『Xiaomi RedMi Note3』使用感実機レビュー【後編】ネガティブ面もあるよ

前回のXiaomi RedMi Note3使用感レビュー【前編】では、主に「RedMi Note3すげーぞ」という部分を見てきましたが、今回はネガティブレビューという事で、あえて「こういうとこはダメだぞ」というのを書き出してみました。Xiaomi REDMI Note3 実機レビュー

MIUIのランチャーはiPhoneを意識した作り

Xiaomiの端末の場合、ほぼ間違いなく「MIUI」というAndroidベースのXiaomi製OSとなっています。もちろんホーム画面のUIは別のランチャーアプリを導入して変更する事は可能なので、不満があるなら変える事は可能です。

しかし今回は初めてのXiaomiの端末なので少し使って見ることにしました。

ホーム画面。Xiaomi RedMi Note3使用感レビューこちらはiPhone(iOS)のようなインストールアプリがべたべたとアイコンで貼られ、非常にうっとうしい。(個人の感想です)。

XiaomiのアプリはカラフルでMIUIの雰囲気に合うのですが、さすがにATOKとか乗換案内、AnTuTuが並ぶと雑然としていて気持ちの良いホームの見栄えじゃ無いですね。(個人の感想です)Xiaomi RedMi Note3使用感レビュー

まぁXiaomi RedMi Note3はmicroSD無しモデルだし、16GB/32GBモデルしかなく、「がっつりアプリを入れて使う」という考えはないのかも知れません。アプリ数が少ないならこのMIUIのホーム画面でもいいと思います。でもやっぱりAndroidの良い所は、よく使うもの/使わないものを整理し、ホームには必要最小限のすっきりとした画面構成が一番だと思う。→よって速攻でApex Launcherに変更しました(汗) すっきり。Xiaomi RedMi Note3使用感レビュー

MIUIの通知領域が若干使いづらい

また、MIUIは画面上から下スワイプで表示される通知パネルもちょっと独特で操作でAndroidに慣れた人だとちょっと一手間入る。

通常のAndroidであれば、通知パネルはすぐにWifiや画面回転On/Off、液晶の明るさと言った設定項目にたどり着くが、MIUIでは最初に出てくるのはアプリからのNotification領域。非rootでは削除できないXiaomiアプリが頻繁に警告を出す。「ゴミ掃除(メモリ領域)しろ」とか「(アプリの)アップデートしろ」とか。Xiaomi RedMi Note3使用感レビュー

目的の通知領域はこの段階で左スワイプするとやっと出てくる。ちなみにNotificationが無い場合は、デフォルトで通知領域が出てくるようになっている。Xiaomi RedMi Note3使用感レビューその為この二度手間がイヤなら、ひたすら「設定」-「Notifications」-「App notifications」で一つ一つのアプリに「警告出さないよう」に設定していくしかない。『Xiaomi RedMi Note3』使用感実機レビュー 『Xiaomi RedMi Note3』使用感実機レビューただこれを設定しても、Xiaomi謹製のメモリークリーナーアプリは警告してくるし、通知を完全に無くすことはできない。

こういう所は標準的なAndroidを使っている人からすると「なんでわざわざ変えるのか」と言いたくなる。中華スマホメーカーは軒並みこの独自OS(と言ってもスキンみたいなものだが)っぷりをアピールしているが、ぶっちゃけ操作性まで変わってくるなら余計なお世話。まぁ彼らの主戦場である中国市場ではこのような独自性が好まれるのかも知れません。

またこの通知領域でちょっと面白いのが一番上にミュージックプレーヤーコントロールが出てくる点。またFMラジオを起動すればラジオコントロールも表示される。(FMラジオは残念ながら日本では聴けない周波数帯域ですけどね) こういう利便性をよくするアイデアはスキンを載せる事で良くなっている点だとは思う。2016-03-16_22h56_07

「設定」の中は日本語化されない

Xiaomi RedMi Note 3は日本語ロケールが標準で入っているのですが、あくまで「ある程度日本語化されている」レベルです。設定メニューの中はほぼ英語のまま。

そしてなんかの並びもいろいろと変えられてしまっているので、最初は「あの設定どこやー」と迷います。Xiaomi RedMi Note3使用感レビュー例えば「GPSをOnにしたい」ただそれだけの事なのに、探し出すのに相当迷った。実は簡単でしたが、最初は戸惑う。まぁこれも慣れですけどね。

電池持ちはまぁまぁ

RedMi Note 3ですが、バッテリーは4000mAhも積んでいます。一日使い倒して「持たない」という事は無いものの、じゃあ3000mAhのGalaxy Note5よりも遙かに持ちが良いかと言うと「あまり変わらない」というのが実感。なので3000mAhぐらいの気持ちで使えば悪くない。ここは評価としてはいまいちです。

そもそもな話

ここまでネガティブな面を洗い出しましたが、それほど「ここがダメ!」と言えるほどの決定的な所は見当たりません。ただRedMi Note3を買った人ならいざ知らず、買っていない・これから検討するという方の為に言うと、「RedMi Note3はそもそもスマホとしてさぁー」と指摘したくなるいくつかの要素があります。

  • microSDが非搭載
  • バッテリーが取り外せない
  • 日本では対応LTE周波数帯が足りない

結論から言うと、これらは分かった上でそれでも欲しいと言う人が使うべきです。なので私のブログでは「手に入れた後のレビュー」の為、これをいちいち指摘したくない部分ではあるのですが、一応抑えておきたいと思います。

まずmicroSDスロットですが、ありません。その上更に容量が16GB版か32GB版しかありません。「いやいや足りんし」という方、もう選択肢から外してください。これは割り切ったモデルです。どーしてもmicroSDが欲しければ、「RedMi Note3 Pro」を検討してください。こちらはmicroSD有りです。

次に「バッテリーが取り外せない」という指摘。いくつかのレビューを見るとこれをネガティブ要素と捉えている人が多いし、またスマホ全体的にバッテリーが取り外せるべきだという方も多いのですが、極論を言うと「必須?」と言いたくなる。自分も外せればベストとは思いますが、世の中の大半が「取り外せない」方向に向かっている中で、これを必須とか外せない事がダメだというのはちょっと理解できない。

最後にLTE周波数帯。これは本当に仕方ない。だって日本向けじゃないもの。それを日本で使いたいなら多少は買う側が妥協しないと。それでもB1/B3はサポートされますので、技適の問題はあるが、東名阪・首都圏ならある程度は使える。余談ですが、「ドコモやauで売っているスマホと同等レベルじゃなければSIMフリーは使えない」という人もいらっしゃいますが、そういう人はキャリアスマホを使うしかないですね。

結論:欠点以上の長所が多すぎるXiaomi RedMi Note3

ここまで書いてきたように、欠点とかネガティブの面は、私が感じる限り、概ねMIUIというXiaomiのOSに依存したモノです。設定関連は確かに位置がいろいろと変わっていて使いづらいし、日本語ロケールがあると言っても、システム設定は大半が英語のままなので、目的にたどり着くまで「あーもう!どこよー」と設定箇所を探し出す苦労はあります。慣れの部分なので最初だけですけどね。

ただ慣れてしまえば、使用感レビュー【前編】に書いたように、わずか2万円で5.5インチフルHDの美麗液晶、AnTuTuのベンチマークスコア50,000弱、2.0GHzのオクタコアのフルメタルボディの快適端末が手に入るのです。

私のは安い方のモデルでメモリ2GB/ROM 16GB版で22,875円。メモリ3GB/ROM 32GB版は26,102円でセール中。3000円ちょいでRAM1GBアップとストレージ倍量なら32GB版がイイですね。XIAOMI REDMI Note 3しかしこのコスパは本当に恐ろしいものがある。スペック・品質的には5万円で売っていても疑わずに「安いな」と言ってしまいそうです。こんなもの日本で売られたら日本メーカーは全部撤退しなければ無くなるぐらいの衝撃がある端末ですよ。

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