先日日本のSIMフリー市場に参入したhtc。(実際には再参入なわけですが)
Desire EYEとDesire 626を投入してきましたが、そのどちらも好評価で、特にDesire626はSIMフリー機のエントリーレベルスマホの価格で、ライバルと熾烈な戦いをしています。
そこで今回はそのライバルである、HUAWEI P8 Liteとスペック比較をします。
スペック比較
製品 | htc Desire 626 | HUAWEI Ascend P8 lite |
ディスプレイ | 5.0インチ 720×1280 Super LCD2 |
5.0インチ 1280 x 720 294ppi IPS液晶 |
CPU | Snapdragon 410 クアッドコア 1.2 GHz |
Hisilicon Kirin 620 オクタコア 1.2GHz |
RAM | 2GB | 2GB |
ROM | 16GB | 16GB |
OS | Android5.1 | Android 5.0 |
カメラ | 前面 500万画素/ 背面 1300万画素 |
前面 500万画素/ 背面 1300万画素 |
バッテリー | 2000 mAh | 2200 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.1, NFC |
Wi-Fi 802.11 b/g/n Bluetooth 4.0, NFC |
SIMスロット | nano SIM x1 | マイクロ SIM x1, nano SIM(SDカードと共用) x1 |
SDカードスロット | microSD (最大2TB) | マイクロ SIM x1, nano SIM(SDカードと共用) x1 |
3G/ 4G(LTE) |
LTE: B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28 3G W-CDMA : B1/B5/B6/B8/B19 |
FDD-LTE : B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28 TDD-LTE : B40 UMTS : B1/B5/B6/B8/B19 GSM : 850/900/1800/1900 |
サイズ | 縦146.9/幅70.9/厚み8.19mm | 縦143.0/幅71.0/厚み7.7 mm |
重さ | 140g | 131g |
価格 | 29,800円 | 実売28,600円 |
CPU性能はP8 Liteが若干上
Desire 626は、スナドラ(Snapdragon)の410で1.2GHzのクアッドコア。
P8 liteは、Kirin620 1.2GHzのオクタコア。
スペック上はコア数が多いP8 liteの勝ち。
ただ実際はオクタコアをフル活用するような場面も少ないと思いますので、クアッドコアでも十分で、実用上はそれほど違いは出ないかと思います。。
スマホをバリバリのゲーム機として使うなら、オクタコアであることに越した事はありません。
バッテリーもP8 liteが200mAh多い
バッテリー容量はイカのようにP8 liteが2200mAhで、Desire 626の2000mAhより200mAh多い。
10%ぐらい多いわけでそれだけバッテリーの保ちが長いことを意味します。
これは連続待受時間の差にも現れています。
製品 | htc Desire 626 | HUAWEI Ascend P8 lite |
バッテリー | 2000 mAh | 2200 mAh |
連続待受時間 | 約400時間(LTE) | 約450時間(LTE) |
ドコモ周波数帯へのサポートは2機種とも万全
SIMフリー機ですから、日本の格安SIM/MVNOの環境を考えると「ドコモの周波数帯への対応」はとても重要です。
その中でも、基本的にはB1/B3/B19の3つを最低でも押さえておけば、日本国内ではほぼ問題なく使えると言って良いでしょう。
B1はドコモの基本的なLTE周波数帯となり、B1対応だけでも国内で圏外になるところは少ないと言われています。
B3は東名阪地域のみのサポートですが、この範囲内の方であれば高速通信が期待できます。
B19は800Hz帯のプラチナバンドと言われる周波数帯で、山間部や都市部の建物内など、電波の「回りこみ」ができ、電波が届きにくい地域・場所にも届くという便利な周波数帯です。
この両機種とも3つに対応しているので、安心して使えます。
P8 liteのほうが9gも軽い
重量に関しては、P8 liteが131g、Desire 626が140gと9gほどP8 liteが軽い。
軽いは正義という方であれば、P8 liteでしょう。
ただ個人的にはこのぐらいの軽さになると、両方とも「軽い」という感触です。
デザインの方向性が全く違う2機種
デザインの方向性が全く違う2機種です。
P8 liteはiPhone的なメタル調のプラスチック素材。やや高級感を演出してますね。
Desire 626は、プラスチック素材でツートンカラーで明るく主張の強いカラーリングとデザイン。
総括:ほぼ差が無いと言えるのであとはデザインの好み
細かいスペックを比較してきましたが、総括としてはスペック上の違いは実用上あまりないと言えます。
デザインの方向性が全く違う機種という点が面白い。P8 liteのようなメタル調が好きな方もいれば、Desire 626のようなツートンカラーの明るいイメージのスマホが好き方もいます。実際はスペックを細かく比較するより好みでどちらかに決め打ちしてしまうほうが強い両機種かなと思います。
しかしあくまでポップなカラーリングという面もあるので、合う人には合うという所もあります。P8 liteは誰が持っても無難に使える面もありますので、落ち着いたカラーが欲しい人にとってはいいでしょう。
ただ今回の比較で分かったのは、どちらを選んでもきちんと使える良いスマホだという点。
P8 liteは以前から「安くてデザインが良くて使えるスマホ」というエントリーレベルSIMフリー機のお手本のような地位にいますが、そこにDesire 626が入ってきても遜色が無いという事は結構凄いわけで、安くて良い端末が増えることは良いことです。
また、iPhoneライクなメタル調一辺倒であったエントリーSIMフリー機の領域に、デザイン性の高いスマホを投入してくれた意義は大変大きいと感じています。
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