使いやすい画面サイズ且つ310gと軽量なタブレット。
先代のiPlay 50 mini Proから全体的にリファインされ、欠点をなくしたモデルというイメージです。
画面サイズや解像度、サイズもほぼ変わらず、いまではライバルも出現し難点となってしまったスピーカーは遂にステレオになりましたし、バッテリー容量も6050mAhと、iPlay50 mini Pro NFEの5000mAhから、1050mAhも増量れされました。
搭載されるSoC(CPU)はMediaTek Helio G99で、AnTuTu 40万点超のミドルクラス性能。
メモリは8GBと必要十分で、更に仮想RAMで+8GBが使え、最大16GB。
ストレージは容量は128GBですが、UFS2.1と高速タイプで、microSDカード(最大512GB)も使えます。
更にSIM が使える為、SIMカードを入れれば外でもインターネット利用が可能です。
そして著作権保護レベルであるWidevine L1対応且つ、Netflixを含む動画サービスでHD画質(フルHD)をサポート。ネットフリックスだけでなく、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeで、高画質動画を楽しめます。
ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro | |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200 WUXGA IPS 標準輝度 : 350nits |
CPU | MediaTek Helio G99 オクタコア2.0GHz |
メモリ | 8GB + 仮想8GB |
ストレージ容量 | 128GB UFS2.1 microSD(最大512GB) |
OS | ALLDOCUBE OS 3.0 (Android 14) |
カメラ | フロント: 5MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.22G GSM:B2/3/5/8 3G WCDMA:B1/2/5/8 4G FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 TDD:B38/39/40/41 |
インターフェース | USB Type-C microSD nano SIMx2 |
バッテリー/急速充電 | 6050mAh / 18W |
重量 | 310g |
サイズ | 202.7x126x7.9mm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック デュアルスピーカー GPS/Beidou/Galileo/Glonass Widevine L1対応 :Netflix/Disney+/AmazonPrime/hulu |
*ALLDOCUBE様よりお借りしてのレビューです。
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
マニュアルは多言語で、以下だけと簡素なもの。
iPlay60 mini Pro自体は、18Wの急速充電に対応していますが、充電器は10Wの一般的なものです。急速充電がしたければ別途18W以上の充電器を購入する必要があります。このあたりはちょっともったいない。
ディスプレイと外観
ALLDOCUBE iPlay60 mini Proには8.4インチディスプレイが搭載されています。
解像度はWUXGAで、普通に綺麗。
縦持ちした際に右側に電源/ボリュームボタンがあります。
このiPlay60 mini proはやや変則で、縦持ちして上部にUSB Type-C端子があります。またこの上下端にスピーカーがあり、横持ちした際に左右から音が出るという自然な配置となっています。
側面には、SIMカード/microSDカードスロットがあります。
背面は指紋が目立たない加工がされているグレーパネル。iPlay50 miniシリーズからなんら変わっていないので、以前のシリーズを持っていると新鮮味がありませんが、傷/汚れが目立たないデザインは好感が持てます。
アプリケーション
プリインストールアプリは、基本的にはプレーンなAndroidOSのアプリのみです。
最近は余計なアプリが入っていることも少ないですね。
ALLDOCUBE OS3.0
このiPlay60 mini Proでは、Android14ベースのALLDOCUBE OS3.0となっています。
これ、非常に良くなっています。以前のはフォントも大きく「調整されてないなぁ」という感じがしましたが、今回の3.0でとても見やすくなりしっかりとした日本語になり、完成された感があります。
メモリ拡張
搭載メモリは8GBですが、更に+8GBのメモリ拡張が使えます。
【設定】→【タブレット情報】→【RAM】からメモリ拡張量を調整できます。
ベンチマーク結果
搭載されているMediaTek Helio G99 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
Helio G99はいまでは様々なタブレットに使われる比較的パワフルなプロセッサですが、AnTuTu v10でのベンチマークスコアは40万点ちょいです。
このスコアは、スマホではよく採用されているSnapdragon695あたりと同等性能で、概ねミドルクラスの性能です。
実際動作は基本的には快適で、この8.4インチタブレットが使われる用途としてメインとなる、動画/ネット閲覧、電子書籍リーダーといったアプリは当然余裕でサクサク。ゲームもウマ娘プリティーダービーぐらいはストレスなくちゃんと動作します。ただ原神とかはちょっとキツかったです。
Netflixについて
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
ALLDOCUBE iPlay60は著作権保護レベルであるWidevineは最上位のL1に対応しています。
そしてNetflixを含む、Disney+/AmazonPrime/hulu/YouTubeでHD画質のフルHD映像が楽しめます。
WidevineはL1を謳っていても、Netflix等で認証を受けないとL1の画質にはなりません。
ですが、iPlay60はNetflixで以下再生仕様を確認すると、ちゃんとL1になっています。
実際HD画質(フルHD)解像度でみると、やはり綺麗です。
特に差が出やすい実写映画では、細部まで綺麗に再生されています。8.4インチタブレットなので、そこまで美麗さは求められない面もありますが、それでも綺麗な画像が再生できるなら、言う事はないですね。
ステレオスピーカーの恩恵もあり、以前のiPlay50シリーズのように片側からしか音が出ないという貧相さはなく、かなり迫力は増しました。
まとめ
ALLDOCUBE iPlay60 mini Proを2週間ほど使いましたが、ALLDOCUBE iPlay50 mini Proより、明らかにステレオスピーカーの恩恵はデカイと感じます。素晴らしい音とまでは行きませんが、やはりモノラルで映画などは厳しい。
またバッテリーも6050mAhと20%ぐらい増量されているため、持ちも良くて安心感があります。
その他デザイン等はほぼ変わらずで、iPlay50 mini Proから大きな進化とまではいきませんが、それでも相変わらずMediaTek Helio G99プロセッサは2万円強のタブレットに搭載されるプロセッサとしては強力で、重いゲーム以外は常にサクサクとした動作ができるので、これさえ載せていれば誰もがあまり不満無く使えるレベル。
懸念があるとすれば、4Gの周波数帯で、こちらはプラチナバンド対応に限るとソフトバンクのB8のみ対応。
できればdococmoのB19,そしてB18のauの対応もして欲しかったところ。
それ以外は、小型タブレットに求められるものはほぼ入っているし、8インチタブレットは何がいいか?と聞かれれば、まずオススメできるのはALLDOCUBE iPlay60 mini Proと言えます。
価格
ALLDOCUBE iPlay60 mini Proは、楽天/Amazonの公式ストアにて発売中。
価格は28,990円です。
但しAmazonでは6000円の割引クーポンが販売ページにあります。
また以下クーポンで更に5%オフです。
5%オフクーポン: 60minipro
*有効期限: 2024年6月28日~6月30日まで
最終の値引き後価格は21,549円です。
楽天ではポイント還元がありますが、定期的にクーポンも発行されるので、その金額次第ではAmazonと同価格ぐらいにはなるでしょう。
関連リンク
・公式サイト : ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro