ペット重視のロボット掃除機!? Trifo Ollie ロボット掃除機レビュー~毛がブラシに絡まってメンテ大変という煩わしさから脱却は長毛ペット飼いを救うかも

一般的なロボット掃除機でありながらペット飼いの方の為にペット用パーツまで用意した「Trifo Ollie ロボット掃除機」を使ってみました。

 

通常の回転ブラシと、ブラシレス吸引口を交換する事で、ペットの毛をブラシに絡ませずに強力吸引することで、効率的に毛を根こそぎ取る仕組みが面白い試みです。

主な特徴

Trifollieはロボット掃除機メーカーで、いままで数種類のロボット掃除機を発売していますが、この度、Ollieというペット飼いの方が注目するような機能を搭載したロボット掃除機を発売しました。

ロボット掃除機としての基本機能ですが、まずは吸引力として4000Paという強力さがあり、それ以外にも水拭きタンクを備えており、水拭きも可能。

 

これだけなら普通のロボット掃除機ですが、ペット用としてカメラでの監視が出来る点や、交換用のブラシレス吸引口で、ペットの長い毛がブラシに絡んで、毎日ブラシの手入れが必要なんて事から解放されます。

また面白い所では、レーザーポインターとアロマの双方が使えるデバイスが付属していして、ロボット掃除機本体に装着することで、レーザーポインターを猫が追っかけたり、掃除をしながら部屋中をレモンの香りに満たすなんてことも可能です。

*Trifollie 様からお借りしてのレビューです。

開梱物と外観

箱を開けて中身を確認。

同梱物は充電スタンド、ACアダプタ、水拭きモップ取付けパーツ、モップx3、ブラシレス吸引口、レーザーポインター、、アロマx3、マニュアルです。

マニュアルは丁寧な図解もあり分かりやすい。

本体はブラックとシルバーのツートン。上部に電源/ホームボタンがあります。ただロボット掃除機は実運用上はトラブルが無い限りほぼボタンを触る機会は無いですね。側面にはカメラがあり、センサーとしての役割の他、このカメラ映像をアプリから見ることも出来るようになってます。

上部シルバーの部分は蓋になっていて開ける事ができます。ここにダストカップと水を入れて水拭きができるようになるタンクがあります。

ダストカップと水タンクは兼用になっています。ダストカップはワンプッシュで蓋が開いてゴミ捨て簡単みたいな構造が最近は多いですが、Ollieは手でグリーンの蓋を取り外して捨てるタイプ。このあたりはちょっと手間ですね。

裏側。ブラシは6本タイプですが、3本は短い構造。最初から3つでいいような気もしますがなんらかの効果があるのかも知れません。

メインの回転ブラシは簡単に取り外せるようになっています。またウリの一つであるブラシレス吸引口を取り付けるとこのようになります。ゴミを吸うという点に於いては、米粒とかポテチのカスのような重量が多少あるものはブラシはあったほうがいいはずです。しかしペットの毛を重視したいなら、こちらのブラシレス吸引口を使う方が、ブラシの毛が絡まりまくってブラシとしての機能性が劣ってくる、もしくはトラブル(回転を阻害する)といった事が起きることもある。そうしたトラブルから避けたければブラシレス吸引口を使う方が良いでしょう。

モップ+モップハーツは細く控えめですね。パーツを装着すると水拭き+吸引というハイブリッドモードで駆動します。

充電ステーションは小型タイプで、底面にACアダプタのケーブルを巻き取れるようになっています。

WiFi接続でアプリを使うとより便利に

ロボット掃除機 は、もはやアプリとの連動がほぼ必須です。スケジュール掃除を指定したり、立ち入り禁止エリアを指定したり、吸引量/水拭き水量といった細かな設定、あとは消耗品の替え時なども知ることができます。

これらの機能が一切要らないなら連動は不要とも言えますが、それでは機能の半分も使っていないことになるのまで勿体ない。

スマホ/タブレットとWiFiがあれば簡単です。

アプリはTrifo Homeで、Google Pay(Playストア)/App storeで検索してインストールしておきます。
アプリを起動するとログインを求められるので、未登録の場合はメールアドレスでアカウント作成します。

「にほんこく」と表示されたり、右側のスクショの上部のように、中国語のまま表示されていたり、アプリはもうちょっと洗練さが必要ですが、まぁ意味は大抵分かります。

続いてデバイスを追加していきます。Ollieをデバイス一覧から選び、その後WiFi接続していけばアプリとのペアリングが完了。
但しWiFiは2.4GHz帯のみをサポートしますので、802.11a等の5GHz帯のアクセスポイントの場合は、2.4GHz帯の802.11b/g/nのアクセスポイントを指定しましょう。これで問題無く設定が完了するはずです。

アプリでは、前述のようにスケジュール等も設定できますし、掃除記録、水量調整、メンテナンスパーツの状態なども確認できるようになっています。

ルンバ960と大きさ比較

我が家で毎日使っているルンバ960と比較してみました。

本体自体はルンバ960とほぼ同サイズです。充電ステーションの大きさもほぼ同じですね。

掃除能力を試す

Trifollie Ollie のお掃除能力を試してみます。毎度やっていますが数年前のハイエンドモデルであるルンバ960と比較ですが、かなり煩いルンバ960とほぼ同等です。

ルンバ960の音はドライヤーを強風にした感じで、耳障りなギュイーーーンという音で、Ollieも音色は違うものの「ジャーーーーー」という感じで煩い。通常モードの3000Paでだいぶ煩く、強吸引の4000Paだとより煩く、在宅勤務の仕事中にはかけられない。

ただそれでも仕事中に掃除できるほうがおかしいので、普通は業務前に終わるようにスケジュールすればいいだけ。

段差の乗り越え能力もしっかりあり、我が家のリビングと畳に敷いてあるラグは巻き込むことなく余裕で超えます。ただブラシがラグ下に入ったりする事もあり、乗り越えますが苦労している風はあります。

レーザーポインターの使い道

Fun&Freshレーザーポインターと呼ばれる機器が付属しています。これも売りの一つ。

機能としては2つあり、単にレーザーポインターとして、それとアロマ的に部屋に香りを充満させる機能があります。

レーザーポインター背面に、電池とアロマ的に使いたければ付属の匂いパーツを入れればOK。

こんな感じでOllieの排気口のあたりに設置すると、その排気で匂いが部屋中に充満します。1回試したら部屋中がレモンの芳香剤的な香りに包まれました。

あとはこんな感じでレーザーポインターをオンにしてロボット掃除機に取り付ければ、猫じゃらし的な感じで掃除をしながら追っかけてくれる(だろう)という事みたい。

ただ、うちのにゃんこ様はまだ生後2ヶ月ほどで、ロボット掃除機を怖がってしまい追いかける事はありませんでした。それでもレーザーポインターとして外して使えば、好奇心旺盛なので追いかけまくっていました。掃除+猫じゃらしとしては難しいかもですが、結局こうして楽しめるならありかもね。

ゴミ量とブラシレス吸引口の効果

2日分のゴミを取りだしてみました。

ダストカップが水タンクと共用なので、意外と収納量が少ないのですが、2日間分ぐらいなら溜め込めそう。

1日目はブラシ有り、2日目はブラシレス吸引口を付けてみましたが、猫毛もしっかりと吸引できていました。

ただブラシレス吸引口にするという事は、吸引力をアップさせたほうがいいので、より爆音になるのは致し方ない所でしょうね。うちは短毛なのでブラシがあっても大丈夫ですが、長い毛の犬とか飼っているとブラシが大変な事になるので、こうしたブラシレス吸引口は有り難いはずです。

水拭きもできるのは便利

Ollie 水拭きも可能です。

やり方もとても簡単で、水拭き用タンクに水を入れて布パッドを水に濡らして軽く絞っておきタンクに装着。あとは本体に取り付ければ自動で水拭き掃除モードにになります。

床掃除はパッドを床面に接着させて掃除するだけと比較的簡易のタイプ。その為過度な期待はいけませんが、それでも家中のフローリング床を濡らして拭き上げてくれる。埃のざらざら感みたいなものは無くなるので感触はイイですね。猫も足をペロペロするので、目に見えない埃であってもできるだけ綺麗な状態を保てるのは助かります。

掃除禁止エリアを指定したり、カメラで監視も可能だが

一度掃除してマッピングが完了すると、部屋の地図が作製されます。

その後はエリアを指定して掃除もできますし、また個別に禁止エリアを指定する事もできます。
普通の掃除と水拭きのそれぞれに禁止エリアを指定できるので、例えば我が家だと畳部屋は掃除してほしいけど、水拭きは厳禁って指定も可能。

ただ地図が横向きで小さく、指定エリアを指で広げたり指定するのがやや難儀します。一度指定してしまえば、そうそう変更するところではないので、最初だけ苦労すればいいのですが、このあたりももうちょっと使い勝手を良くして欲しいところ。

また、カメラ監視も可能で、掃除中のOllieが見ている景色をアプリ側で確認ができます。
ただ意図的に任意の位置にロボット掃除機自体を移動させられない(現行アプリでは)。自宅のカメラ映像を見たい時って、ペットや子供だけで自宅で遊んでいる時などを見たいのであって、掃除している最中を見たいわけでは無い。元々の仕様では任意移動ができるようなので、そうしたら使い方によってはメリットがでそうです

総括

Ollieを2週間ほど使ってみましたが、掃除は一般的なロボット掃除機レベルで、過不足なくしっかりやってくれるという印象ですね。価格が実売3.5万円ぐらいであることを考えれば、特段凄い所もないのですが、Ollieの良さはやはりペット重視という点でしょう。ブラシレス吸引口というパーツがあることで、ブラシ掃除を毎日掃除後にするタスクを無くしてくれる為、長毛ペットを飼っている家にとっては「待ってました」でしょう。

水拭きもできて床をピカピカにできるのもペットを飼っている家庭なら有り難い仕様。

反面、レーザーポインターはおまけ程度の効果かなと感じました。
アプリの日本語化も完全というわけでない面もアップデートで修正してくれたら嬉しいです。

OllieはAmazonにて発売中。

販売ページに7000オフクーポンがあり、割引後の価格は:37,990円です。(記事作成時点の価格)

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