スピーカー/イヤホンを発売するオーディオブランドの1Moreから発売された完全ワイヤレスイヤホン「1More SleepBuds Z30」を使って見ました。
少し暑くなってきたこの時期、私は眠りが浅いタイプで寝付きも悪いのですが、私みたいな方にはお助けアイテムと言っても良い「寝ホン」と呼ばれる分野のイヤホンで、睡眠導入をヘルプしてくれる完全ワイヤレスイヤホンです。
主な特徴
1Moreでは、既にComfoBuds Zという寝ホン対応完全ワイヤレスイヤホンを発売していましたが、SleepBuds Z30は、更に薄くなったのが特徴です。
片耳はわずか2.7gと超軽量で、軽いだけで無く着けながら寝ても、寝返りをうっても耳が痛くなら無い形状をしています。
しかも24dBのパッシブノイズキャンセリング技術を採用しているので、周りがうるさい環境でもシャットアウトし、静寂な環境にすることができます。
SleepBuds Z30は、アプリにより、ヒーリングサウンドモードと呼ばれる水滴音、雨音、川の流れなどの心地よい環境音を聞きながら寝る事で睡眠導入を助けてくれます。このモードはイヤホン単体で8時間、ケース併用で32時間利用可能。
つまり、睡眠時間を8時間とすると、一昼夜使えるという事です。また一定時間でオフとなるタイマーも設定可能。
通常のイヤホンとして使うと6時間+ケースでトータル24時間となっています。
但し寝ホンとして特化する為に、一般的なワイヤレスイヤホンと違い、イヤホンを省いている為通話機能はありません。
*1More様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱品はマニュアル、USB Type-Cケーブル、イヤホンケース、イヤーピースS/M/L、キャリングケース(巾着袋)となっています。
マニュアルは多言語で日本語もあります。図解入りで分かりやすく書かれていますし、ペアリング方法や使い方とかもしっかり書かれているのは好印象。
ケースは4-5cmほどの一般的なケース形状。
材質もホワイトのつや消しで高級感があります。再ペアリング用のボタンもケース真ん中にあります。
イヤホン自体も非常に小さいく、2.7gは実際手に持ってみると相当軽く、さすがは着けて寝ても違和感が無い寝ホンと言われるだけあります。
ケースにはLEDが一つあり、充電等のステータスを示してくれます。
ケース背面にはUSB Type-Cの充電端子。
底部はフラットでケースが立つように出来ています。技適マークも当然ありますね。
アプリと睡眠導入
アプリがなくてもワイヤレスイヤホンとして使えますが、寝ホンとして使うなら「1More Music」というアプリをインストールする必要があります。
アプリインストールして、イヤホンとスマホをBluetooth接続すると使えるようになります。
リスニングモードには「音楽」と「落ち着く」があり、落ち着くを選ぶと音がマイルドになります。
また寝ホンモードとしては「ヒーリングサウンド」を選択すると、睡眠導入音を聞けるようになります。
ヒーリングサウンドは30種類あり、Summer Rainや、Spring Waterなど、環境音が設定できます。
使用感
まず装着感。これは片耳2.7g本当に小さく軽く、ボディもペラペラで薄いんですよ。
この軽さもあって、当然耳への圧迫感なんてものはなく、ソフトな着け心地。これは一度着けてみると驚くと思います。
着けていることは意識としてありますが、耳に軽ーく張り付いているような印象ですね。
寝ている時に横になって枕に耳が押しつけられていても、違和感がないようになっています。
一度の睡眠でもタイマーで30分とか指定出来るため、着けながら寝るが”目的”となる面白い発想のイヤホンですが、「寝ホン」とは良く言ったモノで、寝落ちする為に作られただけあって、気持ちが高ぶっている時でも気持ちよく睡眠導入できちゃいます。
24dBのパッシブノイズキャンセリング機能もある為、横でいびきをかく人がいても、雑音が軽減されるので、耳栓代わりとしても良いですね。(私は以前、入院したことがあるのですが、その時こんなイヤホンがあれば・・・とつくづく思います)
音としては可も無く不可も無くで、これは良い意味で普通にイヤホンとしても使えます。
まとめ
基本的に「寝ホン」、でもイヤホンとしても普通に使える。1More SleepBuds Z30はそんなイヤホン。
周りの音が気になって眠れない、気持ちを落ち着かせてもまた何か思い出して寝れない、そんなときありませんか?
私は結構神経質でこのようなことが、しばしばあって睡眠不足になったりするのですが、この寝ホン使ってから、睡眠導入が早くなったと体感しています。
寝ることに特化しているから、通話はできないし、強力なアクティブノイキャンがあるわけでもない。
しかし寝ホンとして必要な機能を研ぎ澄ましている感は強く、それは正解だと使っていて感じる事ができる。
かなり尖ったイヤホンですが、だからこそ刺さる人にはざっくり刺さるはずです。
