第10世代のCore i3 CPUを搭載したミニPC「CHUWI CoreBox Pro」をBanggood様からお借りできましたのでレビューしていきます。
12GB RAM/256GB NVMeSSD搭載とパワフルで、デザインもかっこいいミニPCです。
CoreBox Proの主な特徴
CoreBox ProはデスクトップPCに匹敵するパフォーマンスをもっていながらも、173mm x 158mm x73mmといわゆるミニPCとなります。写真の見た目一見でかそうですが、手のひらより少しでかいぐらいなのでかなりコンパクトです。
CPUは現行世代である第10世代=IceLake世代のCore i3-1005G1 DualCore(4スレッド) Max 3.4GHzを搭載。
1005G1はIntelのCPUラインナップの中では下の方ではありますが、パフォーマンスはCore i3 8130Uの約二倍。
これぐらいの性能があればほぼ普通に使えるデスクトップPCなので、Office系の文書作成といったライトユースだけでなく、4K動画も快適に見れるレベルにあります。
メモリはLPDDR4で12GB もあり、ストレージは256GB NVMe SSD。i3+12GB RAM+256GB SSDなら、デスクトップPCとしてかなり余裕のあるスペックです。
更に、USB Type-CポートはThunderbolt 3ポートとなっていて、データ伝送や映像出力をサポートし、伝送速度は最大40GB/秒と超高速。グラフィック・ドックを接続すれば、4Kマルチディスプレイにも対応します。
同梱品と外観周り
さっそく開梱していきます。
同梱物はACアダプタ、マニュアル、増設用SATAケーブル&ネジ、あとはBanggoodでは日本のコンセント用変換コネクタをつけています。
ACは65Wタイプで、日本のPSEマークも点いています。
マニュアルは1枚の紙の中に多言語で書かれているCHUWI定番の方法ですが、しっかりとした日本語で書かれていて親切。
本体は冒頭の写真にもあるように500mlのペットボトルよりやや小さいサイズ。ブラックの筐体に取っ手部はシルバーでデザイン力は高い。ミニPCというとチームで安っぽく、実際デザイン度外視レベルのものが多々ありますが、CoreBox Proはそうしたものが一切無い。またミニPCにありがちなフロント側にもコネクタがいくつもあるという事もなく、全ては背面に揃えられています。
左からRJ45有線LAN端子x2、オーディオ関連、USB3.0x4、HDMIとDisplayPort、USB Type-C、一番右がACアダプタ口となっています。
HDMIポートとDisplay Portの2つと前面のUSB Type-Cの3つを使ってトリプルディスプレイ環境も可能です。
いわゆる中華ミニPCよりは少し大きめにできているので、背面端子も比較的余裕があり、いろいろとケーブルを繋いでも一般的なデスクトップPCライクに使えます。
ただそうしたミニPCにはよくあるVESAマウンター(穴)がないので、PC背面に取り付ける事は標準ではできない。
内部構造
内部にアクセスする為には背面のゴム足がある側にあるネジx4を取ります。ネジは特殊なものではなく、一般的なプラスドライバーでOK。
中には256GBのキングストン製NVMe SSDがあり、右端にはSATAコネクタ端子が2個並んでいます。
SSDは256GBで足りなければ簡単に交換可能です。
また容量を単純に増やしたいのであれば、蓋側に2.5インチのSATA SSDが搭載可能。付属のケーブルで繋げば良いだけなので速度を最重視しなければ、ここにSSDを増設したほうが楽で良いと思います。
Win10の日本語化はデフォルトで対応
初期セットアップから日本語版Win10 Homeが選択できるので、起動後は至って普通のデスクトップPC。
あとから言語パックをインストールしなくていいので楽です。
ベンチマーク
第10世代=IceLake世代のCore i3-1005G1 DualCore(4スレッド) Max 3.4GHzのCPUと、搭載されているSSDの実力をベンチマークで試してみました。
まずはCrystalDiskMark 7で256GB NVMe SSDの速度を試してみました。
シーケンシャルリードは 1618.04MB/sとWin10PCとして見た場合は爆速。
もちろんNVMe SSDとしては普通レベルで、これ以上もありますが、実使用上、そして体感上はこの速度が出ていれば、めちゃ速いレベルにあることは間違いないです。
またいつも使っているドラゴンクエストXベンチマークでトライ。1280×720の標準画質で動かしました。結果は「とても快適」。まだグラフィック設定をアップしても良さそうな結果。
実用上は普通にライトユースでネット/動画見たりは余裕ですし、Officeアプリで資料作成も余裕、ゲームも上記結果のように一部MMORPGでも比較的軽めならOKです。但し重いゲームはやはり専用グラボがないと厳しいですね。
まとめと価格
こうしたPCは価格と性能比のバランスで評価が分かれる所ですが、CoreBox Proは概ね4万円台で凄く安いクーポンが出れば3万円半ばぐらいであることを考えると、充分なハイコスパデスクトップPCと言えます。
難点はSATA SSDが搭載できるとはいえ、一般的なデスクトップPCと比較すると拡張性の乏しさや、またグラボが搭載出来ない点。
ただそれもゲームを重視しないのであれば「そこまでは要らない」機能です。
性能面では中華PCではよくある「Core i5搭載!」と言いつつも第5世代と5-6年前のものであることもなく、ほぼ現行に近い第10世代(2021年は第11世代となっています)の Core i3-1005G1のパワフルCPUを搭載しているし、12GBと余裕のあるRAM構成、256GB NVMeの高速SSD、小さいながらもデザイン性が良いボディデザイン等、CoreBox ProはミニPCというよりも充分高性能な小型デスクトップPCです。
3万円台ならば恐ろしいぐらいのハイコスパPCです。
クーポンもありますのでご活用ください。
Banggoodで販売していない場合は、Amazonでも購入できます。
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