液晶やバッテリー、CPUなどのパーツが取り外して交換できるスマホ『PuzzlePhone』がクラウドファインディング:Indiegogoで資金調達中。
フィンランド発の新しいスマホなんですが、これが結構面白い。
全てが交換可能
PuzzlePhoneは3つのモジュールに分解でき、それぞれが交換可能だ。
1.Brainは、CPU/GPU/RAM/ストレージ/カメラがセットになったモジュール。
2.Spineは、筐体フレームと液晶画面。
3.Heartはバッテリーだ。
『PuzzlePhone』を使用し、バッテリーが壊れた際は交換すれば良いし、予備バッテリーとの交換も容易だ。
また液晶サイズを変えたいといった際も、『PuzzlePhone』がアップグレードパーツを提供していれば可能。
現時点では5.0インチのFull HD液晶だけだが、5.5インチなどの「Spine」部品が提供されてくるようであれば、かなり面白くなる。
スペック
製品 | PuzzlePhone |
ディスプレイ | 5.0インチ 1,920×1,080 |
CPU | ARMベース 64 bits, オクタコア |
RAM | 3GB |
ROM | 16GB/32GB/64GB |
OS | Android 6.0 |
カメラ | 背面 1200万画素 |
バッテリー | 2800 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.2/NFC |
SIMスロット | サイズ不明 |
SDカードスロット | – |
3G/ 4G(LTE) |
2G/3G/4G/LTE Cat4/6* (*地域により異なる) |
サイズ | 縦137mm/幅70mm/厚み8.9 mm |
重さ | 170g |
価格 | 16GB : 333ドル(40,458円) 32GB : 444ドル(53,950円) 64GB : 777ドル(94,403円) ()内は1ドル121.4円で換算 |
価格はなかなか安い
16GB版のVERY EARY BIRD版は$333で約4万円。これが2016年9月から出荷開始予定だ。
その他モデルはストレージの違いとカラーリング/メタルパーツの使用有無で価格が違う。
16GB版が4万円というのは、スペックから見るとなかなかお安い。
まとめ:鍵は継続提供とカスタマイズ性
このようなモジュール交換型スマホは既にGoogleが「Project Ara」というコンセプトを発表していて、PuzzlePhoneが最初ではない。Project Araは2016年には発売したいとしている点がPuzzlePhoneと同じだが、どちらも鍵となるのはどれだけの多様性のあるパーツを提供できるかという点と、パーツを継続的に提供出来るかにかかっているだろう。
PuzzlePhoneは現在クラウドファインディング:Indiegogoで資金調達募集中だ。
現時点(2015/11/05現在)で、45,065ドル。目標は25万ドルだから、まだまだだ。
興味を持った方は応援(投資)してみては?
関連サイト
INDIEGOGO : PuzzlePhoneサイト