トヨタがスウェーデンで放送しているラジオCMが、スマホのながら運転を防止する方法として画期的だと話題になっています。
トヨタが無くそうと流したCMの目的は「スマートフォンのながら運転」です。
運転をする人であれば、誰しもが一度は運転中にスマホをして、「あぶねっ」と思ったことはあるのではないでしょうか?
それ以来やっていなくても、他の運転者がやっているのを見かけることも多いのが事実です。
私は横断歩道を渡っていて、トラックの運転手がスマホをしながら曲がってきた時にヒヤヒヤしたこともありました。
そんな「スマホのながら運転」を防止する方法をトヨタが思いつきました。
CMの流れ
トヨタはラジオのCMの中で、ラジオの音声で「Hey, Siri」と話しかけます。もちろんただの CMナレーターが話しているだけです。
すると、iPhoneのSiriが自然と対応し、
Siri:「What can I help you with.(ご用件をお伺いいたします。)」
と返します。
その絶妙のタイミングをCMは測って待っていて、次の依頼をラジオから流します。
ラジオ: 「Hey Siri. Please turn airplane mode on. (Siri、機内モードにしてくれ)」
Siri:「I will stop working if you turn Airplane mode on.Are you sure?(機内モードにした場合、(Siriの)動作が停止しますが宜しいでしょうか?)」
ラジオ: 「Yes,it can be very dangerous to drive while the phone is on.(ああ。電話がOnになっているととても危険だからね)」
すると、iPhoneは「Siri, not available(Siriは有効ではありません)」と表示が変わり、機内モード=電波を受け付けないモードに変わります。
これを朝夕のラッシュ時間帯に流すトヨタ
このCM、iPhoneが「Hey, Siri」と話しかけることでSiriが起動する事を逆手に取った面白いアイデアですよね。
トヨタはスウェーデンでこのCMを朝夕のラッシュ時間帯に流して、一斉にiPhoneを機内モードにしている(?)ようです。
効果の程は定かではないのですが、こうやって少しでも事故を減らしたいという意気込みは買いますね。
「OK, Google」バージョンも作ってくれるといいですね。
しかしこのアイデアは違うことに使えてしまうかもしれない。悪用しようとすれば・・・ですけど。
Siriさえ騙せるのであれば、悪意のあるサイトに勝手に繋いだりもできちゃいそう。
それを紹介する動画がこちら。