スマートウォッチメーカーのZepp Health Corporationから発売されているスマートウォッチ「Amazfit Bip3 Pro review」を使ってみましたのでレビューしていきます。
Amazfit Bip 3 Proは、GPS搭載のスマートウォッチで、価格的には実売1万円強。
最大14日間の長期使用可能なバッテリー駆動時間があり、1.69インチのTFTディスプレイを搭載しています。
概ねスマートウォッチのライトユースの為価格は1万円ぐらいで、ただGPS精度はしっかりとしたものが欲しいという層に響く製品です。バッテリーライフが長いので、面倒さも少ないのが良いところです。
Amazfit Bip3 Pro | |
ディスプレイ | 1.69インチ 240×280 TFTディスプレイ |
バッテリー容量 | 280mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 14日間 |
GPS | 4衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき) |
防水 | 5気圧防水(5ATM/50m) |
機能 | 心拍数モニタリング、血中酸素レベル測定、睡眠モニタリング、ストレスモニタリング、60種類以上のスポーツモード、通知機能、音楽コントロール、アラームなど |
*Zepp Health様よりお借りいたしました。
同梱物チェック
付属品はマニュアル、充電ケーブル、本体ですね。
マニュアルは当然日本語です。詳しく書いてあるわけではないのですが、スマートウォッチアプリとペアリングまでいけばあとはアプリ側で使っていけば分かるようになっています。
使い勝手をチェック
ディスプレイは1.69インチで 解像度は240×280と高くはないです。
粗さみたいなものも多少感じられますのですが、これは慣れの面もあります。
スマートウォッチにどこまでの綺麗さを求めるか、価格との相談という事が多々ありますが、Bip3 Proはそこは多少犠牲にしても価格とロングバッテリーライフを目指した製品です。
操作系では右側面にはボタンが1つ。画面オフ時は画面表示ボタンとして、表示後はメニューに入るボタンとなっています。”戻る”は左から右へのスワイプです(一般的なスマートウォッチと同様)。
背面にはセンサーがあります。バンドカラーと本体裏までカラーが一緒なので統一感があって綺麗です。
ペアリングは簡単
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Zepp“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したら、プロフィールタブから「マイデバイス +追加」をタッチします。
あとは、ペアリングデバイスで「腕時計」をタッチすれば近くにあるAmazfit Bip3 Proを自動で検出してくるので、ペアリングの要求画面がでたら「ペアリング」をタッチすればOK。
設定も比較的多くLINEなどのスマホ通知も可能
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知とリマインダー」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、好きなアプリの通知を受け取る事もできます。
下はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。文字は読みやすい大きさですし、文字量も充分なボリュームです。240×280と昨今としては粗めのディスプレイですが、文字はとても綺麗で読みやすい。
ウオッチフェイスを気分で変えられる
ウオッチフェイスを変えられるのはスマートウォッチの良いところであり、楽しみの一つ。
プリセットもありますが、アプリから70種類以上のウオッチフェイスがダウンロードできます。
私のお気に入りは下のもで、シンプルながら時刻だけでなく、心拍数や歩数等も表示してくれるので見やすくて良いです。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータ、更にSpO2(血中濃度)も収集可能です。
ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
1万円強という低価格帯ではありますが、GPSも搭載されている為、正確なトラックができます。
電池の持ち: 公称2週間持ちは伊達じゃ無い
公式スペックでは通常使用で14日使用可能。
実用したところでは12日程度でした。公称値よりやや少なめですが、私のテストでは、常にLINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定しての結果なので、ここまで過酷でなければ2週間は持つかも知れません。
AMOLEDディスプレイではないので、常時表示ができないのはややマイナスですが、あくまでライトユース+GPSという使い方の本機なので、気に入らないなら上位機種が候補になってくるはずです。
総括
Amazfit Bip3 Proを1ヶ月程度使ってみました。
良い点をまとめると以下となります。
・1.69インチディスプレイはTFTだけど見やすい
・ヘルストラッキング/通知機能など必要な機能は揃っている
・GPS測位精度も高くて、正確なトラッキングが可能
・1万円程度の価格
・公称14日のバッテリーライフ
不満点は
・昨今の画面の綺麗さからすると若干解像度が低い
なぐらい。
ここはスマートウォッチに何を求めるのかで評価が変わる所。高解像度の大画面ディスプレイは当然バッテリーも食うので、駆動時間が下がる傾向にあります。もちろん双方併せ持つ性能があればそれがベストですが、1万円のスマートウォッチに”どっちが重要?”となると、Bip3 Proはバッテリーライフに重きを置いたという事。
GPSも搭載され正確なトラッキングが出来、あとは普通に通知やヘルストラックができればいいのよというのがBip3 Proを選んで正解な方でしょう。
価格
価格は、13,750円。
Amazfit公式ストアや、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、au Payマーケット、ヨドバシ.comで発売しています。
関連リンク
公式サイト : Amazfit Bip3 Pro