【実機レビュー後編】10.1インチ2K解像度タブレット「ONDA V10 Pro」レビュー! ベンチマークや電子書籍リーダーとして使ってみた

中国のタブレット/PCメーカーONDAが発売した10.1インチ 2K解像度Androidタブレット「ONDA V10 Pro 」のレビュー後編です。

今回は日本語やプリインストールアプリケーションの確認、ストレージ容量の空きは?といった基本的な点と、ベンチマーク、そして電子書籍リーダーとしての使い勝手を試してみました。

前回のレビューはこちら。

【実機レビュー前編】200ドルちょいで買えるミドルレンジ2K解像度タブレット『ONDA V10 Pro』ファースト・インプレッション

日本語化とプリインストールアプリケーション

初期セットアップ時はデフォルトでは英語版でしたが、起動後に言語設定を見ると日本語もあり、変更可能でした。また変更後は設定等のメニューもほとんどがきっちりと日本語化されます。

また。プリインストールアプリケーション以下のようにGoogle Play、Chrome、ESファイルエクスプローラーなど基本的なアプリのみです。

ストレージとRAMの使用量

ONDA V10 Proのメモリは4GB。どの程度使われているか起動時の使用量を見てみました。使用量は798MBで空きは3GB程度あり余裕です。またストレージは64GB搭載版を使っていますが、約50GBの空きがあります。

ベンチマーク結果と使用感

ONDA V10 ProのSoCはMediaTek MTK8173。その実力をAnTuTuベンチマークでも計測してみました。

結果としては約6.9万点で、兄貴分のMTK 8176が8万点ちょい程度なので、1万点程度差があります。とは言え、Qualcommのミドルレンジでよく使われるSnapdragon625は6万点前後であることを考えれば、7万点弱というスコアは悪くありません。

使用感はとてもよく、ライバルのTECLAST T10と遜色ない感じです。ただT10同様、2K解像度の処理がほんの僅かですが追いついていない感じで、ChromeでWebサイトを開いて縦スクロールさせたり、設定メニューを開いてすぐに下にスクロールするなどの際にギザギザっと動きます。ある程度読み込んでしまえばサクサクなのですが、ミドルレンジタブレットならもう少し軽快に動いてくれてもという気持ちにさせます。

スナドラ625を搭載したLenovo Tab3 8 Plusは、AnTuTuベンチマークスコアがV10 ProやT10よりも低いのに軽快に動きます。レノボがチューニングしているのでしょうが、ディスプレイ解像度に対してシステム側がまだまだ調整不足なのかもしれません。

バッテリー

中華タブレットの場合、気になるのはバッテリー消費量。

試しに、YouTubeを見てみましたが、結構減りますね。1時間で約25%。何もしていないとほぼ減りませんが、また動画を見始めるとぐいっと減ります。

電子書籍リーダーとして使っているときはあまり減らないので、WiFi使用でぐっと減るのかもしれない。

また動画見ていて気付いたのですが、モノラルのスピーカーの音が小さいです。最大にしても「ちょっと大きいかな」ぐらいの音量なので、映画とか迫力ある音がほしい場合には物足りなさを感じます。

電子書籍リーダーとしての使用感

10.1インチの2K解像度ディスプレイが活かせるのは電子書籍リーダーとしてでしょう。今回はdマガジンで雑誌を読んでみました。

このように見開き2ページでも読めます。やや字は小さいですが、2K解像度なので細かい字もフォントがぎざついたりぼやけたりすることなく、くっきりと読めます。

ただ、雑誌によっては文字サイズが小さいものもありますので、その際は1ページを縦画面で読むほうがお勧め。漫画とかなら見開き2ページでも文字が大きいので余裕です。

レビューまとめ

●Good

  • 10.1インチ2K解像度は発色もよく鮮明で綺麗
  • 32GB版なら180ドル程度とスペックの割に安い
  • ホームボタン+指紋認証リーダーは置いて使うタブレット向きで使いやすい
  • ネット、動画、電子書籍リーダーとして使い勝手が良いサイズ

●Bad

  • 若干精度が悪い指紋認証リーダー
  • Chrome等で画面スクロール初期時にギザギザっと動く
  • YouTube視聴でバッテリーの減りが早い
  • スピーカーの音が小さい

競合製品で見ると、TECLAST T10とスペックは似通っていて、価格は200ドル強。ですがONDA V10 Proは32GB版なら180ドル程度(セール)で買えるというメリットがあります。またどちらも指紋認証リーダー搭載ですが、T10は背面にあるため、ロック解除には一度持ち上げる必要があるのに対してV10 Proはホームボタン兼任なので置いたまま使えるというメリットがあります。ただその指紋認証の精度が100発100中とは言いがたく1/4程度ミスがあるのがちょっと残念(きちんとした角度で押せばいいのですが毎回同じようには行きませんし)。ただ自宅使用であればセキュリティかける必要も無い場面も多いでしょうし、指紋認証は使わないというのも選択肢に入るかと思います。バッテリーの減りが早いというのも持ち出しメインで使っていると気になるところでしょうね。

ライバル関係で言うと、同じ10.1インチでは国内ではHUAWEI MediaPad M3 Lite 10が販売されていて、3万円弱程度。ただこちらはスナドラ435でAnTuTuベンチマークは4.7万点程度のようなので1.8倍ぐらいMTK8173のほうがスコアが高い。HUAWEIのブランドを取るか、スペックの高さを取るかで言えば、この価格差なら使用感も考えるとONDA V10 Proのほうに分があると感じます。

ONDA V10 Pro の価格

記事作成時点の価格ですが、GearBest では64GB版の価格は221.69ドル(約2.5万円)で販売中です。ストレージ容量が少なくても構わないという方は、32GB版なら2万円程度です。

・GearBest.com販売ページ :Onda V10 Pro Tablet PC 4GB + 32GB
・GearBest.com販売ページ :Onda V10 Pro Tablet PC 4GB + 64GB

送料は無料で、お勧めはPriority Lineというオプションで、こちらは5-9営業日で届きます。(Priority Lineも無料です)

セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。

【64GB ROM版クーポン追加】200ドルアンダーでミドルレンジ 10.1インチ2K解像度タブレット『Onda V10 Pro』が発売!

GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。

・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」

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