ALLDOCUBEから発売となった、子供向け8.4インチ Androidタブレット「ALLDOCUBE KIZPAD PRO」を2週間使ってみました。
ブルーのカバーの中に8.4インチタブレットが組み込まれたものですが、意外といったら失礼ですが、子供だけでなく大人でもこの可変するスタイルがとても使いやすいタブレットでした。
*ALLDOCUBE様よりお借りしてのレビューです。
特徴とスペック
ALLDOCUBE KIZPAD PROは、8.4インチと小型のタブレットです。
KIZPAD Proに入っているタブレットは、ほぼALLDOCUBE iPlay50 miniで、スペック上も全く同じです。
このiplay50 miniの外側に、シリコン製のブルーのカバーを着け、アプリにも子供向けのものをインストールしたモデルです。
ただ中身はiPlay50 miniの為、非常に良く出来ています。子供向けだと、スペックをかなり割り切ってしょぼめのものとなっていることがしばしばありますが、iPlay50 miniと同じKIZPAD Proでは、解像度は1920×1200と高解像度ですし、SoC(CPU)はUNISOC T606プロセッサでエントリーレベルですが、その中でも上位にはあるプロセッサです。
メモリは4GBと最低限レベルで、ストレージは容量は64GBですが、microSDも使えます。
更にSIM が使える為、SIMカードを入れれば外でもインターネット利用が可能です。
ALLDOCUBE Kids Pad Pro | |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200 WUXGA IPS |
CPU | UNISOC T606 8コア 1.6 GHz |
メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64GB microSD(最大512GB) |
OS | Android 13 |
カメラ | フロント: 8MP バック : 13MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.02G GSM: B2/3/5/8, 3G WCDMA: B1/2/5/8, 4G FDD: B1/2/3/5/7/8/20/28AB, TDD: B38/40/41 |
インターフェース | USB Type-C microSD(最大1TB) nano SIMx2 |
バッテリー/急速充電 | 4000mAh / 10W |
重量 | 292g |
サイズ | 202.7x126x7.5mm |
その他 | 3.5mmイヤホンジャック GPS/Beidou/Galileo/Glonass |
同梱品
同梱物はマニュアルと動物カード、ストラップ、USB Type-Cケーブル、充電器、SIMトレイ取り出しピンがあります。
ちなみに写真には写っていませんが電源ボタン側に、タッチペンも内蔵されています。
動物カードは英語の勉強ですね。一枚ずつ切れるようになっています。
マニュアルは多言語で、以下だけと簡素なもの。
子供にも大人にも使い勝手がいいケース
中身は8.4インチタブレットなのですが、こうしてケースにはめ込まれていると10インチぐらいのサイズ感があります。
KIZPAD Proの8.4インチディスプレイはWUXGA解像度で、普通に綺麗。
このようにL字に折れ曲がるので、非常にグリップしやすく、片手で持っても落下しない仕組みは素晴らしい。カバーが柔らかくてソフトだし子供が持っても8.4インチだから軽い。そして落としづらい構造はほんとよく考えられています。
このL字機構を使って、KIZPAD Proをスタンドのように立たせることができます。これで両手フリーで動画視聴も可能。
更にケース端には付属のストラップも着けられます。子供に使わせることも考えてここまでやれば、ダイレクトな画面をぶつけさえしなければ、ほぼ壊れる事は無さそうです。ちなみにこのケース自体は取り外せないようになっています。
子供用とバカにできないのは、凄く持ちやすくてしっくりくる点。漫画も読みやすい。
旅行に行った際に持っていったのですが、娘はもうこのタブレットが軽快で手放せず。
電車移動中もずっと見ていました。このように置いても少し角度が付けられるのも良い所。
アプリケーション
プリインストールアプリは、基本的にはプレーンなAndroidOSのアプリのみです。
但し、ゲームや勉強系など、子供向けアプリが追加されています。
子供向けアプリも日本語ローカライズされており、小さいお子さんでも遊べます。
例えば、ペンが無くても手書きで書けるお絵描きソフトがインストールされています。旅先とか食事中とか、時間つぶしでお子さんが遊べるのは良いところ。
ベンチマーク結果
KIZPAD Proに搭載されているUNISOC T606 SoC(CPU)の実力ベンチマークで試してみました。
T606は、様々なタブレットに使われる比較的ローエンド系プロセッサですが、その中でも比較的上位に位置するプロセッサです。
そのUNISOC T606のAnTuTu Ver10 Liteベンチマークスコアは24万点でした。
*AnTuTuでもALLDOCUBE iPlay50 miniと表示されていますね
RAM が4GBしかない為、T606のスコアとしてもやや低め。
とは言っても、24万点というスコアは悪くなく、基本的には快適で、その他YouTubeやネットフリックスといった動画を見ていくのにカクついたりはしないし、ネット閲覧もサクサクです。
ゲームに関してはライトなものであれば、ストレスなく使えます。
Netflixについて
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴がメインというケースも多いでしょう。
ALLDOCUBE KIZPAD Proは著作権保護レベルの言及が販売ページや公式サイトではありません。
ただKIZPAD Proの元となっているALLDOCUBE iPlay50 miniはWidevine L1対応なので、YouTube等では問題無くフルHD再生が可能。
但し認証が必要なNetflixではL3=SD画質となってしまいます。
実際に、NetflixでL3(SD画質)で見てみましたが、「気になるほど粗い」という事はないです。
8.4インチと小型タブレットですし、言われなければSD画質だと気付かないレベル。
ちょっと難点
1点だけ難点もあります。
それは、電源/ボリュームボタンが押しづらい点。ケースに対して奥まった所に電源とボリュームボタンがある。その上、KIZPAD Proのボタンは結構薄く、ノールックで押そうとすると「どこだ?」となる事もしばしば。
これはケースの形状を考えれば仕方ない所ではありますが、ケースのツライチぐらいでボタンが押せる工夫があれば、尚良かったです。
まとめ
ALLDOCUBE KIZPAD Proを2週間ぐらい使ったのですが、ケースがなにより秀逸で我が家ではリビングメインタブレットになっています。
自立もできて、グリップにもなって、更に雑に扱っても大丈夫なタブレットって、子供用とか抜きにしても抜群に便利。
そんな当たり前のことに気付かされました。
タブレットとしてもUNISOC T606プロセッサは普通にサクサク。ネットみたり動画見るといったこのKIZPAD Proの主用途は余裕でこなします。NetflixがSD画質になるのはちょっとマイナスですが、8.4インチならほとんど気にならないレベル。(気にする方もいるでしょうが、それであれば選択肢は他にもあるのでそちらを選びましょう)
子供用の見た目が大人にとってはマイナスかもしれません。ALLDOCUBE iPlay50 miniに使いやすいケース着ければいいやんと思いがちですが、こんなに投げても落としても平気なケースはなかなかないんですよね。しかも形や色を気にしなければこんなにも使いやすいものはない。と言う事で我が家は”気にしない”ことにしました。
子供用と侮ってはいけません。
価格
ALLDOCUBE KIZPAD Proは、楽天/Amazonの公式ストアにて発売中。
Amazonでは18,500円です。
|