かつてゲーミングスマホ界を大いに盛り上げてくれた「Black Shark(ブラックシャーク)」ですが、ついにゲーミングスマホの歴史に幕を下ろすことになってしまいました…。

Black Sharkの公式Weibo(中国のSNS)で「2026年7月28日をもって、スマートフォンの公式アフターサービスと修理の受付を終了する」という情報が発信され、それをGizChinaが報じています。
保証期間内でも対応しないという発表なので、今後も修理不可という事です。
2年くらい前から新作無し
いきなりな感じもしますが、実はBlack Sharkのスマホ開発は2-3年ほど前からストップしていました。

記事では、Black Sharkは2022年にテンセントへの身売り話があったものの、残念ながら中国当局の許可が下りず破談になったとのこと。その後は大規模なリストラ、そしてスマホ開発チーム自体がなくなってしまっていたそう。
実質、2022年3月に出た「Black Shark 5」シリーズが、彼らの最後のフラッグシップモデルという事になりました。
Xiaomiも出資していたのですが、「POCO」や「Xiaomi」、「Redmi」といった自分達のシリーズに集中しているため、助け船を出すことはなかったようです。

ただ、冷却ファンやゲームパッドといった周辺機器については、2023年にブランド名と特許を買い取った別の会社が販売を続けています。なので、お店で「Black Shark」のロゴを見かけることは今後もあるかもしれませんが、新しいスマホが出ることはもうありません。最近ではタブレットも発売していますね。
ゲーミングスマホの存在意義が少なくなっている
このBlack Sharkのスマホ撤退は、そもそもゲーミングスマホというジャンル自体が存在意義として曖昧になりつつあるという事を意味しているでしょう。
最近の普通のハイエンドスマホ(Xiaomiもそうだし、GalaxyやiPhoneも)が優秀すぎて、ゲーミングスマホに搭載している冷却も処理速度も画面のリフレッシュレートも高くヌルヌルで「わざわざゲーミングスマホを買う必要が無い」となっているのが現状です。わざわざゲーム用に1台買うより、メイン機がゲームをヌルサクでプレイできればそれでいいわけです。

毎年コンスタントに新しいゲーミングスマホを出しているのは、今や「Red Magic」しかない。
Lenovoの「Legion」は今年4年ぶりに復活しましたが、ASUSはBlack Shark同様にROG Phoneは様子見となり、半ば撤退している。
つまりゲーミングスマホだから売れる時代じゃなくなっているんですよね。
ただBlack Sharkは、非常にコスパの良いゲーミングスマホブランドであっただけに、この終幕は残念ですね。