Blackviewから折り畳みスマホ「Blackview HERO10」が遂に発売に。Helio G99搭載でAnTuTu 41万点超の低価格折りたたみスマホとなるか

最近ではタブレットを多数発売していますが、元々はスマートフォンメーカーであるBlackviewが、以前から予告されていた6.9インチの折り畳みスマートフォン「Blackview HERO10」を遂に発売します。

SoC(CPU)にMediaTek Helio G99を搭載する事で、スマートフォンとしてはローエンド系のちょい上クラスなので、価格も恐らくは低価格であることが予想されます。

価格

既にAliExpressのBLACKVIEW Global Storeに登場しており、価格は999ドルとまだ正規価格ではありません。

但し発送は5月9日~17日まで、14日以内発送となっている為、かなり近々に発売される模様です。(ただこれもどこまで実情に沿ったものか分かりませんが)

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Blackview HERO10

デザイン

HERO10はGalaxy Z Flipシリーズのような、縦型折り畳みスマホ。
中華スマホという事でクオリティが心配ですが、Blackviewでは25万回の開閉テストをしてると謳っています。

上下2画面にYouTubeとSNSなどを表示させることも可能ですし、折り曲げておくことでカメラや動画撮影、TV電話的な使い方もやりやすくなります。

プロセッサとRAM/ストレージ

SoC(CPU)は前述の通り、MediaTek Helio G99 2.20GHz オクタコア。
AnTuTu v10ベンチマークスコアは、41.8万点と謳っています。このスコアは、XPERIA 10 Ⅳ/Ⅴ、OPPO Reno9 A等にも採用されているSnapdragon695あたりと同スコアで、ミドルロークラスの性能。最近ではHelio G99はタブレットによく搭載されています。
このスコアであれば、激重のゲーム以外であれば、基本的には快適なはずです。

メモリはLPDDR4X 12GBで、仮想RAMが+24GBも使え、トータルでは36GBまで最大利用可能。
まぁ物理RAM 12GBもあれば、ほぼ充分でしょうが36GBというのは凄いですね(ここまで使う事があるのかという気もしますが)

ストレージは256GB UFS2.2で、こちらも高速タイプではあります。

ディスプレイ

ディスプレイは縦長6.9インチの有機EL(OLED)ディスプレイを採用。
解像度は2560×1080と、かなり高い解像度です。

リフレッシュレートや輝度スペックが公開されていないので不明ですが、価格を考えると公開していない理由はそのあたりなのかもと想像してしまいます。

折り畳んだ際の背面には1.19インチ 360×360解像度のサブディスプレイがあります。

サブディスプレイには、時刻の他天気や音楽コントロールといった情報/操作系も表示可能です。ただプリセットされたものの中から選べるような感じなので、好きなものを表示させたり、この画面でなにかアプリを立ち上げるという事は難しそうです。

バッテリーと充電

バッテリーは4000mAhと最近のスマホとしては若干少なめな印象。
急速充電は45Wの高速充電が可能です。20分で0→48%までの急速充電ができると謳っています。

カメラ

背面カメラは2眼でメインは108MP、サブが8MPの120度超広角レンズとなっています。

折り曲げて安定したカメラや動画撮影をすることが可能で、折りたたみスマホはこうした使い方もできるのがメリットではありますね。

フロントカメラは32MP。

対応周波数

対応周波数帯域は、docomo/au/ソフトバンクの4G LTEプラチナバンドは全て対応。
Blackviewは日本で売る気満々な感じですね。ただ恐らくはおサイフケータイには非対応でしょう。

4G: LTE FDD 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
4G: LTE TDD 38/40/41
3G: WCDMA 1/2/4/5/8/BC0/BC1/BC10

その他とまとめ

スピーカーはステレオで、指紋認証も側面にある電源ボタンと兼用で対応しています。

価格がいくらになるかが、このHERO10の評価を左右すると思いますが、3万円台(250ドル)ぐらいなら良いですね。それ以下なら最高でしょう。

中華スマホメーカーではZTEのLibero Flipが既に日本でワイモバイルとの契約は必要ですが、39,800で発売していますし、同じnubia Flipは7万円台という価格を考えれば、HERO10が4-5万円でも安い部類には入るので過度な期待は行けませんが、期待はしてしまいますね。

縦型ではありますが、折りたたみスマホがコモディティ化していく狭間にいまいると思いますし、今年はいろいろとそうしたスマホが見れそうで、ユーザーとしては楽しみです。

主要スペック

Blackview HERO10
ディスプレイ 6.9インチ (2560×1080) FHD+
有機ELディスプレイ(OLED)
最大輝度 : 1300nits

アウトディスプレイ: 1.19インチ 390×390

SoC(CPU) MediaTek Helio G99-Ultra オクタコア2.2GHz
メモリ LPDDR4X 12GB
*仮想RAMで+24GB可能
ストレージ 256GB   UFS2.2
OS DokeOS 4.0 :Android 14
カメラ 背面
108MP
8MP (120度超広角)
前面
32MP(f/2.45)
バッテリー/充電 4000 mAh / 45W急速充電
WiFi/Bluetooth Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth ,NFC
SIMスロット nano SIMx2
microSD
対応周波数帯 4G: LTE FDD 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66
4G: LTE TDD 38/40/41
3G: WCDMA 1/2/4/5/8/BC0/BC1/BC10
2G: GSM 2/3/5/8
サイズ 168.99 x 75.47 x 8.08 mm
重さ 198g
カラー ブラック/パープル/ブルー
その他 ・USB Type-C
・指紋認証
・スピーカー :デュアル

関連リンク

公式サイト : Blackview公式

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