スマートフォンメーカーのvivoから、超薄型軽量且つ低価格なフォルダブルスマートフォン「vivo X Fold3」が発表されました。
オープン時最薄4.65mmも驚愕ですが、重さはわずか219gと普通のスマホ並という脅威的なフォルダブルスマホ。
しかも最安は14万円台と全てが過去のフォルダブルスマホを超越しています。
vivo X Fold3の特徴
カラーブラック、ホワイトの2色で、凄いのがこの断トツの薄さ。
4.65mmと普通のスマホとしてみても薄すぎる程です。
その重さも219gとGalaxy Z Fold5の253gより34gも軽量。
比較すると以下のようになっていて、vivo x Fold3の圧勝。サムソンはもう少し頑張らないと厳しい。
vivo X Fold3 | Galaxy Z Fold5 | |
サイズ | 159.96×142.69×4.65 mm | 154.9 x 129.9 x 6.1mm |
重さ | 219g | 253g |
バッテリー容量 | 5500mAh | 4400mAh |
急速充電 | 80W | 25W |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 8 Gen2 |
ただこれだけ薄いという事は、耐久性は「?」が付く可能性もあり、一概に圧勝とは言えませんが、それでも革新的な事は間違いないです。
ディスプレイ
オープン時は8.03インチ。2480×2200と高解像度ディスプレイで、LTPO AMOLEDディスプレイです。
明るさは最大4500nitsと抜群でiPhone14などの一般的なハイエンド機以上。
クローズド時の背面ディスプレイは、6.53インチです。Z Fold5は6.2インチなので、やや大きめです。
120HzリフレッシュレートのAMOLEDディスプレイで、タッチサンプリングレートは240Hz。
ゲーミングスマホだと480Hzあたりですが、240Hzでも充分高速感度です。
CPU/メモリ/ストレージ
搭載されるCPUはSnapdragon8 Gen2 を搭載。
ひと世代前とは言え、ほぼ最高レベルのSoC(CPU)となっていて、AnTuTuV10ベンチマークは174万点超。
Snapdragon8 Gen3は200万点レベルですが、170万点はゲーミングスマホとしてみても充分なレベルのハイエンドスペックです。
メモリ(RAM)はLPDDR5X規格で、容量は最低が12GBで、16GBまであります。
ストレージは256GB/512GB/1TBでUFS4.0。microSDには非対応です。
カメラ
背面カメラは、メインには手ぶれ補正OIS/高画素の50MPカメラ、50MPの超広角、50MPのポートレートカメラという構成になっています。
インカメラも32MPと高画素。
バッテリーと急速充電
バッテリーは5500mAhとライバルであるGalaxy Z Fold5の4400mAhよりも1100mAhも多い。
これはかなりのアドバンテージ。Z Foldシリーズはバッテリー持ちが多少悪いというのが評判ですが、このvivo x Fold3はZ Fold5より34g軽い上に、更にバッテリーも多いという事で、ここはvivo x Fold3の圧勝。
また凄いのが80Wの急速充電にも対応しています。
対応周波数帯
海外仕様では気になる対応周波数帯。
以下のように、4G LTEは国内3キャリア、ドコモ B19,au B18,ソフトバンク B8と全てに対応。
5Gもn77/n78なので3キャリア+楽天モバイルも対応。
3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19;
4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42;
4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66、
5G: n1 /n2/n3/n5/n7/n8 /n12/n20/n25/n26/n28/n66/n38/n40/n41/n77/n78
価格とまとめ
中国国内価格とはなりますが、以下のように最小構成の12GB+256GB版で14万円ちょいと超低価格
12GB+256GB版 : 6999元 (約14万6500円)
16GB+256GB版 : 7499元 (約15万6900円)
16GB+512GB版 : 7999元 (約16万7400円)
16GB+1TB版 : 8999元 (約18万8300円)
同じSnapdragon8 Gen2搭載のGalaxy Z Fold5が25万円という事を考えれば、このvivo x Fold3がいかに破格値か分かりますね。
スペック面だけみれば、vivo x Fold3は明らかに優れていて、Galaxy Z Fold3,Z Fold4とメイン機にしている私からすれば、喉から手が出るほど欲しいです。ただやはり華奢なイメージもあり、故障時の対応を考えると、メイン機としてはなかなか手が出しづらいのも事実です。
ですが、このvivo x Fold3の挑戦的なスペックは、毎年マイチェンレベルの進化しかしていないサムソンにも良い影響を与えるでしょう。
スペック
vivo X Fold3 | |
ディスプレイ | Open(タブレットモード) 8.03インチ 2480×2200 AMOLED リフレッシュレート 120Hz 最大: 4500nits クローズ(スマホモード) |
SoC(CPU) | Qualcomm Snapdragon 8 Gen2 オクタコア3.2GHz |
メモリ | 12GB/16GB LPDDR5X |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB UFS 4.0 |
OS | Android 14ベース OriginOS4 |
カメラ | ・バック 50MP (広角)OIS 50MP (超広角) 50MP (ポートレート) ・フロント(イン) 32MP (広角)F値2.4 |
バッテリー/充電 | 5500mAh / 80W 急速充電 |
WiFi/Bluetooth | Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax/be(WiFi7) Bluetooth 5.4 / NFC |
SIMスロット | nano SIM x2 デュアルスタンバイ |
microSD | – |
対応周波数帯 | 3G WCDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19; 4G TD-LTE: B34/B38/B39/B40/B41/B42; 4G FDD-LTE: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66、 5G: n1 /n2/n3/n5/n7/ n8 /n12/n20/n25/n26/n28/n66/n38/n40/n41/n77/n78 |
サイズ | *オープン時 159.96×142.69×4.65 mm |
重さ | 219g |
カラー | ホワイト/ブラック |
その他 | ・USB Type-C 3.2Gen2 ・側面指紋認証 ・イヤホンジャック なし |
関連リンク
・公式サイト : vivo X Fold3