docomo LTE B19対応の中華スマホ「MEIIGOO M1」のレビュー後編です。
今回は日本語化やストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してデュアルカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
日本語化
前回レビューの時も書きましたが、初期セットアップから日本語ロケールはあります。
またメニュー関係もほぼ全て日本語化されますが、いくつか独自のもの(ジェスチャー系)は英語のままです。
プリインストールアプリケーション
プリインストールアプリケーションは最小限レベルと言って良い内容です。Googleの標準的なアプリと、その他おまけ程度のアプリケーションのみとなります。
ストレージ使用量
今回使用しているMeiigoo M1は6GB RAM +64GBストレージの搭載しています。
実使用量は起動直後で、メモリは1.5GBで空きが4.5GBと余裕です。ストレージ空き容量も45GB程度ありますのでこちらも余裕ですね。
これぐらい余裕があれば、アプリを多数開いてもメモリが足りない事もないでしょうし、ストレージもmicroSDも使えますが、それすら普通の人には必要ないレベルです。
AnTuTuベンチマーク結果
MediaTek Helio P20 オクタコア の実力をAnTuTuベンチマークで計測してみました。
6万点越えです。いわゆるミドルレンジの成績で、Snapdragonで言うと625とほぼ同等です。ミドルレンジの中でも低めではありますが、カメラの起動や動作も「快速」とは言えないまでも不満が出ないレベルの速度で、価格的にも200ドル前半程度と考えれば充分です。ネットや動画みたり、Google Mapを見たり、特別に重いアプリ(ゲームなど)でなければとても快適です。
※参考ベンチマーク結果
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 5 | Snapdragon835 | 183202 |
Galaxy Note8 | Exynos 8895 | 177633 |
XPERIA XZ1 | Snapdragon835 | 169147 |
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
ZenFone4 | Snapdragon660 | 112224 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
ZTE nubia Z17 mini | Snapdragon652 | 83629 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
ZenFone4 Selfie Pro | Snapdragon 625 | 66318 |
Meiigoo M1 | Mediatek Helio P20 | 63689 |
DOOGEE S60 | Mediatek Helio P25 | 63622 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
BLUBOO S8 | MediaTek MTK6750T | 42851 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
カメラテスト
外に持ち出してカメラを使ってみました。
まずは風景から。こちらはまずまず良い色合いで、いろんな色が入る絵ですが変に変色したりすることもなく、自然な色合いが表現されています。
次に背面の13MP+8MPのダブルカメラをテスト。いわゆるポートレートモード(背景ぼけ気味)を試してみました。M1では「Bokeh」モードという表記になります。
背景はちゃんとぼけましたが、全体として暗め。上の写真と同じ日に撮っているので、周りが暗いということもないのですが・・・。基本デフォルト設定で撮っていますが、明るさの調整は効きますので暗ければ調整は可能です。
調整すれば夜店とかで撮っても結構綺麗だったりします。
ちなみに撮った後にリフォーカスはできず、写真を撮るときの一発勝負です。そのため、明るさも含めてデフォルトではダメだというときは調整しつつ使えばそこそこの写真は撮れますね。
総括
結論を言ってしまうと、「そこそこのミドルレンジ性能でdocomo LTE B19対応スマホが欲しい」という方の要求をちんと満たすスマホと言って良いでしょうね。
5.5インチフルHDディスプレイはぱっと見でわかるほど綺麗ですし、ホームボタンもあって操作性もいい。docomo LTE B19対応で日本でも電波の入りも良く使い勝手がいい。カメラも過度な期待をしなければそこそこ綺麗に撮れます。
コスト的にも200ドル前半程度で、買いやすい価格です。
欠点は、中性的と言いますか、HUAWEIやASUSのローエンド端末などと比べると華がないところでしょうか。本体厚が9.0mmは決して薄いとは言いがたいし、185gの重さも5.5インチとしてはやや重めです。デザイン的なアピールも少なく、無骨な「普通」のスマホデザインが嫌いという方にはオススメしづらい端末です。
とは言っても、M1に興味が出ている方はむしろこのようなシンプルさをヨシとするでしょうし、それほど欠点とも言えません。個人的にもこういうシンプルなデザインは悪くないと思いますし、コスパを考えれば充分及第点はもらえるスマートフォンでしょう。
MEIGOO M1 の価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest では235.50ドル(26790円)で販売中です。
カラーはブラック/グレー/ゴールドとありますが、今回レビューしたグレーカラーは欠品中です。
・GearBest 販売ページ: MEIIGOO M1 4G Phablet
送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月以上覚悟する必要があるので、オススメしません。ですがたった159円でPriority Lineという配送方法が選べ、こちらは5-9営業日で届きます。こちらを強くオススメします。Priority Lineは日本国内では佐川急便が配送してくれるので、DHLのように遠隔地料金も掛からないので安心できます。
GearBest での購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで