【実機レビュー】『DOOGEE S60』カメラ性能は?ベンチマークは?docomo LTE B19対応タフネススマホ使い勝手を試してみた

DOOGEE のタフネススマートフォン『DOOGEE S60』のレビュー後編です。今回はストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してカメラの実力を試してみました。

前回のレビューはこちら。

タフネススマホに強い個性が欲しいならこれ!『DOOGEE S60』ファースト・インプレッション

プリインストールアプリケーション

中華スマホだと余計な中国語のアプリが入っていたりすることもありますが、DOOGEEの場合は殆ど素のAndroidです。Google Playは当然のことながら、Gmail、Google Map等もインストールされていますし、困ることはありません。

DOOGEEの場合、アプリ一覧はこのように縦スクロール型でソートされているので、探したいアプリは簡単に見つかります。

メモリ/ストレージ使用量

今回使用しているDOOGEE S60は、6GB RAM +64GBストレージの搭載しています。
メモリ使用量は起動直後で2.2GBで余裕があります。また、ストレージ空き容量は48.73GBでこちらも余裕です。microSDも使えますので、ストレージとしては充分な容量と言えるでしょう。

AnTuTuベンチマーク結果

DOOGEE S60はSoC(CPU)にMediaTek Helio P25を搭載しています。このP25の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。

P25はMediaTekの中ではミドルレンジですが、スマホ全体からするとミドルレンジの中でもやや低めのスコアです。それでも6万点あれば、ネット/SNSやゲーム以外のアプリでもたつくことはほぼ皆無でしょう。ゲームもよほど負荷の高いアプリ以外は普通に動きますので、ストレスを感じることも少ないはずです。

*主なスマートフォンベンチマーク比較

機種名 SoC(CPU) AnTuTuスコア
OnePlus 5 Snapdragon835 183202
Xiaomi Mi MIX2 Snapdragon835 179828
Galaxy Note8 Exynos 8895 177633
OnePlus 3T Snapdragon821 163834
XPERIA XZ1 Compact Snapdragon835 154076
XPERIA XZ Snapdragon820 137776
HUAWEI P10 Plus Kirin960 136173
Galaxy S7 Exynos 8890 129310
ZenFone4 Snapdragon660 112224
Ulefone Gemini Pro MediaTek Helio X27 102112
HUAWEI P9 Kirin 955 89387
XPERIA X Compact Snapdragon650 77226
Xiaomi Redmi Note3 Pro MediaTek Helio X10 75345
Xiaomi Mi MAX Snapdragon650 73643
DOOGEE S60 Mediatek Helio P25 63622
XPERIA XA1 Ultra Mediatek Helio P20 62428
HUAWEI honor 6x Kirin655 56936
NOMU S30 Mediatek Helio P10 53722
XPERIA XA Ultra Mediatek Helio P10 49112
OUKITEL K6000 Plus MediaTek MTK6750T 44129
DOOGEE BL5000 MediaTek MTK6750T 44122
京セラTORQUE G02 Snapdragon 400 25586
SHARP AQUOS SH-RM02 Snapdragon 400 23516

充電は基本的にはワイヤレスがお勧め

DOOGEE S60はIP68防水防塵のタフネススマホの為、充電端子(及びイヤホンジャック)がゴム蓋で覆われています。

しかしこの蓋、素手ではなかなかに開けるのが困難で、ボールペンの先などで少しこじ開けないといけません。

これを毎回やっていては美しくないので、できればワイヤレス充電器を用意し、それを使って充電するのを日常にし、どうしてもUSB接続したい場合(PCとの接続等)だけ、ゴム蓋を開けるというような形がお勧めです。

ちなみにmicroUSBケーブルは意外と汎用ケーブルでもOKです。こういうタフネススマホだと、防水の為にゴム蓋の中の奥まったところにコネクタがあり、普通のケーブルだと奥まで届かない・・・というケースもあるのですが、S60は比較的どんなケーブルでも大丈夫でした。それでもコネクタ部分が太いとか大きいものはだめでしょうが、私の手持ちの汎用microUSBケーブルでダメなものは一つもなし。こういうモバイルバッテリー付属のケーブルでもOKでした。

余談ですが、ディスプレイの輝度はかなり高く、外部に持ち出しても太陽光下でも充分視認性が良いです。このあたりもタフネススマホとしてはアウトドア用途も多いですし重要な点ですね。

カメラテスト

S60を外部に持ち出してカメラテストをしてみました。比較はXPERIA XZです。

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価格帯が全く違うXPERIA XZと比較するのはかわいそうなのですが、こうやって比較すると画角がXZのほうが広いのに細部が明確であることがわかります。S60は単体の写真としてみればあまり気付きにくいものの、それでも少し白っぽいイメージはありますね。

これはとある公園で撮ったものですが、状況によってはそこそこの写真も撮れます。

タフネススマホとしては意外と音がいい

スペック上はスピーカーがモノラルかステレオか分かりませんでしたが、実際はこのように背面下部に2つ配置されているものの、写真の左側だけから音が聞こえるのでシングルスピーカーでしょう。
しかし、結構音は良かったです。

タフネススマホというと防水性を確保する為に、スピーカーの音は残念な形のものが多いのですが、S60でYouTubeや音楽を聴いている限り、充分な音量と迫力を感じることができます。とは言っても、一般的なスマホレベルで、タフネススマホとしてはいいよというレベルですが、一般的な人にとっては充分といえるスピーカーです。

総括

輸入できるdocomo LTE B19対応タフネススマホとして考えると、かなり有力な選択肢になるスマートフォンだと感じました。日本だとau(京セラ)のTORQUEシリーズか、CAT S40などもありますが、auのほうはキャリアスマホなのでSIMフリーじゃないし、CAT S40は4.7インチですし、Snapdragon210という目も当てられないほどの低スペック(AnTuTu2万点台)です。

そう考えるとSIMフリーでdocomo LTE B19対応のタフネススマホとなると、このDOOGEE S60やUlefone ARMOR 2などが対象となります。デザインもメカ的で人に見せたら食いつきが良く、ちゃちなイメージはありません。価格は300ドル前後ですし、スペック的にも6GB RAMで余裕があり、SoC(CPU)はHelio P25でミドルレンジ。重いゲームでなければ動作は快適です。

難点を挙げるとすれば、サイドのボタン類がやや軽い押し感というところかなと。初回レビューでも書きましたが、「SOSボタン」があり、これがかなり安易に押せてしまう(非常時に押しにくいのは本末転倒だという配慮だと思うが)ので、子供に貸したりするとうっかり長押しして押してしまい派手な音が鳴るという事もありました。ただこれは本人が数回経験すれば、ある程度慣れてくる問題ですけどね。

個人的にはアウトドアでの活動も多いので、電波のつかみが良いプラチナバンドが使えて、格安SIMが使えるタフネススマホというのはとても貴重で、釣りやSUPで使い倒せるアイテムとして長く活躍してくれそうです。

DOOGEE S60 の価格

記事作成時点の価格ですが、AliExpressのDOOGEE オフィシャルサイトでは299.99ドルでセール中です。ワイヤレス充電器を付けると339ドルで買えますかが、40ドルあれば日本のAmazonでもワイヤレス充電器は買えるので、本体だけでOKだと思います。

カラーはブラック/シルバー/ゴールドの3色から選択可能。

・AliExpress 販売ページ: AliExpress.com DOOGEE S60 Android 7.0 5580mAh 

送料はトラッキングもできる配送で無料ですが、13-20日かかります。

その他ショップの最新のクーポン/セール情報は、以下記事に付加するようにしています。参考にしてください。

【クーポンで265.99ドル】これもdocomoLTE B19対応タフネススマホ! 『DOOGEE S60』5.2インチIP68防水防塵

関連サイト

・DOOGEE公式ページ: DOOGEE S60

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