今回は12.2インチWUXGA液晶を搭載した中華タブレット『Teclast Tbook 12 Pro 』レビューです。こちらはGearBestさんからサンプルを提供して頂いてのレビューです。
この「Teclast Tbook 12 Pro 」は12.2インチとタブレットとしてはかなり大きなディスプレイを搭載し、解像度はWUXGA(1920×1200)と大画面に負けない解像度です。またこのディスプレイはOGSディスプレイとなっていて、中華タブレットによくある画面が少し奥まっている(段差がある)事はありません。またOGSは発色も良いので期待できます。
OSはWindows10とAndroid5.1のデュアルOSです。
スペックとその他特徴に関しては別途以下記事もありますので、参考にしてください。
紹介記事: 12.2インチWUXGAタブレット『Teclast Tbook 12 Pro』登場! TECLASTも12インチ市場に参入
今回は第一回目のレビューという事で早速開梱&外観チェックレビューしていきたいと思います。別売りのキーボードもありますので併せて見ていきます。
主要スペック
主要スペックは一般的な中華タブレットです。
CPUはCherry Trail AtomのZ8350という中華タブレットおなじみのもの。これにRAM 4GB + 64GB ROM(eMMC)という構成で、Atomタブレットとしてはスペックは若干高めです。
- CPU :Intel Cherry Trail Z8300 64bit Quad Core 1.44GHz (up to 1.84GHz)
- RAM: 4GB
- ストレージ: 64GB eMMC
- ディスプレイ : 12.2インチ 1920×1200 WUXGA IPS液晶(OGSディスプレイ)
- OS: Windows 10 + Android5.1
- バッテリー : 7200mAh
- カメラ: フロント : 2MP / リア 5MP
- microSD: 最大128GB
- WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 b/g/n 、Bluetooth4.0
- サイズ: 298 x 202.1 x 4-8 mm/ 908.1g
- Languages: Androidは日本語あり、Win10はマルチランゲージ機能からインストール可能
- インターフェース : MicroUSB x1 、microSD x1,ヘッドホンジャックx1、microHDMI x1
- 専用キーボード: 別売り
開梱
箱を開けるとビニール袋に包まれた本体が登場。12.2インチというサイズもありますが、メタルボディでがっちりとしてます。剛性感が手に持って感じるボディの為、安っぽいイメージはありません。
同梱品は、microUSB、OTG、DC充電用の各種ケーブルとマニュアルです。タブレット本体は、microUSBでもDCケーブル(USB経由)のどちらでも充電が可能です。2本とも挿入可能ですが、充電が早くなるということもなく、どちらか好きな方を使う事になります。そうなるとmicroUSBケーブルのほうが汎用性があるので、結局そちらしか使わない気がします。
外観チェック
ここからさくっと外観チェックしていきます。
まずは前面。起動した直後の画面はデュアルOSの選択が表示されます。画面にスクラッチが入っているのはサービスで貼られている保護フィルムの傷で、見栄えが悪いのでこの後剥がしました。画面下部にWindowsボタンがありタブレットモードの時は押しやすい位置。但しキーボードとドッキングするとこのボタンは半分くらい隠れることになり使えない。ただキーボードを付けた際は、キーボード側にWindowsキーがあるので、このタッチボタンが使えなくても困ることはない。Cube iWork 1xなどはキーボード側にWindowsボタン用の切り欠きがあってボタンをわざわざ使えるようにしているが、実際はドッキング状態での使用頻度は少ないというのが実情です。
ディスプレイはまた別途レビューしますが、ぱっと見で「綺麗」と感じる。さすがはOGSディスプレイ。底部側面。ドッキングコネクタと両サイドにスピーカーがある。タブレットモードの時はこの位置で問題無いが、キーボードとドッキングすると、スピーカー口が塞がれることはないものの、ディスプレイから下方向になるため、指向性はあまりよろしくない位置。
右側面。こちらには何もありません。向かって左側がドッキングコネクタ側なのですが、そちらが太めで右側に行くに従って細くなっている。上部側面。電源/ボリュームボタンがある。ボタン自体はプラスチックですが、クリック感はよく、チープさはありません。側面の処理も美しいです。右側面。左からmicroHDMI、microUSB、イヤホンジャック、DC充電、microSDスロットとなっている。フルサイズのUSB端子はキーボードにある。 背面には機能的なものは何も無し。特徴はないものの、メタルボディの質感がひんやりとしていて「剛性の高いものを持っている」という感覚が得られる。カラーもシルバーでオーソドックスですが、安っぽさは全く無いのが良いところ。TECLASTの10インチ以上の製品はほぼ全てメタルボディ化されていると思いますが、どれも本当によく出来てます。これぐらいの質感なら、他人に見せても恥ずかしくないレベルです。
オプションのキーボードは使い勝手良好
専用キーボードはオプションで、だいたい5000円前後ですが、これはできる限り買った方がいい・・・いやむしろ買うべきアイテムです。12.2インチと画面が大きいため、タブレットとしては重く、むしろキーボードとドッキングさせて「基本的にはノートPC、時々タブレットとしても使える」という使い方のほうがいいでしょうね。
キーボード自体は当然ながら英語キーボード配列。6段の綺麗な配列で極端に小さいキーなどもなく、使いやすい。 ファンクションキーの反転もなく押せば「F1」などが使える。当たり前と言えばそうなのですが、余計なことをせずに使い勝手をきちっとやってくるTECLASTが好きです。(普通に使えるのが一番)
キーボードの左右にはフルサイズUSB 2.0ポートがあり、USBデバイスはここに接続できるようになっている。この点を鑑みてもキーボードを買う価値がある。
タッチパッドは縦方向が狭いながらも指三本分は確保しているので、操作性はほとんど犠牲になっていない。ただ、ボタン部分も覆われた一枚タイプのパッドなので、クリック時にややカーソルが動いてずれるのが少々難点。2週間ほど使っていますが、ボタンをポンと上から押すようにすればあまりミス無くできるようになる。
今回のレビューはここまで。
次回はWin10/Androidでベンチマークしてみたり、もうちょっと使用感的なものを取り纏めたいと思います。
Teclast Tbook 12 Proの価格と購入方法
このTeclast Tbook 12 Proですが、価格はGearBestにてセールで26,374円という価格で発売しています。※価格は記事作成時点
GearBest販売ページ: Teclast TBook 12 Pro 2 in 1 Tablet PC
残念ながらキーボードは在庫切れの模様で手に入りません。但しBanggoodで5,600円程度で販売中なので、欲しい方はこちらもチェックして見ると良いと思います(ただ本体はGearBestのほうがかなり安い)。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで