Helio X27搭載の5.5インチデュアルカメラスマートフォン『Ulefone Gemini Pro』のレビュー後編です。今回は日本語化できるかや、RAM/ROMの空き容量といった基本的な点と、ベンチマーク、そして外に持ち出してデュアルレンズカメラの実力を試してみました。
前回のレビューはこちら。
デュアルカメラ搭載で廉価なハイエンド機~『Ulefone Gemini Pro』実機レビュー! 開封~外観チェックしてみた
日本語に設定可能
日本語ロケールは最初から入っており、設定メニュー等ほぼ全てが日本語化されます。一部Google標準ではないメニューは日本語化されていません。
ストレージとメモリ使用量
64GBストレージと4GB RAMを搭載Ulefone Gemini Pro。実際のストレージ空き容量は52GBほどで、メモリも再起動直後で1.4GB程度と空きとしては余裕です。
AnTuTuベンチマーク結果
MTK6797 ( Helio X27 ) Deca Core 2.6GHzの実力を計測してみました。
AnTuTuベンチマーク結果は102,112点とさすがに好スコア。先日レビューした、UMi DIGI Z Proは同じHelio X27搭載ですが、97913点でしたから約5000点ぐらい違う結果になりました。多少誤差が出るベンチマークではあるものの、この差は大きい。
使用感もこれだけスコアが高いともどかしい場面は皆無。Snapdragonのハイエンドにはまだまだ届きませんが、スコアが10万点越えしていればそうそう遅いと感じる場面はゲーム以外では無いでしょう。
機種名 | SoC(CPU) | AnTuTuスコア |
---|---|---|
OnePlus 3T | Snapdragon821 | 163834 |
Xiaomi Mi MIX | Snapdragon821 | 153824 |
AXON7 | Snapdragon820 | 143811 |
XPERIA XZ | Snapdragon820 | 137776 |
HUAWEI P10 Plus | Kirin960 | 136173 |
HUAWEI Mate9 | Kirin960 | 130859 |
Galaxy S7 | Exynos 8890 | 129310 |
Xiaomi Mi5 | Snapdragon820 | 115337 |
Ulefone Gemini Pro | MediaTek Helio X27 | 102112 |
Elephone S7 | MediaTek Helio X25 | 100104 |
UMiDIGI Z Pro | MediaTek Helio X27 | 97913 |
Xiaomi Redmi Pro | MediaTek Helio X20 | 93285 |
HUAWEI P9 | Kirin 955 | 89387 |
XPERIA X Compact | Snapdragon650 | 77226 |
Xiaomi Redmi Note3 Pro | MediaTek Helio X10 | 75345 |
Xiaomi Mi MAX | Snapdragon650 | 73643 |
HUAWEI honor 6x | Kirin655 | 56936 |
カメラ
13MP(1300万画素)のレンズを2つ搭載しているUlefone Gemini Pro。カメラはこのGemini Proの大きな売りの1つなので、外に持ち出してテストしてみました。
ボケ感のある写真は以下のように簡単に撮影できます。手前にフォーカスを合わせてあとは撮影するだけ。
次に風景写真をXPERIA XZと比較。下はUlefone Gemini Pro。
総括 : 価格に対してスペックが高い使いやすいスマホ
カメラに関しては近接のボケ感のある写真は楽しめます。ただ風景写真はXPERIA XZクラスと比較してしまうと明らかに差がある面もあります。このあたり価格差と言ってしまうとそれまでですが、3万円前後であればこんなものかなという感じ。
ただHelio X27のAnTuTu10万円越えを考えれば、3万円は安いとも言えます。このあたりは使用スタイルによって評価が変わりますね。ある程度ゲームをメインでするというのであれば良いかも知れません。
スマートフォンとしてはホームボタン兼指紋認証もあるし、ボリュームボタンは上下独立していて押しやすいし、サイドが丸くアールを取っているので持ちやすく使いやすいのは地味に良い所だと思う。
Ulefone Gemini Proの価格
記事作成時点の価格ですが、GearBest ではセール中で約2.8万円で販売中です。
GearBest での購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.com買い方ガイド : 中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで