格安で発表された『Surface 3』を『Surface Pro3』と比較してみた

少し時間は経ってしまいましたが、3/31にマイクロソフトから『Surface3』が発表されました。
あれ? Surface3ってもう出てなかったっけ?
と思っていたのは、『Surface Pro3』でしたね。
Surface3は、Pro3の廉価版で、Atom CPUを搭載しているのが特徴です。
Photoshooting_Surface3

スペックの確認

マイクロソフトのアメリカのサイトから主要スペックをまとめてみました。

Surface3 Surface Pro3
サイズ 267mm x 187mm x 8.7mm 292 mm x 201.3 mm x 9.1 mm
重量 622g 800g
ディスプレイ 10.8インチ
ClearType Full HD Plus Display
12.0インチ
ClearType Full HD Plus Display
解像度 1920 x 1280 2160 x 1440
バッテリー 最大10時間の動画再生 最大約 9 時間の Web 閲覧
RAM/SSD 2GB/64GB
4GB/128GB
4GB/64GB,128GB
8GB/256GB,512GB
CPU Quad Core Intel® Atom™
x7-Z8700 processor
(2MB Cache, 1.6GHz with Intel Burst™ technology up to 2.4GHz)
第 4 世代 Intel® Core™ i3、i5 または i7
WiFi 802.11 a/b/g/n/ac
OS Windows 8.1 Windows 8.1 Pro
ポート フルサイズ USB 3.0
microSD™ カード リーダー
ヘッドホン ジャック
Mini DisplayPort3
カバー用ポート
価格 $499~(約6万円) 実売8万円強~

Surface3の素晴らしいところ

まず何より安い事。
最低スペックであれば、6万円という所が惹かれる。

細かいスペックは後で見るが、結論から言っちゃうと「これぐらいでいいよね」というスペックだから十分。
「ノートPC」として考えると、”タイプカバーキーボード”が必要だが、キーボードを付けても887gと超軽量です。

私の場合サブノートとして考えているので、サイズ的にも10.8インチはほぼ最適。
実際は11-12インチくらいが見やすいのですが、10.8ならぼちぼちです。
Pro3でもいいのですが、+200gとなると価格も高いし、微妙になってくる。

解像度も1920×1280とFullHDで文句なし。むしろ字が小さいかもしれないが、そのあたりはいくらでも調整可能ですし問題ない。
やはり画面が綺麗というのは、愛用していく上で重要ですからねぇ。
プレゼンしたり、家族で旅行検討したりする上で、綺麗にさくさく動くのは重要です。

ちなみに、Pro3には無い機能として、Surface3にはSIMスロットがある。
LTE対応のSIMスロットは、格安SIMが昨今安いので、サブノートとしてSIMを挿しておけるのは最強かもしれない。
※但し日本で使えるかどうかは不明・・・

Surface3の問題点

一見死角はないが、実は価格が微妙かもしれない。
メモリが2GB、SSDが64GBが最低スペックになるが、後から拡張できないSurfaceなので、念のためメモリは4GB欲しい所。
上位モデルである4GB/128GBモデルの場合、予想価格だが、+1.5万円~2万円かと想定される。

すると約7.5~8万円となり、12インチのPro3の実売価格に限りなく近づいてしまう。
Pro3の場合は、SSDは64GBだが、メモリは4GBなので、こちらのほうが解像度も高く、CPUスペックは上(Core i3)となるため、実際はPro3のほうがお買い得になるのかもしれない。

ただ最近のAtom CPUを搭載している8インチWindows8.1タブレットは、メモリ2GBでもサクサク動作している点を考えると、2GBの Surface3でも良いのかもしれない。
また最低スペックとは言え、マイクロソフトがそんな粗末な最低スペックを出してくるとも思えない部分もあり、「マイクロソフトチューン」されていると期待するのもいいかもしれない。

結論

今のところ私の中では「買い」です。
ただ前述のようにPro3との天秤中www
キーボードがOptionなので、どうしても1.5万円くらい本体価格より高い出費になるのがSurfaceの痛い所で、Pro3だと10万円コースになってしまう。
ここが一番のネックで、それがSurface3の最低スペックで、キーボード付き実売が6.5万円くらいなら「即買コース!」と意識がぐらつきそう。

Surfaceは初代Surface Proが出た時に、会社の上司がアメリカ出張で買ってきた時に見せていただいたのが始まり。
その時は「見た目よりクソ重い」と思ったものの、世代も「3」まで進むと、本体だけで660gになりましたか・・・と軽い感慨にふけってしまいました。

このSurface3。マイクロソフトは必死に「iPad Air」との対比をしていますが、私的にはiPad Airとの戦いというより、Macbookあたりが対抗馬になる気がしてます。
「普通のノートパソコンを軽く、スタイリッシュに使いたい」というニーズは絶対的にあるし、iOS系ではなく、Windowsを使うメリットはとても大きいのです。

それにしても価格にしてもデザインにしても、Windows PC各社がこれに近いPCを値段的にも作れない理由はなんなんでしょうか?
やはりSurfaceは、利益度外視でマイクロソフトが作っているのかな?

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