Googleは『Google Pixel 3a / 3a XL』を発表しました。
Pixel 3のスペックダウン版ですが、Felica対応などは引き続き採用され、価格もリーズナブルでこれなら頷けるリファレンス機です。日本国内版も既に予約開始しています。
Google Pixel 3a /3a XLの主な特徴
Pixel 3a / 3a XLはいわゆるAndroidリファレンスモデルのPixel 3の廉価版。
SoC(CPU)がSnapdragon845から、Snapdragon670となり、ミドルハイ機になりました。670はAnTuTuベンチマークでは16万点前後と廉価版とは言え十分な性能。メモリは4GB、ストレージは64GBと固定されmicroSDもサポートされません。
ディスプレイは無印Pixel 3aが 5.6インチフルHD+、Pixel 3a XLが6.0インチのフルHD+。共にノッチがなくスピーカーやフロントカメラが上部にあるベゼル広めの旧時代タイプ。ただOLED(有機EL)ディスプレイは引き続き採用され発色はかなり良いはずです。
またPixel 3ではシングルカメラでしたが、3aシリーズもそれを引き継ぎ背面は12.2MPのシングルカメラです。フロントカメラはダブルレンズカメラでしたがこちらも8MPのシングルになっています。Googleはシングルカメラでもポートレートモードでの撮影ができると謳っていますので、物理的なダブルレンズは必要ないというわけです。これはPixel 3でも定評があったので、期待しても良いはず。
その他機能面で廉価版になった点としては、Pixel 3のIPX8防水からIP52の生活防水にダウン。またQi ワイヤレス充電は非対応になりました。筐体もポリカーボネート(樹脂)製。
プラス面ではイヤホンジャックが復活。また日本国内版の大きな特徴として、Pixel 3同様にFelica対応です。
周波数帯もLTE B19を含む国内3キャリアプラチナバンドにも対応。
UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
LTE: 対応バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 21 / 26 / 28 / 38 / 41
そして価格もかなり魅力的で、3aが4万円台、3a XLが6万円ほどと、Felica対応SIMフリー機が欲しいという方にとっては結構「これアリじゃない?」と言えるスマートフォンです。
主要スペック
価格と個人的な感想
価格はPixel 3aが48,600円、Pixel 3 XLが60,000円丁度とPixel 3からほぼ半額になりました。
廉価版を元々出す予定があったのか、Pixel 3があまり売れなくて投入を余儀なくされたのかGoogleの思惑は分かりませんが、個人的には「Googleのスマホはこうじゃないと!」と思いますね。
Pixel 3はデザイン的にもスペック的にも価格も全てがアンバランスで、ライバル比較でどうしても劣勢でしたが、3aシリーズはミドルレンジ機として必要なモノを残し、デザインはそのままで削れるとこは削り、ガンガンコスト削って、ある意味(個人的には)これが正常進化版なんじゃないかと思うぐらいです。
ノッチレスと書くとかっこいいですが以前のデザインに戻っただけだし、これを持っているだけでドヤっと出来るかというと微妙ですが、3aの48,600円ならSIMフリー機としてFelica対応でプラチナバンド対応だし、カメラもそこそこ綺麗だし悪くない選択肢ですね。
関連ページ
・公式ページ : Google Pixel 3a