Xiaomiが発売しているスマートウオッチ「Xiaomi S1 Active」を1ヶ月ほど使ってみましたのでレビューしていきます。
Xiaomi Watch S1 Activeの特徴
Xiaomiは既にXiaomi Watch S1を発売していますが、そちらはレザーバンドでどちらかというと日常使い用。
S1 Activeはその名の通り、スポーツタイプバージョンです。
ディスプレイは1.43インチ 446×446と高解像度で、AMOLEDディスプレイ。
そしてリフレッシュレートが60Hzとスマホ並の美しさです。
24時間の心拍測定な加え、24時間のSpO2(血中酸素濃度)測定が可能。
その他、スポーツモードは117ものスポーツをサポート。こんなに要るのかというぐらいあるので、ほぼ世の中のメジャースポーツは全てカバーしているような感じ。
電話着信通知やスマホ通知ができます。
あと凄いのはマイクとスピーカーを搭載しているので、S1 Activeのみで通話ができます。
フィットネスデータ等はアプリと連動してデータとして見ることも出来ます。
また50防水も備えていますので、水中での使用も可能。
バッテリーの持ちは通常使用で12日です。約2週間充電要らず。GPSはオンのままだと30時間利用可能。
カラーは3色で、ホワイト、ブルー、ブラックです。
主要スペック
Xiaomi Watch S1 Active | |
ディスプレイ | 1.43インチ 446×446 AMOLEDディスプレイ リフレッシュレート 60Hz |
バッテリー | 470mAh |
バッテリーライフ | 通常使用 : 12日間 バッテリーセーブ : 24日 GPS連続使用 :30時間 |
GPS | あり |
防水 | 5気圧防水(5ATM) |
機能 | バイブレーション: あり ヘルストラック: SpO2(血中酸素),心拍,歩数,座りすぎ,睡眠,ストレスレベル |
重さ | 36.3g |
その他 | ・マイク/スピーカー ・Bluetooth通話 ・AI音声アシスタント(Alexa) ・NFC |
カラー | ホワイト/ブルー/ブラック |
*Banggood様からお借りしてのレビューです。
まずは開封して外観チェック
開梱品と本体外観をチェックしていきます。
同梱物はマニュアル、USB充電ケーブルのみですね。
充電ケーブルはいわゆるマグネットタイプでかちゃっと吸い付くように固定されます。但し寝ている時に手があたるような一にあれば、外れるような磁力なので、手元には置かない方が良いでしょうね。
S1 Activeは日本でも発売していますが、今回レビューしているBanggoodからお借りしたモデルのマニュアルは英語+多言語で、日本語は無し。
操作系は右側面にボタンが2つあります。下(下記では左)はスポーツモード選択、上(右)は画面表示/電源で、選択はタッチとなります。せっかく2ボタンあっても使い勝手が凄く向上するわけではないのはちょっともったいない。(これは他のスマートウォッチにも言えることですが)
マニュアルは日本語ありませんでしたが、起動させると言語選の中に日本語も有りました。
初期設定~ペアリングして使える様にする
まずはスマートフォンをペアリングし連動させて使える様にしていきます。
Google Play/App Storeで”Mi Fitness (Xiaomi Wear)“で検索するとアプリが出てくるので、そちらをインストールすればOK。インストール後はアカウント作成かサインインします。
サインインした後は、プラスボタンをタッチしてS1 Activeを追加していきます。
あとは簡単。勝手に近くのS1 Activeを探してきて、スマホ側とS1 Active側の双方でペアリング承認したらペアリングが完了します。
ウオッチフェイスは多数から選択可能
スマートウオッチの良いところはウォッチフェイスを好きなデザインに変更できるところ。
S1 Activeも当然変更が可能で、プリセットは6個だけなものの、オンラインで数十種類から選択可能です。
このようなゲーム機的なフェイスにも簡単に変更可能。
60Hz AMOLEDディスプレイは美しい
またAMOLEDディスプレイを活かして短時間ですが動きのあるウオッチフェイスもセットされています。
リフレッシュレートも60Hzと高いので、スムーズに動きますし、粗さやカクツキもないです。
そして1.43インチAMOLEDディスプレイは非常に美しい。
スマートウォッチというより普通に小さいスマホ画面レベルに感じます。
メニューと快適性
Xiaomi Watch S1 Activeを横スワイプすると以下のようにウィジェットと呼ばれる歩数/心拍といったデータや、バッテリー残状況等々が確認できるようになっています。これが基本画面となります。
このウィジェットの表示順や、他にも表示したいものがあればカスタマイズもできます。
更に上ボタンを押すとメニューが表示され簡単に起動させたいアプリを選択できます。
そのメニューは以下のようにアイコン形式。
1画面内に9個、あとはスクロールでアイコンを確認できるので、目的のアプリを立ち上げやすいという面ではプラスです。
心拍とかは分かりやすいものの、ぱっと見で分かるものはいいのですが、最初は以前のメニューである縦スクロール型のアイコン+文字のほうが良いかもしれません。
アプリ側の設定で変更すれば、以下のように縦型メニューになります。動作自体もサクサクです。
LINEなどのスマホ通知も可能
スマホからの通知設定はアプリ側で「デバイス」→「アプリ通知」→「カスタム通知」からLINEやSNSをOnにしておけば、受け取る事が出来ます。文字は読みやすい大きさで、字数が多ければスクロールも可能です。以下通知一覧ですが、一覧も1行表示してくれるので、誰からのどんな通知かも読みやすい。
フィットネストラッカーとしても優秀
フィットネストラッカーとしては一般的な心拍/血圧/歩数計/睡眠といった基本的なヘルスデータの収集が可能です。
24時間の心拍測定やSpO2(血中酸素濃度)の計測も可能ですし、ランニングやウォーキング、歩数データといったスポーツデータのトラックも可能。
GPSも搭載しているので、地図上のどこを走ったかもかなり正確です。
その際の心拍数や上り下りやスピードまで分かるので、ランニング等のスポーツの細かいデータを連動させておいてチェックしたい方にはぴったりでしょう。
電池の持ちは抜群
通常使用で12日使用可能ですが、実使用では10日程度です。
但し私のレビュー時においてのスマートウォッチテストは過酷で、輝度MAX、LINEは10-20通/日、24時間心拍測定して日に数回SpO2測定、外出時はGPSを使っていますから、相当なヘビーユースに近いと思います。
それを考えれば結構バッテリーライフは長いと言えます。
ちなみに着けずに通知だけOnにしておくと、1日で2%-3%程度しか減りません。その為平日だけ使って週末は使わないみたいな使い方でも週明けでバッテリーライフが苦しいという事もないですね。待機消費電力が極めて小さいです。
通話/Alexaにも対応
マイクとスピーカーを搭載しているので、着信時はS1 Activeだけで通話が可能。
このマイク/スピーカーを利用してAlexaも使えるので、音声AIで電気を消したりも可能。
個人的にはAlexaより、電話応答できるのは有り難いですね。運転中とかスマホ操作はできませんが、S1 Activeで着電さえ受けれればあとはハンズフリーで話せるので、これは有り難いです。
残念な日本でのNFC未対応
べた褒めなXiaomi Watch S1 Activeですが、せっかくNFCに対応していても日本では使えません。
私の場合は中国のBanggoodから発送されたものなので使えないのは致し方ないですが、日本で販売しているS1 Activeも使えません。
以下のように公式でMasterCardのタッチ決済に使えるかもしれない感じもしたのですが、日本は非対応です。
NFC キャッシュレス決済は、Mastercard® 対応の決済端末でのみ受け付けられます。Mastercard® での支払い対応状況および NFC での支払い対応状況は、地域によって異なる場合があります。
このあたりはやはりApple Watchに一日の長があるというか今後の課題ですね。今のところは中国版のファームだけ書き替えて日本用にしているだろうし。
総括
Xiaomi Watch S1 ActiveはNFCが日本非対応でその能力をフルに発揮できないとは言え、普通にスマートウォッチとして最高峰レベルです。
バッテリーライフの長さ、60Hz AMOLEDディスプレイの美しくスムーズな1.43インチ画面。
全体的な操作の軽快さ、スポーツ/ヘルストラッキングの細かさ等々、誰が使っても不満なんてほぼないのでは?と思えるぐらい快適で良く出来ています。
Banggoodでの価格は概ね1.9万円程度。日本での定価は22980円。差額3000円~4000円で、Banggoodのほうが安いですが、Banggoodの場合は更にクーポンがでることも多いです。
2万円前後の価格帯ですが、これだけのクオリティであれば、予算と満足度の面で満足出来るスマートウォッチに仕上がっていると思います。
*以下クーポンで125.99ドル=約1.7万円で購入可能です。日本で買うより5000円ほど安い。
クーポンコード : BGJP61702