コードレス窓拭きロボット「WINBOT W2 OMNI」を我が家で使って1週間程度経ちましたが、家庭内窓拭き担当の私としては、もうこれ無しの生活は成り立たないのではないかというぐらい依存しています。
以前のレビューで窓を全部綺麗にしたのですが、大雪の日に雪が舞って外窓に付着してまた汚れたので、普段なら「あーめんど」となる所ですが、窓拭きロボット「WINBOT W2 OMNI」があれば、あとはお任せです。
と言う事でもう少し使い込んでみたので、使い勝手や安全性などもレビューしていきたいと思います。
前回のレビューはこちら。
ロボット掃除機で有名なECOVACSから、初のコードレス窓拭きロボット「WINBOT W2 OMNI」がMakuakeで発売されました。 そして事前レビューをするチャンスを頂きましたので、早速ファースト・インプレッションしてみました。 […]
バッテリー内蔵ステーションだから、どこにでも持ち出せる
WINBOT W2 OMNI が最も素晴らしい点は、電源無しの環境でも使える点。
どうせ自宅で使うのだし電源必要でも良いのでは?という意見もあるでしょうが、我が家はベランダに電源がなく、宅内から長い電源タップを引っ張って行く必要があります。この面倒さは意外とバカに出来ず、それだけで窓拭きロボットをセッティングするのが嫌になります。私は以前別の窓拭きロボットを使っていたのですが、電源コードの引き回しを少し移動するたびにやっていて嫌になりました。
その際にケーブルがある為、窓が全て閉じられない。真夏/真冬であれば外気が入るのでエアコンが無駄になるし、環境によっては虫が入ったりする可能性もあり、嫌がる方も居るでしょう。
そうした難点をちゃんと克服しているのが、WINBOT W2 OMNI 。
1つの窓を拭き終わって、次に移動するとなっても、ステーションがケーブル接続が無いため、とても軽快です。
しかも我が家内外合わせて10枚掃除してもらいましたが、ステーションのバッテリー残は余裕でした。
これで途中充電が必要となると「うーん」となるところですが、さすがです。
拭き上げも綺麗で言うことなし
我が家は縦2mぐらいで、横は小さくて80cmぐらいなのですが、1窓だいたい10分ぐらいで拭き上げてくれます。
内蔵の洗浄液を時々噴射しつつ、窓をピカピカにしてくれる様は、妻ともども「凄いわー。有り難い」と働き具合に感謝しかない。
拭き掃除前は以下のような感じでした。それが・・・
素晴らしいの一言。
仕上がりは僅かに縦の拭き線が残る感じはありますが、それはあくまで暗い時に光りの具合で「ちゃんと拭けてる?」入念にチェックしたら分かる程度。
そこまでよく見ないと分からない程度なので、これで目くじら立てる必要はないはずです。
狭くてもOKだから楽
ソファの裏などを掃除するときに、いちいちどかさなくても良いのが楽です。本体厚は77mmと薄い為、ソファー裏にもスイスイと入って行き、掃除してくれます。
こんな感じで普段の状況を変えることなく掃除してくれるから楽。
例えば「窓拭きしたい」と思った時、前述の電源ケーブルの件とかも合わせてケーブル取り回し、家具動かしてって考えると億劫になるものですが、WINBOT W2 OMNIはステーション持ってきて、パッド濡らしてスイッチオンで窓拭きできる手軽さが素晴らしいです。
メンテナンスは楽
WINBOT W2 OMNIのメンテナンスは楽です。内窓程度ではそれほどパッドは汚れませんが、外窓が汚いとこんな感じでワイプパッドが汚れてきます。
とは言っても外して普通に濯ぐだけ。綺麗にしたらまた取り付けて窓拭きに戻れます。
その他メンテナンスも簡単で、四隅のサイドローラーや、左右にあるグレーの駆動トレッドと呼ばれるゴムを拭き掃除して汚れを取るだけです。
駆動トレッドは裏側は、アプリで動かす事で、裏側まで掃除できます。
ECOVACSの安全対策
我が家のようなベランダがある家では、落下の心配というと、ステーションのバッテリー切れで窓拭きロボット側が吸引力が無くなり落下すると言う事が考えられます。
そのあたりECOVACSさんに確認を取った所、このような仕様になっているそうです。
「ステーションのバッテリー切れとなっても予備電力が30分程度ありその間は吸着できます。
しかし30分経過しても取り外さなければ落下します。」とのことでした。
窓拭きはだいたい1枚10分程度で終わるし、ステーションから音声警告、スマホアプリからの通知が来るので、実際はバッテリー残ゼロまで放置、そしてその後30分以上も放置というのは実用上あり得ないとは思いますが、こうした仕様であるということは使用する場合は頭には入れておいた方が良いでしょうね。
また、タワーマンションなどでベランダがない家で外窓を清掃する場合(以下のようなイメージ)も、結構不安があると思いますが、ちゃんと安全対策があります。
もし先ほどのようにステーションのバッテリー残ゼロ、予備の30分電力もゼロとなった場合、窓拭きロボット側は落下してしまうわけですが、繋がっているケーブル自体は強度があり、ケーブルが切れたりすることはないような設計になっているとの事。
続いてステーション自体が引っ張られる心配もありますが、ステーション底部は以下のように吸盤型となっていて、フローリング等の平らな床であれば、800N=約85kgの力で床に張り付くので、万が一落下してもステーションが引きずられて落下することはありません。
更に、ステーションには落下防止ケーブルがあるので、こちらを付けていれば更に安心です。
こうした何重にも対策されている点は、以前から窓拭きロボット掃除機を作っているECOVACSだからこその経験と予防対策なのでしょうね。
洗浄液について
気になる点は、洗浄液。
内窓は水拭きでも良いのかなと思ったのですが、入れないとステーションから警告がでます。
外窓が汚かったので、付属の洗浄液を230mlボトルの半分入れましたが、全て終わる頃には「洗浄液入れてください」の警告がでました。我が家の場合、内外窓で5枚x2で10枚掃除すると、ボトルの半分以上がなくなるわけです。
このあたりECOVACSさんに確認しました。
1. 洗浄液は
WINBOT専用洗浄液(1L)は、別売りで販売しており、価格は2,580円。
2.洗浄液ではなく、一般的な窓拭き用の洗剤は使えるか?
他の洗剤は腐食性があるかもしれない為オススメできない。WINBOT W2 OMNIが故障する可能性を考えると使わないで欲しい。
「ですよね」というご回答でした。1L 2580円は高いと思います。
我が家の場合、全ての窓で1回だいたい125ml使ったとして、1Lなら8回分です。
1回分の洗浄液価格は322.5円。1回分の洗剤代としては高価です。
壊れる可能性を考えると、他の洗浄液を試す度胸がでませんが、内窓のように洗剤までは要らない場所なら、水で良いのかもしれませんね。
総括
WINBOT W2 OMNIをトータルで2週間近く使ってきましたが、窓を拭くという事に関してはもうこれ以上のは望めないというぐらい完璧です。手垢びっしりの窓でも10分で綺麗になるし、人間の手間を考えれば、ステーション付きのWINBOT W2 OMNIで7万円という価格は、長期で考えればペイできるものです。小さいお子さんが居てすぐにベタベタの窓になるようなご家庭でも、いつでもロボットが掃除してくれるのは気持ちの面で負担が小さい。
無論、私のように窓拭き担当であれば、窓抜きの重労働から解放される時間、手間を買えるわけで、正直ロボット掃除機よりもこの窓拭きロボットのほうが嬉しいレベルです。
更に、ECOVACSが施している安心安全の対策も、使っていて「よくまぁここまで考えてるな」と感心します。
洗浄液が高いのは難点ですが、きっとAmazonとかで販売するようになれば安くしてくれるのではないかと期待しています。
販売
コードレス窓拭きロボット「WINBOT W2 OMNI」はMakuakeで発売中。
現在は、先着70名限定30%オフがあり、69860円です。*一般販売予定価格:99,800円(税込)
これが終わると、先着100名/25%オフとなり74850円となります。
最新価格は以下よりチェックして見てください。