ASUSからゲーミングスマートフォン『ROG Phone』がCOMPUTEX 台北にて発表されました。
ちょうどCOMPUTEXにいく予定があったので、現地でROG Phone触ってきました。
ROG Phone実機インプレ
ROGとは、Republic Of Gamersの略で、ASUSのゲーミングブランド。そのROGから発売されたのがゲーミングスマートフォン「ROG Phone」です。
ゲーミングスマートフォンと言えばRAZER Phone、XiaomiのBlackShark、ZTEのRedMagicなどが既にありますが、この市場にASUSも参入する事になります。
スペックも当然のことながら高く、SoC(CPU)はSnapdragon845。但しカスタムされていて、通常のスナドラ845の2.8GHzが2.96GHzまでクロックアップされたものが使用されます。ASUSの話では、AnTuTuベンチマークでは30万点越えだそうで、私の持っている同じスナドラ845機のXperia XZ2でも26万点ですから、かなり凄い事が分かります。
クーリングシステムとして内部に液体放熱システム(いわゆるノートPCのヒートパイプのような仕組み)を取り入れたことになより、47%も放熱性を高められたとの事。また側面にもある拡張USBポートを利用して、独自のクーリングファン(AeroActive Cooler)をドッキングさせる事も可能。これを使用することで、更にCPU温度を6度下げることができ、ハイパフォーマンスを継続するゲームでも、CPU Powerを落とさずに長くゲームを楽しむ事が可能です。
クーリングファンだけでなく、この独自のドッキングポートを利用して、ドッキングステーション経由でPCライクに使うことも可能。
他にもゲームパッドを付けたり、3DS風の2画面のゲーム機にもなります。
ディスプレイはAMOLEDで6.0インチ。90Hz駆動で、SHARPの120Hz駆動には劣りますが、レスポンスが1msととてもスムーズです。HDRにも対応しています。
RAM は8GB、ストレージは128GB/256GB。カメラも背面はダブルレンズカメラで、12MP+8MP。これは同社のZenFone5と同じですね。カメラの右下にある菱形の部分が指紋認証リーダーです。
ドッキングして隠れたROGロゴが光らないのは残念・・・と思っていたら、クーリングファンのROGロゴが光るようになっているという凝りよう。
底面にはUSB Type-Cポートとイヤホンジャックもしっかりあります。
独自のUSBポート。
フロントの上下にはステレオスピーカーが配置されています。
重さは200gなのですが、意外と「重い」とは感じず、あとからスペック見て驚くぐらいでした。体感的には190gぐらいに感じました。
まとめ
5分ぐらい触った感じですが、正直「欲しい!」と思えるだけの質感とかっこよさが溢れています。背面のROGマークのLEDが光るだけでも「かっこええやん」とうっとりしてしまう。RedMagicやBlackSharkも同じように光るのでしょうが、ROG Phoneは惚れ惚れするほどじんわりと色が変わっていくので、人に見せたくなる。背面は左右非対称デザインで、画一的なスマホデザインに個性が欲しいと思っている人なら、かなり物欲心に響くと思います。
ゲーミングスマートフォンってよく考えたら実機触るのは初めてで、以前から「かっこいいデザインだな」と思っていても実際持ってみると更に印象度が大きく上がったイメージです。もっとこういう個性的なスマートフォンが増えて欲しいですね。
RedMagic/BlackSharkも魅力的ですが、ASUSなら日本市場にも投入してくれるんじゃないかという期待もできますし、そうじゃなくてもB19プラチナバンドに対応してくれる可能性もありそうです。