10.6インチ 2000×1200解像度ディスプレイ/Snapdragon680を搭載した「XiaoXin Pad 2022(M10 Plus 3rd Gen)」AndroidタブレットをBanggoodで購入してみました。
価格も2万円台と低価格で、怪しい中華タブではなくLenovo品質が手軽に手に入るのが魅力です。
XiaoXin Pad 2022の主な特徴
XiaoXin Pad2022は中国名、グローバルではLenovoM10 Plus 3rd Genとして発売されているタブレットです。
先代のXiaoXin Padとは外観等は同じでマイナーチェンジながらも、SoC(CPU)にSnapdragon680搭載でややパワーアップしています。
ディスプレイは10.6インチで、解像度は2000×1200でフルHD+以上の高精細。
SoC(CPU)はSnapdragon 680でクロックは最大 2.4GHz 。
以前Lenovo XiaoXin Pad はSnapdragon660で、660だとAnTuTuベンチマーク v9は約19万点程度。
Snapdragon680であれば25万点超ぐらいなので、大幅に性能は上がっています。
メモリは4GB/6GBの2タイプ。
ストレージは64GB/128GBで、メモリ+ストレージ構成は4GB+64GB/6GB+128GBの2から選択可能です。
microSDにも対応しているので、ストレージは最大1TBまで増やせます。
バッテリーは7700mAhと大容量。
また急速充電は20W急速充電にも対応しました。
クアッドスピーカーを搭載しているので、縦画面でも横持ちでも迫力があって広がりのある音を楽しめます。
重量は465gで、10インチクラスとしては軽量な部類です。
本体サイズも251.2 x 158.0 x 7.45 mmとなっていて、特に7.45mmの薄さはかなり持ちやすいでしょう。
基本的にはデザイン面では同じで、CPUのアップデートと、OSがAndroid 12になった点以外は、先代からの大きな更新点はなさそうです。それでもCPUが(低価格帯としては)大きく性能アップしているので、先代のXiaoXin Pad から買い換えても良いぐらいです。
主要スペック
製品名 | Lenovo XiaoXin Pad 2022 |
ディスプレイ | 10.6インチ 2000×1200 IPS |
CPU | Snapdragon680 オクタコア2.4GHz |
メモリ | 4GB/6GB |
ストレージ容量 | 64GB/128GB eMMC |
OS | Android 12 |
カメラ | フロント: 8MP バック : 8MP |
ネットワーク | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac Bluetooth V5.1 |
インターフェース | USB Type-C 3.1、microSD、POGO Pin(ドッキングキーボード用) |
バッテリー | 7700mAh/20W急速充電 |
重量 | 465g |
サイズ | 251.2 x 158.0 x 7.45 mm |
その他 | 4スピーカー/Dolby ATMOS IP52防水, イヤホンジャック |
同梱品
同梱物はマニュアルとUSB Type-Cケーブルと充電器、SIMトレイ取り出しピン、電源変換コネクタ。
USB充電器は日本のコンセント形状と同じなのでそのまま使えます。Banggoodで別途変換コネクタが添付されていましたが使いませんね。(念のためというか日本に出荷するスマホやタブレットには全数付けていると思います。)
充電器は20W出力のもので、XiaoXin Pad2022の充電の最大ワット数をカバーします。
マニュアルは中国語のみですが、タブレットだし使い方で困る事も少ないと思います。
ディスプレイは発色よく綺麗
ディスプレイ面。10.6インチ 2000×1200と高解像度のIPSディスプレイは必要充分な美しさ。
AMOLEDディスプレイのように惚れ込むほど綺麗とまではいかないものの、充分普通に鮮明で美しいと言えるレベルです。
電子書籍リーダーとしても○
その為電子書籍リーダーとして使えば雑誌も見開きで読めますし、見やすく読みやすいレベル。
10インチクラスだと10.1インチではやや小さめと感じる方なら、10.6インチはサイズとしてはやや大きく見やすいと感じるでしょう。
Kindleを使って漫画リーダーとして使っても快適です。
ソファに寝っ転がって、休日にだらっと読書が趣味な私としては、2万円台である程度サクサク動いて、違和感無く普通に読書に集中できるタブレットは貴重です。
その他外観
縦持ちにした際の下部側面には2個のスピーカーとUSB Type-C端子と3.5mmイヤホンジャックがあります。
反対側にもスピーカーが2個あり、つまりクアッドスピーカーです。上部のこちら側には電源ボタンもあります。
横持ちではサイドに2個ずつスピーカーがあると言うことになり、動画視聴をよく考えられている配置。ステレオだけど片側だけに2個とか謎配置もあるのがタブレットの世界ですが、さすがはLenovo。
右側にはボリュームボタン、それとその下にSIM/microSDトレイがあります。ボリュームの位置は結構上目にあり、正直縦持ちでは使いにくい。横持ちなら左上に来るので左手で押しやすくはなります。
WiFiのみのため、SIMフリータブレットとはなりません。ただmicroSDカードでストレージが足りない場合は最大1TBまで追加できます。
背面はツートンで上部はプラスチック、下部は恐らく合金です。カラーリングとしても単色よりかっこよく、硬質ながっちり感もあり好印象です。
アプリ/日本語
XiaoXin Pad2022は中国で発売しているタブレットですが、初期設定時から日本語選択が可能です。
当然設定等も日本語になります。このあたりは、Lenovo M10
アプリも以下だけです。基本Google謹製アプリのみとシンプルです。
ベンチマーク結果
搭載されているSnapdragon680 CPUの実力ベンチマークで試してみました。
以下AnTuTu Ver9のスコアです。*スペックは4GB+64GB版です
24万点程度と、正直期待したほどのスコアではないのですが、Androidタブレットとしてはまずまずな性能かと思います。価格帯としては近いALLDOCUBE iPlay40 5GはDimensity720を搭載して33万点程度で、多くの中華タブにも採用されているUNISOC T618 CPUが24-25万点ぐらいと考えると、Snapdragon680のCPUパワーはやや物足りない。しかし先代のXiaoXin Padと価格ほぼ変わらずにCPUアップグレードしたと考えれば、よくやったという気もします。
実際動作は基本的には快適そのもので、動画/ネット閲覧は余裕でサクサク。ゲームはウマ娘プリティーダービーもちゃんと快適に動作しますが、若干もっさりとした感じはありますね。
動画はHD画質に対応しているか?
タブレットと言えばNetflixやアマゾンプライムビデオ等の動画視聴も主な利用シーン。
ただ中華タブではNetflixやAmazon Prime VideoもSD以上の高画質が選べないなんてこともしばしばですが、XiaoXin Pad2022も確認してみました。
NetflixでみるとWidevineがL3でSD画質です。Lenovoだけに少し期待しましたが、L3でしたか。
グローバル版だとL1のようなのでBanggoodのショップROMかもしれません。
実際にはネットフリックス等で動画見ていてもSD画質で「荒いなぁ」と感じるケースは少ないのですが、それでも10.6インチ2000×1200の高解像度が活かされていないというのは気持ち的にはマイナスです。
一応高速充電
10インチクラスのタブレットとしては7700mAhとやや大きめのバッテリーを搭載するXiaoXin Pad2022。
バッテリー容量が大きいのは有り難いけど、満充電になるまでが長いのは困る所。
XiaoXin Pad2022はそれほど大電力ではないものの20W充電に対応しています。低価格帯のタブレットでは概ね10W-18Wが主流であることを考えれば、20Wはそこそこ悪くないです。
薄くて軽いからタブレットとして軽快
タブレットだから重くてもいいというのは2年ぐらい前の話。動画視聴やゲーム機として使う事がおおくなっている昨今では軽くて薄ければ正義です。
XiaoXin Pad2022はその両方がある。
厚みは7.45 mmとスマホ並に薄く、465gという重量は10インチクラスとしては軽量です。例えばiPad 第9世代は10.2インチで487gとサイズの割に重くXiaoXin Pad2022のほうが軽快です。
まとめ
マイナス面はネトフリ等でSD画質と言う点があります(ただこちらはグローバル版などではL1のHD画質になる模様)。
しかしプラス面で言えば、薄型軽量でそこそこ快適に動き、価格も194.99ドル~(約2.8万円)と比較的安い。というかLenovoの筐体デザイン/クオリティでこの価格は安すぎるレベルです。
普通に動画みたりネットみたり、電子書籍みたりといった使い方ならXiaoXin Pad2022はオススメです。
ただゲームしたり、もう少し上の性能が欲しいとなると、やはりSnapdragon680は少し非力です。そこに納得いかないなら別のタブレットのほうがいいでしょうね。またXiaoXin Pad2022ではLTE版がなくWiFiモデルな点も少しマイナスです。
それでもXiaoXin Pad2022はお買い得で、グローバルで売られるLenovoM10 Plus 3rd Genという名前になると途端に価格があがり、例えば日本のLenovoでは、37620円となってしまいます。もしこのタブレットを買うなら大陸版のほうがお買い得です。
価格
Banggoodで買いましたが、こちらのほうが国内版より安く購入が可能です。
Lenovo XiaoXin Pad2022 : 4GB+64GB版 / 6GB+128GB版
またクーポンもよく出るので、こちらも合わせてご確認ください。
関連ページ
・Banggoodでの買い物の仕方 : Banggoodで買って輸入してみよう~買った商品が届くまで