Zepp Healthから発売されたスマートウォッチ「Amazfit Active2 Square」を使う機会を頂きましたので、レビューしていきます。
スマートウォッチはただのガジェットだけでなく、ファッションの一部とも言えます。
そんなとき、このAmazfit Active2 Squareのようなシンプルなスクエアデザインは、どんなTPOにも自然に馴染みます。
デザインだけでなく、GPSの精度、画面の見やすさ、操作性などのスマートウォッチの核となる部分をしっかりと抑えた比較的リーズナブルなスマートウォッチとなっています。
1.75インチのAMOLEDディスプレイは、390×450と高解像度で、しかも最大輝度2000nitsと以前のAmazfit GTR miniの2倍です。
通常使用で10日間のバッテリーライフがあり、GPS連続使用で21時間と余裕があります。GPSはお得意の円偏波GPSアンテナ/5衛星測位で正確で、オフラインマップもサポートしています。
項目 | スペック詳細 |
デザイン |
カラー: ブラックレザー サイズ: 約43.32×36.9×9.0mm (心拍数ベース除く) 重量: 約42g (バンド込み) / 約31.4g (バンドなし) 本体素材: ステンレススチール、繊維強化樹脂 防水性能: 5ATM
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ディスプレイ |
種類: HD AMOLED サイズ: 1.75インチ
解像度: 390×450 PPI: 341 サファイアガラス 最大輝度 : 2000nits |
バッテリー |
容量: 260mAh 充電方法: マグネット充電
連続使用時間: 通常使用で最長10日間 GPS:連続使用 : 21時間 |
センサー |
ヘルス: BioTracker™ PPG 運動: 加速度、ジャイロ、温度、環境光、地磁気、気圧高度
測位: 5つの衛星測位システム (GPS, GLONASS, Galileo, BDS, QZSS) |
接続性 |
Bluetooth 5.2 BLE
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OS | Zepp OS 5 |
健康機能 |
24時間モニタリング (心拍数、血中酸素、ストレス) 睡眠モニタリング、PAI健康評価システム、月経周期トラッキングなど
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スポーツ機能 |
160種類以上 バーチャルペーサー、Zepp Coach™、トレーニングテンプレートなど
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その他 |
マイク・スピーカー内蔵 通話機能 (送受信) 音楽ストレージ機能 オフラインマップ 日本語でのオフライン音声アシスタントは非対応
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*Zepp Health様よりお借りいたしました。
同梱物と外観
付属品は本体と、赤い換えバンド、マニュアル、充電台となっています。
充電器は従来はケーブル一体形でしたが、USB Type-C端子搭載の充電台で、ケーブルは非同梱。
昨今スマホの充電で充電器は誰もが持っている環境ですし、無くても問題無いでしょう。
シリコンバンドが別途付属するのは良いですね。レザー調はビジネス、シリコンバンドでプライベートみたいな使い方ができますし、使い分けすればより楽しそうです。
太陽光下でも見やすい2000nitsディスプレイ
ディスプレイは1.75インチで、2インチクラスもあるスクエア型スマートウォッチの世界の中では、やや小型ですが、女性でも使いやすいサイズです。
この高解像度のAMOLEDディスプレイで、ずば抜けて美しいディスプレイ。
最大輝度2000nitsはさすがに見やすく、太陽光にあてた環境でも、視認性は抜群に良いです。
輝度が足りないと、太陽光下ではほぼ見えなくてイライラする事もありますが、Amazfit Active2 Squareはそうした悩みとは無縁。
普段の生活ぐらいなら輝度が低くても場所を移したり手で影を作れば良いのですが、走ったりウォーキングといったワークアウトの際に、現状把握するのに「ちらっ」と見たいのです。その際に、都度「あーもう!」とイラつくことがないというのはとても重要なんですよね。
Amazfitのスマートウォッチは利便性にも重点が置かれている為、使っていて本当に良さが分かる。
AOD(常時表示)が見やすい
Amazfit Active2 Squareでは、AOD:Always On Display=常時表示が可能です。
もはや昨今のスマートウォッチでは、AOD:常時表示ができるのは当たり前になりつつありますが、amazfit Active2 Squareは見やすさ、情報量などにも優れています。AODモードでも暗くて見づらいスマートウォッチもある中、普通に腕時計として使えるレベルの輝度と情報量を示してくれます。
そもそもの輝度が高いので、AODモード以外と同様に太陽光下でも視認性が高いのも大きなメリット。
デメリットは最初に書いたようにバッテリー消費が高くなる点。
しかし細かい調整が可能で、時間でAODモードオンオフ設定をすれば、かなり消費を抑えられます。
例えばAODモードにするのは朝8時~夜22時として、夜間/早朝時間はAODをオフで問題無いという設定にしておく事も可能。
Amazfit Active2は通常使用で10日ですが、私の場合はAODを9時~18時に設定したら、5日間は使えています。
LINEなどのスマホ通知は音声AIで返信可能
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリやSMSの通知を受け取る事もできます。
また簡易な返信も可能で、デフォルトの返信だけでなく、事前にZeppアプリで設定しておけば、【スマート返信】というもので好きなメッセージも可能です。またAIアシスタントという返信もあり、AIがこの内容ならだいたいこんな返信だろうなというサジェスチョンをしてくれます。
例えば、「いまからラーメン食べ行こうよ」というLINEなら「行こう」「予定あります」みたいな返信テンプレートを提案されます。これにより、例えば運転中や手が離せないような状況でも、LINEの返信が概ね完結します。
GPSは高精細で運動トラッキングもバッチリ
下はちょっとしたウオーキングした際のデータですが、GPSで細かく軌跡が取れているのが分かります。
またAmazfitお得意のオフラインマップも利用可能です。
但しオフラインマップ=一般的なナビでは無いので、いわゆる「今から東京駅のバス亭まで案内して」という事は簡単にはできないです。
オフラインマップは過去の軌跡をルート案内するもので、一応Google Mapなどでルートを事前設定してデータ変換、インポートすれば過去ではないものも使う事が可能ですが、ちょっと手間。ただ山道等で他の人が通ったルートデータがあれば、それをインポートして使う事もできるので、用途によっては便利だと思います。
健康モニタリング
もちろん健康モニタリングもしっかりとしていて、心拍や歩数、血中酸素濃度、カロリー等のデータは取れます。
またActive2 Squareを着けたまま寝れば、睡眠データも取得してくれます。
電池の持ち
公式スペックでは通常使用で10日使用可能です。
私のテストでは、常に輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果です。この状態で1日で10%強程度減っていました。
また、AOD(Always On Display=常時画面表示)オンでは、上記使い方プラス、9時~18時だけのAODモードにしてだいたい4-5日間使えました。
AODモードで4-5日なら、平日の通勤日は常に時計がオンになっていると考えれば、結構実用的です。
個人的にはもう少しAODモードでの利用時間が延びてくれると良いなとは思いますが、サイズも比較的小さめのスマートウォッチと考えればとてもよく頑張っていると思います。
総括
Amazfit Active2 Squareを3週間ほど使わせて頂きました。
シンプルで洗練されたスクエアデザインは、ビジネスからプライベートまでどんなシーンにも自然に馴染みます。バンドが2本あるので、ビジネスシーンで変えられます。このちょっとした事だけど「週末は変えてみようかな」と行動したくなるので気分で変えたくなるのは良いですね。
機能面も非常に優れています。
1.75インチのAMOLEDディスプレイは最大輝度2000nitsと非常に明るく、日中の屋外でも抜群の視認性です。
特に屋外での視認性の高さを重視するなら、この輝度は大きな魅力になるはず。
通常使用で10日間のバッテリーライフも十分なレベル。
通話やLINE通知の確認、さらにAIアシスタントでの返信も可能で使い勝手も良い。
これらがお互いに関与しあって総じて「使っていて気持ちが良い」。
恐らく、Amazfitのスマートウォッチを使っている方なら分かると思いますが、キビキビとした動作、機能や使い勝手や細かく指定できる設定等が絶妙にバランスが取れて気持ちが良いんですよね。
価格は2万円程度ですが、もしスマートウォッチに迷ったら、Amazfit Active2 Squareを買うのをオススメします。
価格
Amazfit Active2 Squareの価格は、定価で¥23,900(税込)。
楽天やAmazonではもう少し安くなっています。また楽天市場ではポイント還元もキャンペーンで大きくなっている事もあるので、実質価格は2万円ぐらいになると思います。
関連リンク
公式サイト : Amazfit Active2 Square