スマートウォッチメーカーであるDTNo.1から発売されたスマートウォッチ「DTNo.1 DT Watch 10」を使ってみましたのでレビューしていきます。
このDT Watch 10(Ⅹ)は10周年記念モデルとして発売されたスマートウォッチ。
2.06インチの大型ディスプレイを搭載し、ディスプレイ解像度は410×502ピクセルと非常に高く、発色のいいAMOLEDディスプレイを採用。
通常使用でバッテリーは7日間利用可能です。
DTNo.1 DT Watch 10 | |
ディスプレイ | 2.06インチ 410×502 AMOLEDディスプレイ Always On Display可能 |
バッテリー容量 | 240mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 7日間 |
GPS | 無し |
防水 | IP67防水 |
機能 | ・バイブレーション: あり ・ヘルストラック: SpO2(血中酸素),血圧,心拍,歩数,座りすぎ,睡眠 ・Bluetooth通話 ・ストレージ 32GB ・ボイスレコーダー ・IP68防水 ・バンド幅 22mm |
これで価格が5000円台とかなり低価格なスマートウォッチです。
そしてイヤホンを単独でBluetooth5.3接続でペアリングできる事で、スマホ要らずで音楽再生が可能。
内部ストレージも32GBある為、MP3楽曲を数百曲いれることができます。
また当然SpO2,心拍24時間測定といったヘルストラックも可能で、また防水はIP68防水レベルに対応しています。
マイクとスピーカーを搭載している為、Bluetooth通話も可能です。
*DTNo.1 様よりお借りいたしました。
同梱物チェック
付属品は充電ケーブル、本体、バンドとなっています。
バンドは本体に付いていないので、自分で取り付ける必要があります。
バンドは22mmで横からスライドさせて取り付けるApple Watchタイプなので、だれでも簡単に取り付け可能。
マニュアルは一切なしで、QRコードを読み取って表示させる方式です。今はスマートウォッチを使う人でスマホを持っていないという方は居ないでしょうから、デジタルのマニュアルでも問題無いという事でしょう。カラーだし見やすく分かりやすいので個人的にはこれでもいいなと思いますよ。
ペアリング
まずは本スマートウォッチとスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”WearPro“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。
あとは初期設定を完了させて、アプリが起動したらデバイスを探すのを要求されるので、画面の指示に従って追加していけばOK。それかスマートウォッチ側に表示されるQRコードをアプリから読み取ってもOKです。
WearProは日本語もしっかりとしています。
使い勝手をチェック
ディスプレイは2.06インチとスマートウォッチとしてはかなりの大型です。
解像度も410×502ピクセルと非常に高く、AMOLEDディスプレイの為非常に美しいディスプレイとなっています。
輝度も高く視認性も抜群で、誰が見ても「綺麗な画面だな」と感じられるほど美しいです。
右サイドには、下がボタン、上がボタン兼ダイヤルという配置。上ボタンは1度押しでメニューでダイヤルを回して選択が可能。
2度押し(ダブルクリック)でメニュー表示を変更できます。長押しで電源オフ/再起動等が可能。
充電はこのように背面を覆うようなマグネット型の充電器で行います。ただマグネットはあまり強くないので、安定した場所での充電が必要。
このケーブルでPCと接続すると、ストレージドライブとして認識して、データのやりとりが可能です。
ウオッチフェイスも選べる
スマートウォッチは多数からウオッチフェイスが選べるのが楽しさの一つで、壁紙変更はもちろん可能です。
アプリから簡単にダイヤルギャラリーにアクセスでき、選択してダウンロードすれば切り替わります。
LINEなどのスマホ通知も可能でとても見やすい
もはや現行のスマートウォッチでは当たり前ですが、スマホからのLINE/SNS/SMS等の通知を受け取る事ができます。
設定はアプリ側で「通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。
通知できるアプリはLINEだけではなく、インストールしている全てのアプリから選択可能です。これは結構重要。
また、以下はLINEでテスト的に送ったものを受け取ったものです。しっかりとした情報量で充分内容を理解できます。
Bluetooth通話もイヤホン単体接続も可能で音楽も聴ける
マイクとスピーカーがあるのでBluetooth通話も可能。上記の設定で連絡先を登録しておくと、スマートウォッチ側だけで発信も出来ます。
運転中や手が離せない状況でもスマホ開かなくても通話ができるのはかなり便利です。
また、冒頭でも書きましたがDT Watch 10単体でBluetooth接続をサポートしていて、完全ワイヤレスイヤホンを接続出来ます。
音楽もデフォルトでいくつかインストールされていてそちらを聞いても良いですが、ダウンロードしたものでもOK。
またPCとの接続もしっかりサポートされていて、充電器をPCに接続して、DT Watch 10をストレージモードにすると、PCから”ストレージ”として見れます。この中にMP3等の音楽ファイルを入れれば、好きな音楽をDT Watch 10で聴くことが可能。
フィットネストラッカーとして
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/歩数計/睡眠/SpO2(血中濃度)などが可能。
DTNo.1のスマートウォッチは、血圧とか心電図なんかも測定できていましたが、DT Watch Xでは省かれて、一般的なスマートウォッチと同様になっています。
またランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
GPSは未搭載の為、スマホのGPSを使う事になりますが、一応軌跡はしっかりととれていました。
但し3kmぐらい走った時には「運動距離が短すぎてデータを保存できません」と表示されていました。私にとっては3kmでも運動データなんですが、このあたりはやや残念。
電池の持ちとAlways On Display
公式では通常使用で7日使用可能ですが、実用したところでも5-6日程度かなといった印象です。
またAlways On(常時表示)も可能です。常時表示でも結構リッチな表示となるので視認性抜群ですが、バッテリーの減りは結構早く、私の実測ではだいたい1日で25-30%ぐらい減ります。と言う事で常時表示ではだいたい3日という所。
それでも常時表示は非常に便利なので、私なら使います。
時刻を常に表示してくれるのは、なによりも便利で、表示も画面と文字がデカイので視認性が高いのが何より良いです。
ちょっと気になる点
気になる点があるとすれば、やや日本語化できていない部分があるという点。運動記録が”うんどう記録”となっていたり、”眠りにつく”など、日本人なら「ん?」と気付く点も見受けられます。
またもっと気になるのは、WearProアプリに広告が出る点。
まだアプリの中に出るぐらいなら使い方で回避出来ますが、毎起動後にほぼ全画面で表示されるのは頂けない。
これは、DTNo.1の問題というより、WearProアプリの仕様なのでしょうが、以前から変わらないこの仕様はかなり邪魔。
総括
DT Watch 10スマートウォッチを2-3週間程度使ってきました。
2.06インチAMOLEDディスプレイは大画面で発色が良くて綺麗で見やすい。Always On Display(常時表示)が使えるのも大きな利点です。
ボタンとダイヤルの組み合わせもApple Watch的なものですが使い勝手は良いです。価格は5000円台と低価格の割に、Bluetooth通話や、イヤホンとBluetooth直接接続で音楽が聴けるし、LINE等の通知も見やすい。
難点は上にも書きましたがWearProアプリで”広告”が出る点ですね。
これが惜しい所ですが、スマートウォッチとしての機能、画面の美しさ、操作性の良さもあり、予算5000円程度でそこそこちゃんとしたスマートウォッチが欲しいなら、DTNo.1 DT Watch 10は結構良い選択肢だと思いますよ。
価格
関連リンク
公式情報 : DTNo.1 DT Watch X
公式サイト : Instagram / tiktok / Youtube