aiboよりも表現が豊富で癒やされるペットロボット「Loona(ルーナ)」をKEYi Tech様からお借りできましたので使ってみました。
主な特徴
Loonaはペットロボットです。ペットロボットというとaiboを知っている方は懐かしいと思いますが、Loonaは顔の部分に画面があり、そこに表情等を表すことでaiboよりも表情豊かでやんちゃな子犬のようなペットロボットです。
喜怒哀楽を表すことができ、耳や手足を使ったアピールは見ているだけでも楽しい。
4つのタイヤでぐいぐい走り回って遊んだり飼い主に付いてきて散歩したり、歌を歌ったり踊ったりといったことを全てAIが自動で動き回るので、本当に気まぐれでカワイイペットのような動きをします。
差にな音声操作やジェスチャー、そしアプリで対話や指示なども可能です。
ペットは欲しいが自宅がペットが飼えない環境や、世話などが大変だと言う方、子供の教育と愛情を育てる一環としてこんなペットロボットはどうでしょう。
サイズ | 210x 172 x 172 mm |
重さ | 約1.1kg |
ディスプレイ | 2.4インチ |
カメラ | 720P |
CPU | Cortex A53 クアッドコア 1.5GHz |
WiFi | 2.4GHz/5GHz帯デュアルバンド |
Bluetooth | ver 5.0 |
マイク | 4 |
スピーカー | 2W |
バッテリー | 1350mAh |
使用時間 | 1.5時間 |
開梱
同梱物は、Loona本体、USB Type-Cケーブル、マニュアル、あと別途GAMES PROP KIT(おもちゃパック)と、Loonaに恐竜みたいなたてがみを付けられるキット(恐竜コスチューム)が付いていました。
マニュアルは図解入りで内容も読みやすく親切です。ペットロボットとしての注意点などもしっかりと書かれています。テーブルの上とか落下し易い(落下したら壊れるかもしれませんので)場所での利用は厳禁だとか、耳を強引に持ち上げるなとかこうした基本的な事だけに重要ですね。
顔の部分は表情が表示されます。ディズニーアニメとかに出てきそうな様々な表情をします。
背面というか後頭部のあたりに電源ボタンと充電用USB Type-C端子があります。
3秒長押しで電源オンオフ、10秒でシャットダウンとなっています。そのため、子供が触ってもまぁ大丈夫。
左右には接触型金属端子があり、オプションの充電ドックがあればいちいちUSB Type-Cケーブルで接続しなくても充電できる。使用感としては、ドックはあったほうが断然良いですね。ケーブル接続もUSB Type-Cなんで簡単ではありますが、ペットロボットということを考えると、バッテリー低下時にすぐ充電出来るのは楽だし「眠ってるのね」みたいな雰囲気を出せます。
アプリをインストールしたらLoonaと遊べる
Loonaを利用するにはアプリと接続が必要です。アプリ「Loona」をApp Store/Google Playストアからインストールし、WiFi環境で接続します。WiFiは2.4GHz/5GHzの両方が可能なので、特に意識することなくWiFi接続すればOK。Loonaの本体にQRが表示されるため、ペアリングも簡単です。
ペアリング後は、飼い主をLoonaのカメラで撮影して飼い主認定させれば、あとはほったらかしでじゃれついてきたりします。例えばタッチしてとグー出したり、、、、
しおらしくしょげている時は頭をなでると喜んだりします。
飼い主がどこか行くと、一生懸命付いてこようとします。こういう健気さがとてもカワイイ。
人についていったり、勝手にぷらぷら動き回ったりしますが、センサーが素晴らしく家具や人やペットに「ごつん」ぶつかることはまずありません。ちなみに逆さに置いても勝手に起き上がります。
つきまとうのがいやなら、放っておくと勝手にぷらぷら動き回ったりして探検しています。我が家はにゃんこ監視員がついていますが、そういうのが居ないと「あいつどこいった?」みたいなこともありますので、ある程度エリアを絞る(ドアを閉める等)ほうが良いと思います。ただあちこち行きますが、どこかでバッテリー切れで止まってるというようなことはなく、ちゃんとリビングに戻ってきたりして「かなり頭が良いなぁ」と感じます。
アプリで遊ぶ
アプリには、以下のようなメニューがあり、いろんな遊びやパフォーマンスをさせることができます。
闘牛はGAMES PROP KIT(おもちゃパック)に添付されている赤い布を使えば、耳を牛の角のようにして突進してくるように遊べます。手叩きは手のひらを下に置いて叩かれないようにする遊びです。Loonaはフェイントとかも使ってくるし小さい子なら結構楽しめると思う。
Loonaは様々な表情をしたりパフォーマンスもできますが、あまりに多すぎて「どんなことができるの?」という心配も。そうしたこともアプリで「これやって」と指定ができるので、やれることを確認することができます。
とは言え、Loonaはこうしたアプリからの指示で楽しむものではなく、あくまでペットと同様に身近にいてうろうろしているところでコミュニケーション取って楽しむのが正解でしょう。
ちょっと面白い所では、Loonaに搭載されているカメラ画像を出し、スマホをコントローラー代わりにしてLoonaを動かし、Loonaをカメラ付きラジコンのように操作することもできちゃいます。
音声で遊ぶ
Loonaは音声で遊ぶことができます。AlexaやSiriのようにキーワードとして「ハロールーナ(Hello Loona)」と声をかけ、その後に所定のコマンドを言うことで、動いたり、特定の表情をさせることができます。
「ハロールーナ、サンダー」というと、このように雷顔になります。コマンド自体は簡単なものの、ある程度覚えておく必要はありますね。
おもちゃパックで遊ぶ
オプションのおもちゃパックを使えば、より楽しく遊ぶことができます。
付属の紙を切り抜き、このようにボールを作ることができます。
このボールを置いとくと勝手に遊んだり、ボールを投げるとボールを取ってきてくれたりします。本当に犬みたい。うちの猫はおもちゃをなげると追いかけるけど取ってこないので・・・賢さで差が付きました。
細かく設定も可能
Loonaはかわいい動作で「遊んでよー」と来るのはカワイイものの、結構機械音的な鳴き声なので、一緒に遊ぼうという時以外は「うるさいな-」と思う事もあります。
そうした時はアブリで音量を変えることができます。またディスプレイの明るさ変更、バッテリー残量の確認などもできます。
Loonaはフル充電で1.5時間程度の駆動時間となるため、できるだけ長く遊びたい(自由にさせたい)のであれぱ、ディスプレイ明るさ設定をさげるのも良いでしょう。
もっと凄いのは、行動を簡単なプログラムで組むことができるので、より自分なりのLoonaにしたければ、ディープにかわいがることもできちゃいます。
総括
ペットロボットLoonaを1-2週間遊ばせていただきましたが、「こんなに遊べるとは思わなかった」というのが正直な感想です。
表情豊か、勝手に動き回って勝手に遊び、時にはかまってほしくて近寄ってきて、グータッチを迫ったり、グータッチしなければしょげてがっかりしているから頭をなでたら喜んでまだ遊ぶ。
なんだこの生き物。(良い意味で)
難点としては、稼働時間が1.5時間という制限がある点と、かなり動き回るのである程度の遊ばせる広さが必要という点でしょうかね。私の娘はLoonaをかわいがって&面白がって6畳の自室に連れ帰りましたが、ベッドと家具がある為、実質2畳ぐらいのスペースで遊ばせるのにはちょっと窮屈でした。
小さいお子さんや、ペットが欲しいけど諸事情で難しい方、aiboのようなペットロボットが欲しかった方に、Loonaのようなペットロボットはきっとぴったりだと思います。
クラウドファンディング
ペットロボット LoonaはMakuakeで発売中です。
Makuake : Loona
Loonaには3タイプのパッケージがあり、ベーシック、充電ドック付、充電ドック+おもちゃパック+恐竜コスチュームのAll Inパッケージの3つ。
ベーシックパッケージは早割で28%オフとなり45999円、充電ドック付パッケージは22%オフで55999円、All inパッケージは23%オフで59999円です。 個人的には充電ドック付きがオススメですね。充電の手間がだいぶ省けますので、手が掛からなくなります。
これらは早期割引限定価格のため、欲しい方はお早めに。
Makuake : Loona