【実機レビュー】「Lefant M213」ロボット掃除機~小型だから椅子の隙間にも入れブラシレスだから長い毛も絡まずメンテナンスが容易

最近のロボット掃除機の流行とは真逆を行く小型なロボット掃除機「Lefant M213」を使ってみました。

小さい事で椅子の間に入り込め、通常の回転ブラシと、ブラシレス吸引口という組み合わせで、ペットの毛をブラシに絡ませずに強力吸引することもできます。そこまで広くない家庭や小回りの利いたロボット掃除機が欲しい方にオススメです。

主な特徴

Lefantはロボット掃除機メーカーで、数種類のロボット掃除機を発売していますが、このM213ロボット掃除機は直径わずか11インチ=約28cmとロボット掃除機としてはかなり小型で、機能的にもシンプルなのが特徴。

ロボット掃除機としての基本機能ですが、まずは吸引力としては2200Paで、これはロボット掃除機としては強い方ではないものの、ゴミは2つの回転ブラシでかき込んで、吸引口はブラシレスで吸い込むという形を取ります。

価格的にも1万円台と低価格ロボット掃除機という事もあるでしょうが、ブラシレスというのはメリットもあり、長毛のペットを飼っている場合、ロボット掃除機や普通の掃除機にブラシがあると、そこに毛が絡みついて、しょっちゅうブラシを取りだして清掃が必要になります。

これが非常に面倒な為、わざわざブラシレスタイプの掃除機を買う人もいるぐらいです。

この小型でブラシレス吸引口が特徴のM213ロボット掃除機を早速使っていきます。

*Lefant 様からお借りしてのレビューです。

開梱物と外観

箱を開けて中身を確認。

同梱物は充電スタンド、ACアダプタ、水拭きモップ取付けパーツ、モップ用ウェットシート、回転ブラシx4(うち2つは予備)、マニュアルです。

マニュアルはしっかり書かれていて丁寧な図解もあり分かりやすい。

本体はブラックで高級感は醸し出していますが、埃が結構目立つ。
充電ステーションには、赤いメンテナンス用のカッター+ブラシが装着されています。

蓋をあけるとダストカップと電源スライドボタンがあります。

ダストカップはこのサイズとしてはやや大きく、容量としては500mlもあります。

私が使った限りですが、50㎡ぐらいの領域を掃除して、だいたい2-3日で満タンとなりました。この小型なボディという事を考えればかなりの容量です。

背面はこのようになっています。ブラシレス吸引口の為、非常にシンプル。

回転ブラシと水拭きモップを付けたところ。水拭きモップはタンクもなく、単に水に濡らしておくだけの簡易的なもの。

WiFi接続でアプリを使うとより便利に

ロボット掃除機 は、アプリ無しでも使えますが、利便性を考えるともはやアプリとの連動がほぼ必須です。

アプリとの連携はスマホ/タブレットとWiFiがあれば簡単です。

アプリはLefant LifeかもしくはLefantで、Google Pay(Playストア)/App storeで検索してインストールしておきます。
アプリを起動するとログインを求められるので、未登録の場合はメールアドレスでアカウント作成します。

続いてデバイスを追加していきます。M213をデバイス一覧から選び、その後WiFi接続していけばアプリとのペアリングが完了。
但しWiFiは2.4GHz帯のみをサポートしますので、802.11a等の5GHz帯のアクセスポイントの場合は、2.4GHz帯の802.11b/g/nのアクセスポイントを指定しましょう。これで問題無く設定が完了するはずです。

ルンバ960と大きさ比較

我が家で毎日使っているルンバ960と比較してみました。

本体自体はルンバ960の二回りぐらい小さい。

試しに我が家のリビングの椅子の間にはルンバは入れないのですが、M213ロボット掃除機は余裕で入れます。このあたりは小回りの良さが出ますね。

掃除能力を試す

お掃除能力を試してみます。毎度やっていますが数年前のハイエンドモデルであるルンバ960と比較ですが、かなり煩いルンバ960と比較してみるとけっこう静かです。

ルンバ960の音はドライヤーを強風にした感じで、耳障りなギュイーーーンという音ですが、M213ロボット掃除機は「シャーーーーー」という感じで、掃除音が薄い。これなら自宅でWeb会議中でもなんとかなりそうなレベル。

段差の乗り越え能力もしっかりあり、我が家のリビングと畳に敷いてあるラグは巻き込むことなく余裕で超えます。ただブラシがラグ下に入ったりする事もあり、乗り越えますが苦労している風はあります。
このあたりはルンバ960含め、数万円のロボット掃除機だと苦も無く乗り越えているので、お値段なりの差は感じます。

小型だからこそ掃除できるエリアがある

M213は小型だ。それは利点でもあります。こうしたデスクチェアのように足が多いとその下は普通のロボット掃除機では掃除できないわけですが、M213は勇敢に入って行き、ガシガシと掃除してくれます。

これは私の娘のデスクなのですが、やはり消しゴムのカスとか、髪の毛とかが椅子周りに落ちるんですよね。
そうしたところはルンバでは拾えないので、結局椅子を一旦どかして掃除機で吸い込む必要があるわけですが、M213ロボット掃除機であれば、こんな椅子周りも余裕で掃除してくれる。こうした家具が多いなら小型ロボット掃除機は便利です。

ゴミ量とブラシレス吸引口の効果

1日分のゴミを取りだしてみました。

ブラシレス吸引口と2200Paという吸引力から、少し弱いかもと心配していましたが、まったくの杞憂。
1回の掃除で普通にがっつり取れています。

当然ブラシレスなので、メンテナンスが不要というのは楽でいい。

アプリでできること

Lefant M213ロボット掃除機はアプリと連動することで、掃除スケジュールを決めたりGoogle Assistantとの音声アシスタントとの連携が可能です。

ただ地図で進入禁止エリアを指定したりといったことができなかった。これはやや残念。

バーチャルウォールは非常に便利な機能で、せっかく掃除中はマッピングしているのにちょっともったいない感じでした。

総括

Lefant M213ロボット掃除機を2週間ほど使ってみましたが、掃除は過不足なくしっかりやってくれるという印象ですね。ブラシレスで小型という事で侮っていましたが、取れるゴミの量はルンバに近いです。
しかも小場所もしっかり掃除してくれるのも有り難いです。

対して、一般的なロボット掃除機と比べて、アプリでできることが少なめな点、段差乗り換え力がやや劣る点はマイナスです。

ただこれも価格が実売1万円台ぐらいであることを考えれば、やむなしという感じですかね。
M213ロボット掃除機は広い部屋/家庭向きではなく、ワンルームとかある程度限定された部屋だと凄く活躍してくれると思います。また毛の長いペットを飼っているならブラシレス吸引口は毎日掃除後にするタスクを無くしてくれます。

Lefantでは現在、M213の吸引力を2600PaにアップさせたM213SをAmazonにて発売中。

価格は15,500円です。(記事作成時点の価格)

関連リンク

Lefant公式サイト

最新情報をチェックしよう!

ロボット掃除機の最新記事8件