1万円台でデュアルレンズカメラスマホ「OUKITEL U20 Plus」のレビュー後編です。
前回のレビューはこちら : 1万円台でデュアルレンズカメラを搭載した「OUKITEL U20 Plus」のレビュー! 開梱~外観チェックしてみた
今回はレビュー後編と言う事で、メモリやストレージの空き容量のチェックなどの基本的な点と、ベンチマーク、そして注目機能のデュアルレンズカメラ画質を比較し、感想をまとめてみました。
空きストレージ容量
ストレージはトータル16GB搭載しているのですが、空き容量は10.84GB。
内蔵ROMは最低限ですが、microSDスロットがあるので足りなければSD増設は必須です。
日本語化
日本語化はデフォルトで対応しています。
指紋認証の精度はまあまあ
U20 Plusには指紋認証センサーが標準装備されています。精度は良くも悪くも無いというレベルで、指の腹でしっかり押すと認識し易い。ただ指先とかだと最初の指紋登録で指先のエッジ部分もいろいろと触っているにもかかわらずなかなか認識しないことがあった。
このあたりは1万円台のスマホと考えれば、値段相応の反応といったところです。
ベンチマーク
定番のAnTuTuベンチマークをしてみました。
MediaTek MTK6737 Octa Core 1.5 GHzの実力はどうかというと・・・40,570とこの価格ならこのスコアだよなという結果。
スコアの上のほうを見たらキリがありませんが、ローエンドスマホの中では健闘しているほうです。実際にスマホを使っていてもゲームさえしなければネットなども至って快適です。ゲームの場合も、3Dや動画がぐりぐり動くタイプでなければOKで、ツムツム程度なら全然問題ありませんでした。
機種名 | SoC(CPU) | スコア |
---|---|---|
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
Xiaomi Mi MIX | Snapdragon821 | 153824 |
Xiaomi Mi Note2 | Snapdragon821 | 152516 |
AXON7 | Snapdragon820 | 143811 |
HUAWEI Mate9 | Kirin960 | 130859 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
XPERIA XA Ultra | Mediatek Helio P10 | 49112 |
OUKITEL U20 Plus | MediaTek MTK6737 | 40570 |
OUKITEL U15 Pro | MediaTek MTK6737 | 40219 |
Ulefone ARMOR | MediaTek MTK6753 | 37435 |
京セラTORQUE G02 | Snapdragon 400 | 25586 |
SHARP AQUOS SH-RM02 | Snapdragon 400 | 23516 |
液晶は綺麗で視野角もいい
5.5インチフルHD(1920×1080)解像度のU20 Plus。このディスプレイはシャープ製でローエンドスマホとは思えない綺麗さです。フルHDだから当たり前なんですが、Yahoo!ニュース見ても、1文字1文字がはっきり見えます。ただ色合いとしては少しだけ青っぽいのが残念。
視野角も優秀で、このぐらいの角度から見ても色飛びが一切ありません。これで1万円台というのは結構凄い事。
カメラ比較
このスマホの目玉機能であるデュアルレンズカメラで写真を撮って比較してみました。
まずはカメラの機能。
U20 Plusでは、カメラの中に「SLR」というモードがあり、このモードで撮影するとF値(しぼり)を変えて撮影でき、いわゆるぼけ感がある写真が撮れます。
SLRモードで被写体に対してフォーカスしたい部分をタッチすると、絞りをどの程度にするかを決めるスライダーバーが表示されます。これを上下させて、どの程度のぼけ感にするかを決め、あとはシャッターを押すだけ。
あまりぼけさせると不自然な写真になるので注意が必要ですが、スライダーバーで「どの程度背景がボケるかはリアルタイムで分かるので、画面を見ながら調整すればOKです。
ただHUAWEIのデュアルレンズカメラのように、撮影後にフォーカス位置(ぼけ感)を調整する事はできないので、撮影時が勝負となります。
~近接飯写真~
ファミリーレストランのランチ写真で申し訳ありませんが、撮り比べてみました
■Mate9
■OUKITEL U20 Plus
U20 Plusは一見鮮やかですが、ちょっと「鮮やかな写真にしたい」という意識=補正が強すぎる気もしますね。
~SLRモード(ワイドアパーチャ)の比較~
■Mate9
■OUKITEL U20 Plus もともと奥行きのある構図だと、U20 Plusでも綺麗にボケ感を出して撮れます。
~風景写真~
■Mate9
少しぼやけたように見えますが、こちらが肉眼に近いイメージ。
■OUKITEL U20 Plus
U20 Plusは近接写真同様くっきりとした明暗がはっきりした写真となっている。色合いがちょっとキツい気もしますが、近接写真ほどのくどさは無い。
良い点/いまいちな点まとめ
●Good
- デュアルレンズカメラはちゃんとぼけ感のある写真が撮れる。画質もそこそこ綺麗。
- 発色も視野角もいい5.5インチフルHDのディスプレイ
- ゲームさえしなければもっさりしない操作性
- これだけ出来て1万円台後半の価格
●Bad
- 5.5インチにしては196gとやや重い
- プラスチックボディはよく見るとチープ感がある
- やや認識率が悪い指紋認証
- docomo系のプラチナバンドには対応していない(B1/3/7/8/20)
U20 Plusは1万円台という価格に見合った部分もあります。例えばプラスチックボディや認識率があまり良くない指紋認証センサー、そしてやや重いボディ。
またデュアルレンズカメラは13MP+0.3MPというちょっとHUAWEIのデュアルレンズカメラのスペックからは「疑似的なものでは?」とあまり期待してなかったのですが、見事に裏切られました。HUAWEI Mate9というスマホカメラでは最高峰のものと比較してしまったので、若干色合いの強い写真はマイナスにも見えますが、あくまでこの価格帯のスマホですから充分健闘しています。(1万円台のスマホカメラはメモ程度にしか使えないものもたくさんあるので)
それでいて、画面は綺麗で視野角も高く、解像度はフルHDで見やすい。スマホに求めるものが、大画面、カメラ画質(そしてHUAWEI P9/P10のようなデュアルレンズカメラに憧れている)、あとは予算が2万円以下というなら、OUKITEL U20 Plusはかなりオススメです。
OUKITEL U20 Plusの価格
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ご活用ください。
関連リンク
・OUKITEL 公式ページ :OUKITEL U20 Plus
紹介記事 : 『OnePlus 3T』最強スペックで帰ってきた! スナドラ821+6GB RAM+5.5インチフルHD+カメラも強化されて5万円台!