【実機レビュー】「Xiaomi Redmi Note 9S」は2万円台ながらもミドルハイレベル~カメラやベンチマークも良いぞ

Xiaomiのスマートフォン「Redmi Note 9S」をBanggood様からご提供頂きましたので、レビューしていきます。

 

Redmi Note 9S の特徴

XiaomiのハイコスパブランドRedmiの最新機「Redmi Note 9S」は 2万円台の超低価格ながら、ミドルハイクラスの性能をぶち込んだ価格破壊機のようなスマホです。

ディスプレイは6.67インチフルHD+(2400×1080)。フロントカメラはパンチホールでデザインもすっきり。

SoC(CPU)はSnapdragon 720G。型番的には730Gのほうが上ですが、クロック周波数はMax 2.3GHzと0.1GHz 720Gが上。ただ性能は遜色ないようで、AnTuTu(V8)ベンチマークは27~28万点程度は見込める模様。このスコアはSnapdragon845クラスの性能があるわけで、2万円台のスマホでは破格のスコア。

メモリとストレージは4GB+64GBか、6GB+128GBがあり、microSDは最大512GBまでサポートします。

カメラは背面がクアッドレンズで、 48MP(1/2インチ f/1.79)のメイン、8MP (119度広角 f/2.2)、5MP (マクロ f/2.4)、2MP (深度用 f/2.4)と低価格路線とは思えない豪華な仕様。フロントは16MPです。

指紋認証リーダーは電源ボタンに内蔵されています。

イヤホンジャックも削られずにありますし、XiaomiらしくIR(赤外線)も使えます。

カラーはホワイト/ブルー/グレーの3色。

OSはAndroid10ベースのMIUI11。

周波数帯は以下の通りで、グローバル版ですがソフトバンク系のみLTE B8プラチナバンド対応です。
WCDMA: B1/2/4/5/8
TDD LTE: B38/40
FDD LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20/28

日本でも発売されるので、周波数帯が気になるなら日本版のほうがベストでしょう。

基本スペック

開封&外観

同梱品はUSB Type-Cケーブル、充電器、カバー、マニュアル。充電器は日本では使えないコンセント形状なので、自分で用意する必要があります。

ディスプレイは6.67インチのフルHD+解像度。画面上部にパンチホールカメラがあり左右も含めてベゼルは細いです。下部は若干ベゼルがありますが、気にならない程度。

パンチホールも極小レベルで邪魔にはならない。ちなみに下にあるように、MIUIバージョンは、MIUI 11.0.3 Globalの安定版となっていました。

下部はUSB Type-C端子とイヤホンジャック。最近はイヤホンジャックが無いモデルも多いのですが、有り難いですね。

右側面には電源ボタンとボリュームボタン。電源ボタン部分が凹んでいるのは指紋認証リーダーと兼用の為。
凹んでいる為、手探りで電源の位置を探し出すことができ、且つボリュームボタンとの違いも感覚的に分かるので間違って押す事が少なくて助かります。指紋認証の感度も良く、サクサクとロック解除が可能。

上部にはマイクとIR(赤外線)。Xiaomiはスマホに赤外線を搭載する数少ないメーカーで、アプリを使えばエアコン等の操作も可能です。

左側にはSIM/microSDスロット。ちなみにトリプルスロットとなっていて、nano SIM x2とmicroSDが同時に使えます。SIMはソフトバンク回線ならプラチナバンド対応です。

背面は 左右がラウンドして持ちやすくなっています。また美しいバックカバーの処理は見とれるレベル。

カメラは四角く配置されたクアッドカメラ。画素数は48MP(1/2インチ f/1.79)、8MP (119度広角 f/2.2)、5MP (マクロ f/2.4)、2MP (深度 f/2.4)となっている。その実力は後ほど。レンズ部はかなり出っ張っている。

裸族で使いたい方には気になる点ですが、付属のカバーを使えばツライチ(カバーの高さと同じ)になるので、実用上は問題無いでしょう。

重さ

カタログスペックは209gですが、実重量は212gでした。

最近のスマートフォンは画面大型化もあり200g超も珍しくなくなってきましたが、Redmi Note 9Sの212gはややずっしりと感じます。

それでも背面の左右が丸みを帯びている為持ちやすく、”212g”という数字ほどには重くは感じません。

日本語&アプリケーション

日本語も初期セットアップから選択でき、以後は完全な日本語で使用することができます。プリインストールアプリケーションもXiaomi標準のものを除けば、Googleの基本アプリ(Chrome/Gmail等)しか入っていません。

ベンチマーク

SoC(CPU)にSnapdragon720Gを搭載しているRedmi Note 9Sですが、AnTuTuベンチマーク(V8)の実力を試してみました。AnTuTuは現在Google Playストアから削除されていますので、Antutu公式からapkをダウンロードしています。

AnTuTuベンチマークのスコアは約25万点。カメラ、Chromeでのネット閲覧、YouTubeは快適そのもの。重いゲームは試していませんが、モンストや黒猫のウィズなどは問題無く起動して快適にプレイ出来ています。

カメラはそこそこ

Redmi Note 9Sの背面4眼カメラを使って撮影してみました。

以下は作例です。(クリックすると大きく見ることができます。但し容量の問題があるため、横1200ピクセルに制限しています。それでも容量が大きいのでモバイルの方はご注意を。)

上の2枚は曇り空で夕方という時間帯だったこともあり若干暗めに写っています。ただ水の流れなどは48MPのメインレンズで綺麗に捉えられています。

周りが明るいと2段目/3段目のように美しい写真が撮れています。タンポポはポートレートでの撮影ですが、タンポポのあたりだけにうまく焦点があたって不自然なぼけはなく、綺麗に仕上がっています。

全体的に正直これが2万円ほどのスマホなのかという出来で、Xiaomi恐るべしです。こういってはなんですが、この価格帯の中堅スマホメーカーはかなりカメラソフトに力を入れないとまずいように感じました。カメラ重視同価格帯なら私はXiaomiを買います。

レビューまとめ

久しぶりにRedmiシリーズを使ったのですが、正直「多くの人はこれで充分だよな」と思える出来でした。
惚れ惚れする美しい外観、パンチホールカメラでフロントディスプレイは使いやすく、4眼カメラは綺麗に撮れる。
本体はやや重いけど握りやすく持ちやすいからそれほど気にならない。

側面指紋認証も使いやすく認識精度も高い。Snapdragon720Gは高速でゲーム至上主義でないなら、ほとんどの方にとっては充分な性能です。

難点は輸入版なので周波数帯的にはソフトバンク系のみがB8プラチナバンド対応で、docomoはB1/B3の首都圏エリアなら使える感じなのマイナス要素でしょう。
あとはやや重いので、カバーを着けると更に重くなるので、長時間使う方などは重さが気になるかもです。

ただ難点を考えてもメリットが大きく上回り、特に周波数帯に関しては日本版も発売されるので難点の1つは消えます。

そう考えるとこれで2万円そこそこという価格で販売できちゃうXiaomiには脱帽しかない。
ラインナップ的な兄貴分にはMi Note10 Liteがありますが、それも要らないんじゃいかというぐらい満足感の高いスマホです。

価格

私がレビューしたRedmi Note 9Sは4GB RAM+64GB ROM版でしたが、6GB+128GB版は安いクーポンが出ています。

Banggoodでの価格は6GB+128GB版が279.00ドルで、日本円だと30,367円です。(記事作成時点の価格)

ですが、以下クーポンで217ドルと62ドル(約7000円)OFFです。

日本版は6GB+128GBで29,800円ですから、輸入のほうが安いですね。

217ドルクーポンコード :  BGJPSJ6126    (限定20台)

Banggood販売ページ

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