【実機レビュー】iPhone7 Plusとも比較! 『Xiaomi Mi MIX』レビュー! 基本機能~ベンチマーク・カメラ等チェック編

Xiaomi Mi MIXの自腹レビューの2回目です。

前回のレビューはこちら。
【実機レビュー】画面占有率91.3%の破壊力は凄い 『Xiaomi Mi MIX』レビュー! 開梱~外観チェック編

今回は2回目という事で、基本的な部分や、iPhone7 Plusとの比較やカメラ・ベンチマークなどいろいろと試してみました。

iPhone7 Plusと比較して感じた事

HUAWEI Mate9同様、Mi MIXも発表会で売りの一つにしていたiPhone7 Plusとサイズ比較。実際比較して見るとこんな感じ。縦方向はほぼ同サイズ。横幅だけややMi MIXが広い。画面サイズが 6.4インチのMi MIXが81.9mm、5.5インチのiPhone7 Plus 77.9mmだから僅か4mmの差しかない。体感的には微妙に大きいかな+重いかなぐらいの感じで、特に「6.4インチはデカすぎる」という感覚がないのが凄い。画面はiPhone7 PlusもMi MIXも綺麗ですが、フルHDの壁紙を表示させて比較してみた。こうして見比べるとiPhone7 Plusのほうが高精細。もちろん解像度が同じで画面サイズがでかいMi MIXはppi値として不利ですが、色の鮮やかさという面で少し暗めな印象。またMi MIXはフルHDとは言え17:9という特殊なアスペクト比です。その為全画面では少なからず引き延ばされているようになっていると思われ、そこが少しだけぼけ気味に見えてしまうのかも知れません。
表示情報量も比較。Mi MIXは画面が大きい割りにiPhone7 Plusと表示量は同じ。6.4インチもあるのに文字が大きく、ちょっと恥ずかしい。HUAWEI Mate9はDPI調整の設定がありましたが、Mi MIXにはありません。気に入らなければDPI値の調整が必要そう。

ただやはり端末としてのデザイン力はMi MIXのほうが未来感はありあり。iPhone7 Plusは上下ベゼルの太さ、左右ベゼルもこうして見比べるとレガシーデバイスにさえ見えてしまう。(iPhoneの魅力はそこだけじゃねぇという声もごもっともですが、あくまでデザインで見比べるとという意味)私は決してiPhoneとAppleが嫌いではないのですが(むしろ好き)、イノベーティブな企業である半面、利益追求も最も激しい会社だと感じていて、そういう面で「失敗できない」からコンサバになりつつあるんじゃないかと。だから中国企業にデザイン力でも抜かれちゃう気がしている。Xiaomi Mi MIXはチャレンジしているし、採算度外視かもしれないけど、風穴を空けようと勝負している感があって好きです。余談だけどiPhone7 Plusのデュアルレンズカメラはいつになったら正式なアプリが出るんだろう。この部分はHUAWEIにすらはっきりと差が付けられている。毎回iPhoneの新製品の季節が近づくと「未来的なものを出すかも!」と噂になるが、もう何年も裏切られつつあり、「気がついたらLooserになっていた」という事がないか心配。と完全に余談でしたね。

ゲームは迫力満点

大画面、ハイスペックを活かすにはやはりゲームでしょう。アスファルト8:Airborneをプレイしてみましたが、1日いろいろとプレイして処理落ちゼロで快適。また6.4インチはさすがに迫力は違う。普段はiPhone7 Plusでプレイしてたりしましたが、5.5インチから6.4インチという差もあり、はっきりと迫力差が体感できちゃう。こういう車ゲーは大画面に限るという体感をさせてくれる端末です。

MIUIバージョン

今回レビューしているMi MIXですが当然ながら中国国内版。インストールされているMIUIバージョンは8.0.7.0.0のMIUI Global Stableバージョンでした。

ただGoogle Playがインストール済みでしたし、日本語ロケールも入っていたので、GearBestのショップROMかなと思います。

 AnTuTuベンチマーク

これだけのハイスペックですから、AnTuTuベンチマークを試しました。

結果は「153,824」。Snapdragon821ですし、6GB RAM、UFS2.0対応の256GB ROMだし、この結果は当然といえば当然ですが、やはり凄い。少なくとも私が試した限りなにをやってもヌルサクというレベルです。

指紋認証は快適だけど

背面指紋認証ですが、センサーの反応はかなり早く快適です。誰がやっても不満はないでしょう。

しかしあえて難を言えば、電源やボリュームボタンの配置が問題になってくる。左手でスマホを持ち、この位置の指紋認証に人差し指を当てるという事は、中指が以下のような位置になる。ええ。届きません。右手で持ってもあまり変わらないのです。こういう人間工学的な配置って、心地よく使える=末永く使えるかどうかの分水嶺だったりするので、できれば次回作は調整して頂きたいところ。

カメラ比較

1,600万画素を搭載するMi MIXと、スマホの中では相当綺麗な方のiPhone7 Plusを比較して見ました。双方ともHDR ONで撮影しています。

■Mi MIX
ぱっと見悪くないです。が、肉眼より補正されているというか、がんばって鮮やかにしようとしている感じの絵。空の色に合わせて遠くのビル群も青くなってしまってる。

■iPhone7 Plus

肉眼に忠実。見たままという写真。

次に室内での写真。

■Mi MIX

こちらも補正がキツい。赤がより赤く・・・というのは良いのですが、ちょっと色合いが派手目になってしまう。

■iPhone7 Plus

またもや肉眼に忠実。実はこちらの色合いが現実の色に近い。ここまで見てきたように、Xiaomi Mi MIXのカメラはちょっと今ひとつです。

総括: 唯一無二! 今までにない最先端デザイン

結論から言うと、このXiaomi Mi MIXは「世界でどのスマホにも似てないデザインに魅力を感じて買えるか」という点に「YES」と応えられるかでしょうね。コンセプトフォンという名が言い訳に感じる部分も確かにあります。カメラやボタン配置など、もうちょっと熟成が必要かなという面がある。

しかし、6.4インチで3面ほぼエッジレスディスプレイは迫力充分で未来的です。整形し易い金属ボディではなく、歩留まりの悪いセラミック筐体にもチャレンジして質感も非常に高く、価格に見合ったデザインとクオリティがある。

つまりは平均点が高いスマホではなく、デザインやスペックといった長所が飛び抜けた尖った端末です。

213gはやや重いし、ボタン配置も「もうちょっと下なら使いやすいのに」と思う。カメラもそんなに綺麗じゃない。「だから何? でもこれ、見た目からして凄いでしょ?」と言い切れる端末というのは、停滞しつつあるスマホデザインの中でなかなかありません。

それが Mi MIXと言えるでしょう。

恐らく今後、Mi MIXに触発されたメーカーが近しい端末を出してくる可能性はありますが、Xiaomi クローンと呼ばれる事になるかも知れませんね。

Xiaomi Mi MIXの価格と購入方法

このXiaomi Mi MIX 6GB RAM+256GB版ですが、価格はGearBestにて100,460円という価格で発売しています。※価格は記事作成時点
はっきりいって価格は高いです。
GearBest販売ページ: Xiaomi Mi MIX Ultimate 4G Phablet – 6GB RAM 256GB ROM

そんな方には、4GB RAM + 128GB ROM版もあります。それでも94,180円。

GearBest販売ページ: Xiaomi Mi MIX 4GB RAM 4G Phablet – 4GB RAM 128GB ROM

この価格差なら買うならオススメは6GB RAM版でしょう。約6,000円差でRAM 2GB増、ストレージ倍増です。そこまで使うかどうかは別としても、6,000円差ならアップグレードしておいて損はないと思う。

GearBestからの輸入送料は無料配送もありますが、1ヶ月前後かかりますので、3-7営業日で届く高速配送の「Expedited Shipping」(DHL)がオススメ。DHLの配送料はわずか299円とオトク過ぎる設定。また「Priority Line(日本郵政)」の配送はなんと0円。こちらだと5-9営業日と最大では2週間程度かかりますが、無料は魅力ですね。
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GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。
・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」

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