【実機レビュー】「Amazfit GTR」1ヶ月使って良かった点悪かった点まとめ~こんなにバッテリーが持つスマートウォッチは初めてだ

スマートウオッチ「Amazfit GTR」をGearbest様からご提供頂きましたのでレビューします。

Amazfit GTRの特徴

Amazfit GTRはXiaomiの協力会社であるHuami社製のスマートウオッチです。

ディスプレイは47mm版が1.39インチ(454×454)、42mm版が1.2インチ(390×390)と2つのサイズがあります。共にAMOLEDディスプレイでGorilla Glass3+AFコーティングがされています。

基本スペックは同じで、5ATM(50m)防水、24時間心拍数測定、単体GPSトラッキング、NFC、6軸加速度センサー、3軸地磁気センサー等を装備。

47mm版は410mAhのバッテリー容量があり、通常使用で24日、スタンバイで145日、GPSは40時間もの連続使用が可能です。42mm版は195mAhのバッテリー容量となり、通常使用12日、GPSは22時間と約半分になりますが、それでも充分な性能です。

開梱と本体周り

さっそく開梱していきます。今回使用しているのは47mm版。

同梱物は、充電器とマニュアル、Amazfit GTRの3つのみ。

マニュアルはしっかり日本語がある。

そしてマニュアルにまで技適表示。恐らく日本で売るつもりなんでしょうね。

外観。ブラウンレザーバンドがかなりかっこいい。150ドル程度のスマートウオッチとしては充分以上の質感です。

390×390のAMOLEDディスプレイは非常に美しい。解像度も高いので細かいところの粗さなども感じない。側面にはボタンが2つ。上側になるボタンは、ディスプレイOn/Off、下のボタンはフィットネス情報の表示です。基本的な操作は、スワイプとタッチでOK。背面には心拍数センサーと充電ポートがある。充電器はこのように覆い被さるように装着するので、枕元に置いて手が当たっただけで外れちゃうようなマグネット仕様のものとは大違い。ただごつい分持ち運びとかでかさばるというデメリットはありますが、そもそも充電頻度が2週間に1回でも充分なほどなので、これは問題無いでしょう。ちなみに裏側のバンドはラバーになっているので汗かいても大丈夫。充電中はこのような感じで時刻表示と充電量を示してくれます。

ペアリングは苦労した

ペアリングはなぜか苦労しました。Amazfit GTRを起動すると以下のように「アプリ開いてペアリングして」と表示されているので、ペアリングするスマホにアプリケーションをインストールします。

アプリは「Amazfit」でGoogle Play/App Storeで検索するとすぐ出てくる。あとはサインイン(Googleアカウントなどを使用可能)して、地域等、ウィザードに従っていけばOK。過去Amazfitを使っていた方は、そのアカウントとも紐付きます。ただどちらか一方なので、2つのスマートウオッチを交互に使い、データは一本化したいという要望はNGです。ここまでいって何故ペアリングに苦労したかというと、以下右の検索中のまま「Amazfit GTRが見つからない」旨の表示。Amazfit GTR側は「Open Amazfit APP to bind」の表示のまま。

いろいろ調べて見ると、アプリ側で見つからない旨の表示部をタップすると、再度Bluetooth接続をやり直すらしく、それで上手くいきました。再接続ボタンとかは表示されないので、普通に英語メッセージの文字列をタップするというややこしさ。まぁ私だけかもしれませんが、もし参考になれば幸いです。

それで無事にAmazfit GTRとペアリングできました。

アプリの使い心地

Amazfitアプリの使い心地は凄く良いです。日本語もほぼ完璧。アラームや着信のOn/Off、時計の検出、心拍数センサーのOn/Offなどなど細かい設定が可能。フェイスの変更もアプリから容易に行えます。

フィットネストラッカーとしてもしっかり データ取りしてくれるし、GPSと連動させればこのように地図上で軌跡も見ることが出来ます。

心拍数も常時トラックしてくれるので、走った時とか値が高めにスパイクしているのが分かるのが嬉しい。

使って分かった良い点

なんといっても電池の持ちが抜群です。8月に使い始め、その後8月中旬に伊豆大島旅行に持っていった際に満充電の100%にして持っていったのですが、9月3日の現在、まだバッテリー残は70%あります。当初3日間はハードに使いまくり、GPSもオンにしてましたが10%ぐらいしか減らず。その後はGPS OFFで2週間ぐらい普通に腕時計として使っていましたがそこから20%しか減っていない。

そのため、GPSをOnにしなければ本当に1ヶ月ぐらいは余裕なんじゃ無いかと思います。

あとディスプレイが美しい。最初は輝度がオート設定だったので若干暗めでしたが、手動で変えることにより、ぐっと明るさが増して見やすく鮮明になります。ただ室内ではやや明るすぎるぐらいで微調整が必要。これが屋外にでると丁度良いぐらいになります。有機ELディスプレイなので太陽光下は苦手なのですが、写真では多少暗めに見えますが充分視認性はとれています。

難点も

Amazfit GTRには難点もあります。まず時計側の表示が英語のままで日本語化されません。アプリ側が完璧な日本語だけにちょっともったいない。ただ英語自体は難しくないので困らないとは思います。

もう一つの難点は、表示が日本語だと文字化けするという点。LINEやメールなどもちゃんと通知してくれるのですが、英語と漢字は良いけどひらがな/カタカナが入ると「?」になってしまいます。

技適まで取って、日本語マニュアルも用意されているのですから、これらの問題はそのうちアップデート等で解決されるとは思いますが、現時点では通知/メニューが日本語化されないという点は注意が必要です。

まとめ

結論から言うと、日本語対応だけ惜しいのですが、あとはかなり理想的なスマートウオッチに近いと思う。

AMOLEDディスプレイは見やすくて綺麗だし、デザインもいいし150ドルほどの価格帯の腕時計とは思えないぐらい質感も高い。スマートフォン側のアプリは日本語がしっかりしていて機能面でも細かく設定できて使いやすい。
フィットネストラッカーとしても心拍数やGPSロガーとしても良く出来ています。

バッテリーの持ちは最高で、腕時計として通知だけOnにして使うなら2週間~1ヶ月はバッテリーが持つだろうし、GPS Onにしたままでも数日は行ける。ほんとあとは通知がしっかりと日本語フォントに対応してくれていたら、、、そこだけが非常に惜しいです。

50ドルアップぐらいの200ドルほどのHuawei Watch GTが直接的なライバルになると思いますが、日本語化の点を除けば、Amazfit GTRのほうが遙かにコスパが優れています。

価格

Gearbestでの価格は、47mm版が14.99ドル=16,349円で、42mm版が129.99ドル=14,169円です。(記事作成時点の価格)

配送は無料ですが、もう少し早く届くExpedited Shipping(3-7営業日配送)は472円です。輸入でこの送料は非常に安いのでお勧めです。

Amazfit GTR :  47mm版  /  42mm版

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