中華スマホ「DOOGEE MIX2」のレビュー後編です。
今回は日本語化やストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出して前後ダブルレンズカメラでトータルではクアッドカメラとなるそのカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
日本語化
初期セットアップから日本語ロケールはあります。
またメニュー関係もほぼ全て日本語化されますが、いくつか独自のものは英語のままです。(ジェスチャーモーション等、独自のものが設定にありますが、それほど難しい設定でもないので困ることは少ないでしょう)
プリインストールアプリケーション
DOOGEEのアプリ一覧は縦スクロール型になっていて、キャプチャーすると多少重複してしまい、以下は多くのアプリがあるように見えてしまいますが、プリインストールアプリケーションは最小限レベルと言って良い内容です。Googleの標準的なアプリと、その他おまけ程度のアプリケーションのみとなり、余計な中国語のアプリは入っていません。
ストレージ使用量
今回使用しているDOOGEE MIX2は6GB RAM +64GBストレージを搭載しています。
メモリの実使用量は起動直後で、1.1GBで空きが4.6GBと余裕です。ストレージ空き容量も約50GB程度あり、こちらも余裕です。
指紋認証と顔認証
指紋認証センサーは背面にあり、位置も探しやすくミスが起きにくいので使い勝手はいいです。認証精度も高くロック解除は一瞬です。最近のスマホでで指紋認証が遅いというのもみかけませんので、このあたりはもう当たり前になってきましたね。
またDOOGEE MIX2では、顔認証が搭載されています。
こちらの動作も軽快で、ロック画面を見続ければ勝手にロック解除してくれます。ただある程度正対しないと認識しないので、個人的には指紋認証のほうが使い勝手が良いと思います。
AnTuTuベンチマーク結果
MediaTek Helio P25 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
約6.5万点という事でミドルレンジの成績です。ほぼSnapdragon625と同等。このスコアはミドルレンジの中でも低めではありますが、カメラの起動や動作もキビキビしているので、よほど重いゲーム等をしない限り「もっさり」と感じる事は少ないはずです。ネットや動画みたり、Google Mapはとても快適です。
※参考ベンチマーク結果
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
XPERIA XZ1 | Snapdragon835 | 169147 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
ZTE nubia Z17 mini | Snapdragon652 | 83629 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
ZenFone4 Selfie Pro | Snapdragon 625 | 66318 |
DOOGEE MIX2 | Mediatek Helio P25 | 64936 |
Meiigoo M1 | Mediatek Helio P20 | 63689 |
DOOGEE S60 | Mediatek Helio P25 | 63622 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
BLUBOO S8 | MediaTek MTK6750T | 42851 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
カメラテスト
外に持ち出して背面16MP+13MPのダブルレンズカメラを使ってみました。XPERIA XZ1を比較対象としてだいたい同じ画角で撮り比べてみました。
こちらがDOOGEE MIX 2。
XPERIA XZ1。
こうして見比べてしまうと、DOOGEE MIX2は白っぽいというか薄い写真ですが、XZ1は明暗の補正が強い写真で自然に近いのはDOOGEE MIX2のほう。補正されていてもXZ1のほうがくっきり綺麗なことは間違いないものの価格差があるので当たり前の結果ですね。
ただXZ1はシングルカメラなので、このような背景ボケ気味の写真が撮れない。DOOGEE MIX2は前後ダブルレンズカメラですが、背面はこのようにBlurというポートレートで撮影することで、被写体の背景をぼかすことが可能です。
また、前面もダブルレンズとなっているセルフィー側でも撮ってみました。前面のカメラは背景ををぼけさせる用途ではなく、標準と広角を切り替えて使うことになります。セルフィー(自撮り)では背景ボケさせるより広角撮影のほうが便利です。
まずは標準の88度の画角。至って普通です。
広角130度のレンズに切り替える事で、同じ立ち位置からの撮影でもここまで広がります。
背面のメインカメラの性能は風景写真としてはちょっと残念ですが、このフロント側の広角130度はセルフィー重視の方でしたらかなりメリットは大きいのではないかと思います。
総括
縦長ディスプレイとなってDOOGEE MIX2ですが、横ベゼル薄めの為待ちやすく、ディスプレイの発色もいいので鮮やかで感触としてはとても使いやすいです。200ドル程度という価格を考えれば、Helio P25程度あればゲームのような重いアプリ以外の一般的なアプリは快適で、RAMも6GBあるのでライトユースなら充分ハイコスパです。
背面カメラは16MP+13MPのスペックにあまり期待しすぎてはいけませんが、フロントの広角/標準の切り替えができるレンズはとても便利で、セルフィーを良く撮るのであればかなりメリットが大きいです。かなりメリットは大きいので今後は前後ダブルでトータルクアッドカメラが当たり前になっていく気がします。
難点は「重い」という一点かな。221gという重量はさすがにずっしりときます。4060mAhというバッテリーサイズは決して重量過多になるほどの容量でもないので、別の部分で重さを稼いでしまっているのだと思いますが、ぎりぎり200gアンダーに納めてくれたら印象はもっと良くなっていたと思う。
DOOGEE MIX 2 の価格
記事作成時点の価格ですが、Banggoodでは209.99ドルで販売中です。
DOOGEE オフィシャルショップ(AliExpress)では、249.99ドルと少し高いですね。
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月程度覚悟する必要があります。Banggoodならオプション配送としてEMSが選べるのでお勧めします。わずか8.4ドルです。こちらは7-15営業日で届きますし、日本国内は日本郵便(郵便局)の配達ので、安心感があります。
セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。
【買い時!199.99ドル!】Helio P25搭載『DOOGEE MIX2』発売!フロント/バックデュアルカメラ+5.99インチフルHD+の縦長ディスプレイ!
Banggoodでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで