会議用Webカメラを主に発売しているCOOLPOから発売されているオンライン会議用 360度AI Webカメラ「COOLPO AI HUDDLE 」を使ってみたのでレビューしていきます。
COOLPO AI HUDDLE の主な特徴
「COOLPO AI HUDDLE」は会議用Webカメラ。360度カメラが搭載され、4つのマイクで360度全方位の音声を拾ってくれます。
360度カメラは最大4分割でき、それぞれ参加者を同時に移し続け、動いている人や話し手がいればAIが自動で判別してカメラをパンしたりオートフォーカスされます。
また解像度はフルHDの1080PでノートPCに搭載されているWebカメラよりも高精細。
その為、このCOOLPO AI HUDDLEが1台あれば、会議室などで複数の参加者全員がPCのWebカメラを使って接続する必要がなく、オンライン会議をこれ1台だけで開催できるわけです。
仕様
- カメラ:HD 720P/1080Pの高品質な画質を提供する360°インテリジェント。
- スピーカー:ノイズリダクション。
- 4つのスマートマイク:最大半径4.6メートル以内全方位の音を自動的に認識・出力します。
- スピーカートラッキング:顔認識・音認識機能。
- 対応ビデオ会議ソフトウェア : Zoom、Skype for Business、Skype、Google hangouts、Microsoft Teams、Cisco WebEx、BlueJeans *LINEには現時点では非対応
*COOLPO 様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
同梱物は、USB ケーブル、電源用ACアダプタとマニュアルです。
USBケーブルはちょっと特殊なmicroUSB 3.0 Type-B。
マニュアルは図解入りで日本語でしっかりと書かれ、読みやすい。
本体フロントには電源ボタンと、ミュート/ボリュームアップダウンのタッチボタンがあります。
PCに接続して使いますが、参加者は複数でPCを持たない人もいる可能性があり、ボリュームとかミュートを手動でできる仕組みがあるのは良いですね。
上部には360度カメラ。
下部には電源とUSBポート(microUSB 3.0 TypeB)があります。この狭い中でACアダプタケーブルとUSBケーブルを差し込むので、結構ギチギチです。ただ1度挿せば、運用上抜き差しは発生しないと思いますので、最初だけちょっと苦労しますがあとは楽。
分割画面も上下左右移動も全てAI任せ
ACアダプタとUSBケーブルをPCに繋げばプラグ・アンド・プレイでドライバも自動で適用され、Zoomを開けば簡単に使えるようになります。
画面もデフォルトでこのようにメインが3画面に分かれ、仮に猫のぬいぐるみを置いていますが、3名で会議に入っている想定でAIが判断してくれます。ちなみに話者が誰かも自動判別して音声を拾ってくれる。スペックでは4.2m離れても拾うとの事ですが、基本的には2m-3mのあたりが実用域です。話し手は赤枠で表示されるようになっているので、オンラインで参加している人にも分かりやすい。
一番下には360度パノラマ映像が出ているので、会議に誰がでているかも一発で分かる。
話し手が動いたりしても、上下のチルト、左右のパンは全て自動でやってくれます。ノートPCについているwebカメラではこれらは全て手動でやっていますが、「ちょっとこれ見て欲しい」とか白板があってそれに書いて説明するとか、動きが出た場合に、それを全自動で動くしてくれるのはもの凄く楽。優秀の秘書がついた気分です。
音声もクリア
こうした映像系だけでなく音声の拾いも良く、1回仕事の会議で使ってみましたが、PCのWebカメラの音声より格段に聞き取りやすいと相手から言って頂きました。ハウリングのようなものや、ガガっという割れるような雑音が入る事もなく、スピーカーアウトされる相手からの音声もとてもクリアです。
アプリで微調整も可能
アプリ未インストールでも使えますが、アプリによりより細かな設定も可能ですし、ファームウェアアップデートができる事を考えると、基本的にはインストールは必須です。
専用のアプリケーションソフト「COOLPO Tools」はCOOLPOのウェブサイトからダウンロード可能。
インストールするとこのような画面となり、COOLPO AI HUDDLEをUSBケーブルで接続していれば、そのままファームウェアのアップデートもできます。
ツール画面は以下のようになっていて、AIで自動設定だったものでも、調整が可能。例えば画面数の固定化ができたり、画質調整も細かく設定が出来るようになります。
例えば強制的に上は2画面にしてみると、他の参加者(というか茶猫ぬいぐるみだけど)の1画面がなくなり、上2画面に固定できます。多数の話し手がいるならAI設定のほうが間違いが無いのですが、基本1-2名で確定しているなら、固定しても良いと思います。
難点を挙げるとすれば、こうした設定はCOOLPO Toolsでしか設定できない点。
当たり前ですが、Zoom会議している際にZoomアプリ上では設定できないので、わざわざCOOLPO Toolsを開いて設定変更が必要なので、会議中に「ちょっと色合いが良くないので調整したいな」と思っても別アプリで調整しなければならないのが一手間です。
とは言っても、多数の会議アプリに対応しているので、COOLPO AI HUDDLEだけでなんとかできるわけではないのは仕方ないとは思いますけどね。こればかりは。たまに窓側が白飛びして見づらかったりするので、可能なら小さな窓で良いから同時に開いておければ、その窓内のスライダーバーで随時調整できたらいいかなと思ったぐらい。
総括
COOLPO AI HUDDLEは1人で会議にでているなら要らないですが、2名以上で参加している場合や、会議主催者側であれば、結構必要になってくるカメラだと思います。
特にプレゼンやトレーニング、説明等で話すだけではなく、書いたり、見せたり、動いたりするほうが効果的な場合、こうした360度AIカメラを搭載したWeb会議システムというのは自然と必要となってきます。
そんなときに数十万円の投資をしなくても、COOLPO AI HUDDLE1台を会議室や仕事部屋に置いておけば、画面分割、ズーム、パン等々を全てAIが自動的に判断して下地を整えてくれるのは間違いなく便利です。ホワイトボードで説明をする際に、いちいちPCを移動させたり「これで見えますかー?」とかカメラの画角を合わせたりする必要がないので、スムーズな会議進行が可能です。
画質や音質も圧倒的にPC内蔵カメラ/マイクよりも良いですし、オンライン会議/授業をワンランク上にしてくれるアイテムです。
価格
COOLPO AI HUDDLEははAmazonの公式ストアにて85899円で発売中。
価格自体決して安いものではありませんが、360度AIカメラのWeb会議カメラを導入するとなるともっと予算が必要なのが一般的です。これなら電源とUSBケーブル1つで全てがオールインワンになっている点でメリットは大きいと思います。
また以下クーポンを使うことで8000円割引となりますので、ご活用ください。
Amazonクーポンコード:ZSXMPANA8000
適用後価格:77899円(税込)(約9%OFF)
有効期限:2022/04/08 8:00 – 2022/
関連リンク
メーカー公式サイト : COOLPO