中華タブレットレビューです。
今回は、『Cube iWork10 Flagship』。
以前この記事で紹介しました。
紹介記事 : これ安すぎでしょ! Surface3キラー10インチタブレット『Cube iWork10 Flagship』ワコムデジタイザ搭載で23,841円
GearBestさんから端末をお借りしてのレビューです。
Cube iWork10 Flagship(以下iWork10)は、10インチのUXGA解像度を持ちつつ、デジタイザ搭載。Cherry Trail世代のAtom CPU搭載して、4GB RAM、64GB eMMCとタブレットとしてはかなりのハイエンドスペック。OSはWindows10のみと潔い。
中華タブレットと言うと、Win+AndroidのデュアルOSがお得意だが、正直10インチタブレットで、4GB RAM搭載するなら、Winタブとして割り切って作られたほうがいい。デュアルOSだとストレージ容量が2分割されてしまい、アプリインストール領域が減ってしまうからだ。その点、iWork10 Flagshipはフルにストレージを使える。
ここまでの性能でありながら2万円ちょっとの価格という事で、非常に人気になっているタブレット。当然GearBestでもずっと在庫切れ(入荷しても予約分ですぐ消化されてしまっていたそうです)。
それがやっとサンプル分確保できたという事で、送って頂きました。
キーボードも一緒にレビューしたかったのですが、発送当時は在庫が無く断念。
タブレットのみのレビューです。
主要スペック
- CPU :Intel Cherry Trail Z8300 ( Intel Atom X5-Z8300 ) Quad Core 1.44GHz~1.84GHz
- RAM + ROM: 4GB + 64GB
- ディスプレイ : 10.1 インチ 1920 x 1200(WUXGA) IPS screen /デジタイザ搭載
- OS: Windows 10
- バッテリー : 7500mAh
- カメラ: 2MP rear / 2MP front
- microSD: 最大128GB
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 b/g/n 、Bluetooth4.0
- センサー : Gravity Sensing System,
- サイズ: 26.3 x 16.9 x 0.8 cm / 616g
- Languages: なし(但しWindows10はOS標準であとから日本語ロケールインストール可能)
- その他 : USB3.0 Microx1 、micro USBx1、microHDMI
- 別売り : 専用キーボード/ スタイラスペン
開梱の儀
中華タブレットなので飾りっ気無し。
Cubeのタブレットは初めてですが、Teclastとかと同様の素材感をアピールした簡素な箱です。もちろん良い意味で。要は中身勝負です。
箱を開けると、いつものビニール。これも気にしない。
液晶面には保護フィルムが貼ってあります。
この一番上にあるiWork10の紹介シール面は剥がせるのですが、実はその下にもう一枚保護シートが貼ってあります。こういう気遣いは日本メーカーにも見習って頂きたい。
が、保護フィルム自体はメーカーが貼ったにしてはちょっとお粗末というか・・・素人かと言いたくなる。気泡が5-6カ所あり、気になる。
という事で、保護フィルム自体の評価としては「無いよりいいでしょ」ぐらいの感じ。
実際、iWork10用の保護フィルムを日本で手に入れるのは難儀な所もあるので、あればあったで嬉しいもの。おまけ程度に考えておけばがっかりしない。
背面にも保護フィルムが貼ってあって傷防止になる。
こちらは二重ではなく剥がして使ってくださいという感じ。
付属品はこちら。
本体を取り出した下に入っている。 まず目に付くのがマニュアルの箱の汚れ。
タブレット本体がちゃんと機能すればいいものなので、ここに汚れがあっても動作に支障はないが、やはり気分的に良いものでは無い。
OTGケーブル、充電USBケーブル、マニュアル類。
マニュアルは英語版もあり、読み取るのにそれほど苦労しない。
本体周りのレビュー
前面。上部にカメラ、下部にWindowsボタンがある一般的な構成。
手に持ってみると少しずっしり。616gもあるからか。
Surface Pro3よりは当然軽いが、既に持っているChuwi Vi10 Proが10.6インチと、iWork10 Flagshipよりデカいのに523.5gと軽量。もちろんChuwi Vi10 Proよりもかなりスペックアップしているからやむなし。ただSurface3が622gであることを考えれば遜色無しと言ったところ
底側面。
純正ドッキングキーボード用コネクタがある。凹んでいる部分はドッキングキーボード側の突起が入る。
ちなみに純正キーボードは今回手に入らなかったが、いつか手に入れたいと思ってる。
ただ値段が6000円ほどするので、タブレット価格を考えるとかなりの割高。
以前レビューしたChuwi Vi10 Proは、キーボードドックが3,000円ほどとかなりの割安だったため、Cubeも今後は同価格帯で販売して欲しいものです。
左側面。
左からヘッドホン、microHDMI、microUSB、USB3.0 microB、microSDスロット。マイクロだらけ。
ただ驚いたのが、USB3.0がmicroBだった事。この仕様のおかげで、普通のUSBスロットがなく、メモリーキーやマウスが使えないのは残念。もちろん変換プラグを使えば良いが、使い勝手はいまいちだ。筐体薄いからどうしてもマイクロBしか搭載できなかったと思うが、個人的には「だったら多少厚くても良いよ。SurfaceだってフルサイズUSB3.0があるんだし」と思う。薄く出来たけど利便性が損なわれますでは本末転倒。このあたりはもったいない。
右側面。
ステレオスピーカーがあるのみ。
縦方向にタブレットを持った際に、下(もしくは上)にスピーカーがくるので、配置的にはいまいち。映画等を見た際に、このサイズでなおかつWindowsタブレットを縦画面でというのはあまり利用シーンが浮かばない。横画面で使用を前提として左右に配置してくれたらなと思う。
ただこの価格帯のタブレットで、ステレオスピーカー搭載という所にCubeの気合いを感じるのでここは素直に褒めたい。
上部側面
電源ボタンと、ボリュームボタンがある。
背面。
濃紺っぽいカラーリングはタブレットとしては珍しく、またこれがなかなかカッコイイ。
機能的にはカメラがあるのみ。
中国語の[Flagship]に相当するロゴがかっこいい。
中国語ではFlagshipは「旗艦本」って書くのか。
microSDスロットやUSBポートの位置にはちゃんとプリントがしてあり、分かりやすい。
Windows10の操作感
早速電源を投入して、iWork10 Flagshipを起動してみた。
デフォルトの言語はEnglishで出荷しているようで、日本人でも理解し易くて助かる。
(後ほど日本語化の記事を書きます)
ストレージ容量はこんな感じで、64GB中空きが「38.9GB」と余裕がある。
microSDスロットもある為、容量が大きい動画などはmicroSD側に格納して、メインの64GBeMMCには、できるだけアプリ領域に確保したい所。その点iWork10 FlagshipはWindows10のみのタブレットの為、容量に余裕があり助かる。
今回はここまで
今回はとりあえず開梱からざっと筐体周りのレビューでした。
何度も書きますが、4GB RAM、64GB eMMC、Cherry Trail世代のAtom、デジタイザ搭載と盛りだくさんのiWork10 Flagship。本体の質感、デザインなどは上々です。
ちょっと気になったのは重量とUSB端子がマイクロBタイプだった点。
重量は最初から分かっていたけど、USB端子は完全に盲点でした。
思い込みは怖いなぁ-。
ただまだ本領発揮と言えるような性能評価までしていないので、次回からはもうちょっと使い込んでレビューしていきます。
次回移行は日本語化、操作性、デジタイザの使用感などを順次記事にしていきます。
関連サイト/関連記事
・10.1インチ中華タブレット『iWork10 Flagship』を日本語化する方法
・Cube公式ページ : iWork10 Flagship (サイトが重いです)
・GearBest販売ページ: Cube iWork 10 Flagship Tablet PC Ultrabook
・GearBestキーボードドック販売ページ: iWork10 Flagship / Ultrabook Keyboard
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い