2.4インチとスマートウォッチとしては特大ディスプレイを搭載した「TICWRIS MAX S」をBanggood様からご提供頂きました。
2週間ほど使ってみたのでレビューしていきます。
TICWRIS MAX Sの特徴
TICWRIS MAX Sはスマートウォッチの最大の特徴は2.4インチと特大ディスプレイを備え、しかも解像度は640×480とVGAという点。
横幅、65mmです。ちなみにSが付かないMAXは75.2mm幅で、ディスプレイサイズは2.86インチもあります。こちらは先に発売されていたのですが、今回紹介するMAX Sはそれでも”小型化”されたモデルというわけです。
バッテリーはなんと2,000mAhもあり、まさに小型スマホ並です。ただバッテリー持続時間は通常使用で40時間、ライトユースなら60時間となっており、基本的には毎日充電が必要です。
SoC(CPU)はMediaTek MT6739と1年前ぐらいのローエンドスマホレベル。そこにメモリ3GB、ストレージ32GBという構成です。
スマートウォッチとしてはGPS、心拍センサー、歩数計などのトラッキングができ、通知はアプリやメール/通話も可能。これだけの大画面なので、Google Mapも見やすい。
OSはAndroid 7.1.1を搭載しています。その為Google Playから好みのアプリをインストール可能。
スマートウォッチだと解像度によりレイアウトの関係で使えない/使いづらいアプリも出てきますが、640×480というVGAなら、ある程度そうした使えないアプリの存在は薄まりそうです。
更にnano SIM x1が装着できるので、単体でネット接続も可能です。
対応周波数帯は以下の通り。凄い事に、4G LTEはソフトバンクB8だけでなく、ドコモB19,au B18の国内3キャリアプラチナバンド対応です。
4G FDD-LTE:B1/3/5/7/8/11/133/18/19/20/21/28
TDD-LTE:B38/40/41/42
一応公開されているのは4G帯だけなのですが、恐らく3Gにも対応していると思われます。
TICWRIS MAX S | |
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ディスプレイ | 2.4インチ 640×480 IPSディスプレイ |
バッテリー | 2000mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 40時間 スタンバイモード : 60時間 |
GPS | GPS/AGPS/GLONASS |
防水 | IP67 |
機能 | ヘルストラック: 心拍,歩数,睡眠 通知:アプリ,テキストメッセージ,通話,メール |
重さ | 70g |
カメラ | サイド : 2MP フロント : 8MP |
OS | Android 7.1.1 |
ネットワーク | 4G FDD-LTE:B1/3/5/7/8/11/133/18/19/20/21/28 TDD-LTE:B38/40/41/42 WiFi: 802.11a/b/g/n |
その他 | CPU : MT6739 RAM+ROM : 3GB+32GB |
開梱と本体周り
さっそく開梱していきます。
付属品多数ですね。充電器、マニュアル、保護フィルム(予備)、精密ドライバー、ネジ(予備)です。ネジとドライバーについては後ほど。
マニュアルは英語版があり、図解もあるのでなんとか分かる。
本体背面はこのようになっていて、センサー系の左にSIMスロットがあります。
SIMスロットは付属のドライバーを使って取り外す事でnano SIMスロットにアクセス出来るようになります。
ネジはかなり小さいので無くした場合に使える予備ネジが付いているのでしょう。
充電器はこのように面で取り付けるタイプ。マグネットでしっかりと固定されます。ただ持ち運びの事考えたらここまででかくする必要があったのかは疑問ですね。
セットアップは日本語選択が可能でした。
ペアリングとアプリインストール
TICWRIS MAX SはAndroid 7.1 OS搭載なので、ペアリングせずに単独でも普通に動作するスマートウォッチですが、スマホと連携させるとスマホからの通知が受け取れたり、ライフログ系のデータ連係が取れるので便利です。
アプリは「WiiWatch2」をGooglePlay/App Storeから探してダウンロード/インストールします。
日本語にも対応しているので、ペアリングはそう難しくありません。途中でQRコードを読ませる場面になるので、スマホ側でTICWRIS MAX Sに表示されているQRを読めばペアリング完了です。
使い勝手
デフォルトでは今は無きWindows Phoneのタイルのようなホーム画面。
タッチすれば所定のアプリが開くので、使い勝手は良いです。
スワイプすれば全てのアプリ一覧を見ることができるので、スマホライクに使えます。
キーボードはAndroid標準のものでも後から入れたものでも、QWERTYキー表示は「小さいので使いづらい」ですね。
アプリのインストールしてYouTubeも見れる
AndroidOSが載っているので、WiFiやSIMを入れてネットワークに接続できればGooglePlayから好きなアプリをインストール出来ます。
YouTubeをインストールすれば、こんな感じで普通に動画も見れます。
スピーカーもあるので音も出せますし、「腕時計で動画視聴できる」のは未来感あります。うちの小学生の子供は「すげぇ」と奪い取って、これならベッドの中でみれるなぁとニヤニヤしながら楽しんでいました。
こうした自由にAndroidアプリをインストールできるのが最大の強みで、ゲーム等もVGA解像度なので比較的動くはずです。ただやはり2.4インチなのでタッチがシビアなものは厳しい。
アプリはGooglePlayだけでなく、MAX S本体にプリセットされたもの(TwitterやFacebookなど5種類程度)は、GooglePlayなしでもインストール可能です。但しダウンロードという形なのでネットワーク接続必須で、結局はGooglePlayからダウンロードするのとあまり違いはないので、プリセットする意味があまりないのですが、こうしたことも可能です。
GoogleMapも使える
同様にGoogleMapをインストールすれば、GPSも搭載しているのでナビとしても使えます。
凄く未来感あって良いのですが、CPUが低めの為かマップ表示がかなりもっさりとしています。アプリ起動して地図が出てくるまで30秒から1分、タッチして経路設定画面出すまで10秒とか掛かるので、実用性という面ではもうちょっと頑張ってくれないと厳しいかなと。
LINEの通知は可能
LINEなどの通知を受け取る設定も可能です。
アプリは日本語なので通知設定はアプリ側でLINEやSNS/SMSをOnにしておけば、通知を受け取る事が出来ます。
但し以下画像のようなアプリに限定され、自分で好きなアプリを設定することはできません。
LINEは誰からのメッセージか、そしてメッセージ内容も確認が可能。横幅も広いので、かなり明確に文字認識ができます。
デカイ画面この向きが邪魔になることも
2.4インチの画面がデカイ事は視認性という面ではプラスですが、マイナスでもあります。
装着するとこのような感じになるのですが、手を上側に反らすような動作をするとMAX Sの右端に手の甲があたり「邪魔だなぁ」とイラっとします。
そんなに「手の甲を上に反らす」事はないものの、運転時にハンドルを持ったり、なにかを持ち上げる際など、いちいちデカイ事が災いします。
画面を90度曲げるか、回転してくれるような機構だったら良かったのに。
一応対策としては、普段時計を着ける位置では無く、少し腕側にずらして装着する(バンドギリギリ)と改善はされます。
電池の持ち
2週間使いましたが、バッテリーは「1日ギリギリ」な感じです。
満タン充電で朝から使い、昼には60%台。LINEとメール通知をしているので、比較的頻繁に通知が来るし、テストも兼ねているので、アプリも複数使ったりしているのもありますが、18時頃には20%ぐらいなので、どこかの段階で充電補充したくなります。
総括
最大の特徴は2.4インチVGAディスプレイにAndroidOSが載っている点で、スマホライクに使える未来感で、それが誇大ではなく見たままの機能として使えているのは凄いです。
しかしそれが仇にもなりでかさ故に腕に当たる、バッテリーライフが1日ギリギリという実用性は痛し痒しという面もあります。この大きなメリットと、人によっては厳しいなと感じるであろうデメリットをどう思うかで評価が大きく分かれるスマートウォッチだと思います。
ですが、MAX Sはとにかくいじって楽しむものです。
「ヘルストラッカーとして使いたい」という気持ちはないのでほぼスマートウォッチというよりは小型スマホとして好きなアプリを入れて、マイナス部分もなんとか乗りこなして「どやっ」としながら楽しむ。それが似合うでしょう。
価格
TICWRIS MAX SはBanggoodにて、セールで17,701円です。(記事作成時点の価格)
送料も10-15営業日配送のJapan Direct Mailが591と割安。
またクーポンもあり、157.99ドルと12ドル(1300円くらい)割引されます。
クーポンコード : BGJPTMXS (2/28まで)
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