車で使えるシガーソケット形USB PD 30W Type-C充電器「カーチャージャー Innergie 30D」をInnergie様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。
主な特徴
Innergieは台湾に本社があるデルタ電子(Delta Electronics)のブランドで、設立50年という歴史のある会社。こうした一般向け製品から、電子部品、インフラ等まで手がけている世界No.1の電源メーカーです。
そのデルタ電子のInnergie USB Type-Cカーチャージャー 30Dは、出力合計30Wの車載用 USB PD充電器。
USB Type-CとUSB Type-Aの2ポート構成なので、ケーブルやデバイスを選ばない使い勝手のいい構成です。
出力はUSB Type-Cが最大18W、USB Type-Aは12Wで合計30Wです。
性能だけでなくウリは安全設計。車載用カーチャージャーともなると、夏場などで車内が爆熱になることもしばしば。そんなときに設計が甘いカーチャージャーは怖いものですが、Innergie D30は5つの安全保護で温度検出、振動防止などを施して熱は300度まで耐えれる過剰とも言える安全さです。
- DC 入力12V DC / 3.5A
- USB ポート1 USB-C & 1 USB-C
- USB-C5V/3A ; 9V/2A
- USB-A5V/2.4A
- 出力電力30 W
- サイズ69(L) x 20(H) mm
- 重さ32 g / 1.28 oz
開梱と外観
パッケージ横には仕様が書かれています。
D30の本体は細長タイプ。一般的な車載USB充電器はこの半分ぐらいの製品もあり、コンパクトなものも多いのですが、D30は細長い分、安全設計に振っているわけでこのあたりは考え方の違いでしょう。
USBポート側。USB Type-C/Type-Aの2ポートです。
マニュアルはなくパッケージに書いてあるものが全て。マニュアル自体、日本人は特にじっくりと読み込む人も中には居るのであったほうが良いなとは思いますが、多くの人にとって無くても困らないものではあります。サポート先とか問い合わせ先さえあれば(それももうWebで良いような気もします)いいし、それによってコスト削減がユーザー利益になるのであれば喜ばしい事。
使ってみた
早速我が家のマツダ 3に取り付けてみました。マツダ3にはUSBポートもありますが、5V-2Aなので充電速度としては非力なんですよね。PDじゃないから任天堂SWITCHとかも充電できないですし。
やはりスマホは18Wの急速充電があればかなり高速で充電できるので楽。
また2ポートあるので、スマホとタブレットの同時充電も可能。
急速充電能力ですが、ノートPCにも充電してみたところ、9.16V-1.75A=16.03Wで充電されていました。ノートPC自体はPD45Wが必要なので充電はできませんが、スペック通りの出力です。
総括と価格
Innergie 30DはUSB Type-Cポートで PD 18W、USB Type-Aで12Wと2ポート同時充電ができ、そして車の中で”安全に”充電できるというのは、シガーソケットに繋ぎっぱなしとなるUSB充電器としては必要なことです。
以前安いカーチャージャー使っていたのですが、私は夏場に実際壊れたこともあります。熱海から初島に船で移動し、車は炎天下の駐車場に置き去りでしたが、翌日戻ってきたら壊れてました。そういう体験をしているとカーチャージャーに関しては結構不安を感じていた面もありInnergie 30Dのような「300度までOK」という安心感は本当に有り難い。カーチャージャー自体、絶対必要な装備かというと、モバイルバッテリーがあれば代用できたりもするのですが、車内充電環境が壊れるかもという想定をして動かなくて良いのは助かるのです。
18Wというと最近のUSB充電器としてはワット数は少なめに感じますが、車の中でPCの充電がしたいという事でなければ、このぐらいの出力で充分対応可能です。2ポートあれば、スマホ2台とか、スマホとタブレット/任天堂SWITCHといったデバイスの充電は余裕ですね。
価格的には1,699円と普通にUSB Type-C PD充電器としても 安く、シガーから2ポート 18Wずつの高速充電ができる事を考えると、車持っている方とか、レンタカー等で使う場合にも1つこういうのを持っていると便利です。
価格的にもAmazonでは1990円と安く、更に500円オフクーポンもいまならあるので、1490円と大幅値引きされています。