Webカメラを主に発売しているOBSBOTから発売されている「OBSBOT Tiny 4K」を使ってみたのでレビューしていきます。
OBSBOT Tiny 4Kの主な特徴
「OBSBOT Tiny 4K」はWebカメラでありながら、その名の通り4K画質である点ももちろん凄いのですが、AIで自動追尾してくれるので、オンライン会議等で動いたり歩いたりしながらでも、ずっと自分を追っかけて撮影してくれる一歩上のオンライン会議ができるカメラです。
またこの追従性の良さを利用して、オンラインで講義をしたり、ライブ配信したりするのにも有効なカメラです。
左右で150°、上下45°も自在に動き、マイクも内蔵されています。ゼスチャーコントロールをオンにすれば、ズームイン・ズームアウトなどもできる。
専用のマグネットベースを取り付けてノートPCやディスプレイ上部に設置も可能です。
4Kを活かしたズームや、ゼスチャーによるコントロールができるので、動きのある場面でより強みを発揮できるのが大きな特徴となっています。
仕様
- サイズ:(マグネット台なし)89.5mm x 58mm x 58mm
- 重量:(マグネット台なし)147g
- 最大解像度:4K/30 fps、MJPEG、H264
- 対応解像度:3840×2160、1920×1080、1280×720、960×540、640×360
- デジタルズーム:4x
- 視野角:86°広角
- 使用時の可動範囲:パン:±150°、チルト:±45°
- 最大動作速度:120°/秒
*OBSBOT様からお借りしてのレビューです。
開梱と外観
箱を開けるとキャリングケースがでてきます。WEBカメラ自体、本体とケーブルを常にセットにして使うものだし、持ち歩く場合もこういうケースがあると助かりますね。
同梱物は、USB Type-Cケーブル、電源用USBケーブル、TypeC to Type A変換コネクタ、ディスプレイ用のマグネットスタンド、マニュアルです。
マニュアルは多言語ですがしっかりとした日本語もあり迷うことは無いでしょう。
OBSBOT Tiny 4K本体前面はカメラがあり、その下にいまは通電していないので見えませんがLEDがあります。
背面にはUSB Type-CとDC in端子がある。USB Type-CでもDCケーブルでもどちらでも給電が可能な仕様。
背面は三脚穴があります。また付属のマグネットベースのスタンドをここに取り付けて、ノートPCのディスプレイうに固定することもできるようになっています。
広い画角と充分綺麗な映像
早速PCと繋いでZoomで使ってみました。
付属のマグネットベースのスタンドを取り付けて、ノートPCのディスプレイ上に乗せます。USB Type-Cケーブル1本で接続するだけで認識OKでした。
ZOOMでも簡単にwebカメラとして使い始めることができました。
まず驚きとしては映像が明るく鮮明な点で、以下LG gram 17ノートPCとの比較ですが、ノートPCの内蔵webカメラだとこんな画角で、空は白んで、ネコのぬいぐるみも白んで暗い。それでもこれが普通だよねと思っていたレベルで、いつも使っていたのですが、Tiny 4Kカメラと比べると明らかに違いますね。Tiny 4Kは空の色も分かるし、映像も明るく鮮明です。ズームもできるので画角も調整できます。
もちろん普通の会議ではこんな広い画角は要りませんが、自分がプレゼンする際や、ホワイトボードの前でトレーニング風に使うなら、こうしたカメラはかなり有効です。
またTiny 4Kは専用アプリをダウンロードして使う事でより細かな設定をする事ができます。
ゼスチャーコントロールの有無、AI追尾の産むなど細かく設定できるので、用途に合わせて設定しやすいのは良いですね。
AI自動追尾が素晴らしい
最大の売りでありAI自動追尾も使うと病みつきになります。こんな具合に顔をトラッキングして勝手にカメラが自分の動きに対して追尾して、オートフォーカスしつつ映像を追いかけてくれます。ジンバルを搭載している為、カメラの映像自体もスムーズです。
公式サイトにあるように、研修の先生=トリーナーであったり、プレゼンでアクションを交えて説明をするといった際には全て自動で追っかけてくれるので、いちいち画角調整したりする必要がないのは素晴らしい。ゼスチャーでズームイン/ズームアウトもできるので、商品説明の際などはアップにしたりもできます。
反面、ただ自分の顔をだしているだけのオンライン会議や、オンライン授業を受ける側としては機能を持ち余す事になります。このあたりは将来自分でこのような授業を実施したりする可能性があるのであれば、間違いなく役立ってくれるはずです。
ほんの少しの難点も
最近のノートPCは細ベゼル化が進んでいて、私の17インチノートPC「LG gram」ではフル画面にしたアプリに上の方がカメラスタンドの下部が一部重なる事になっていました。Tiny 4Kをずっとディスプレイ上部に付けておくと仕事の邪魔だというケースもあるかもしれませんね。ただ乗っけているだけなので、嫌なら取り外せば良いのですけどね。
総括
自動追尾&高画質Webカメラ「OBSBOT Tiny 4K」ですが、レビュー中にも書きましたが、オンライン会議や授業で、自分が動いたり、説明したりする機会があるのであれば、誰もが欲しくなる1台だと思います。
ホワイトボードで説明をする際に、いちいちPCを移動させたりカメラの画角を合わせたり、ズームイン/ズームアウトをする必要がないのは、「楽」でしかありません。
画質や音質も圧倒的にPC内蔵カメラ/マイクよりも良いですし、在宅勤務が多くなった昨今、オンライン会議をする場所も「逆光がキツイ」とかで場所移動に気を遣ったりすることもありますが、そうしたケースでも高性能Webカメラであれば悩みを一つずつ消してくれるのは精神的にも大きいです。
オンライン会議等だけでなく、Web配信などにも最適なカメラだと思います。
価格
OBSBOT Tiny 4K webカメラはAmazonの公式ストアにて35999円で発売中。
4K画質版ではないバージョンのTinyは27500円なので、高画質が要らないのであればこちらの方が良いかもしれません。
関連リンク
メーカー公式サイト : OBSBOT TINY 4K