スマホに入っている写真や動画を簡単に転送して共有できる「スマートストレージサーバー XnBay」を使ってみました。
スマートストレージサーバー「XnBay」
XnBayは台湾で研究開発されたクラウドテクノロジー製品です。XnBayの開発チームは何年もNASのOEMに携わっており、そこで培ったクラウドサーバ経験/技術を用いてXnBayを開発したと謳っています。
XnDayはいわゆるNASですが、AIを搭載していて写真管理や整理を画像で分類したり、またアルバムを作成して共有メンバーにそれを公開したりといった事が、スマホアプリで簡単にできちゃうのが一般的なNASとの大きな違いです。
またストレージサーバーとして、ハードディスクをセットすれは、スマホから動画/画像領域を開放でき、スマホ側に容量が無くても済みます。
XnBay自体は、3.5インチHDD/SSDを2台まで搭載でき、容量としては最大24TBまで拡張可能。
なおこの2台のHDDはXnBay独自の「XnRAID」により、容量違いのHDDであっても、どちらか1台のHDDが壊れた際にデータの復旧が可能です。
このXnBayはMakuakeにてクラウドファンディングがスタートしています。
*XnBay様からお借りしてのレビューです
同梱物と本体周り
お借りしたXnBayは中国版となりますが、日本向けには日本語化される模様です。
同梱物はXnBay本体、ACアダプタ、LANケーブル、マニュアルとなっています。
マニュアルは中国語版でしたが、分かりやすい日本語版も添付されていました。
基本図解があり、使い方に迷うことはないでしょう。
XnBay自体はこのようにシンプルな前面。下部にある細長い黒い部分はLEDで、オレンジやホワイトに光ります。
背面。USB x2,RJ-45 LAN端子、ACアダプタ口があります。無線LANはサポートしていないので、有線LANが必須です。
ACアダプタを電源に繋ぎ、ルーターにLANケーブルで直結すれば、それでセットアップは完了と非常に簡単。
上部にあるスライダーを解放すれば、上蓋が外れます。
上蓋を外すとこのようにHDDが現れます。今回は3TBのHDD~取り付けています。
見たとおりベイは2つあり、スペック上24TBまで利用可能なので、12TB HDD x2が最大。
設置も簡単で、黒枠を外してHDDをはめ込んで固定して、あとはざくっと差し込むだけ。
ドライバレスで取り付けが可能なので、PC知識が薄くてもHDDさえ買ってくれば増設は簡単です。
底面は台座になっていて、裏にはレギュレトリが書かれています。
使ってみた
使い方は簡単で、電源繋いで、LANケーブルをルーターやハブなどの家庭内LAN環境に接続するだけ。
LAN環境の先はインターネット接続が必要です。
NASというと難しいように感じますが、自宅にインターネット環境があれば、ルーターはあるでしょうから、そこに有線LANケーブルを繋げば良いだけなので本当に簡単です。
アプリをインストールする
続いて、スマホアプリを設定していきます。
アプリは「XnFun」で、Google Play/App Storeで検索してインストールしておきます。
なお今後は、Windows/Mac/Android TV用の用意される模様。
ログインアカウントを作成して、無事にログインができたら、続いて「バインド」します。
要はXnBay自体とアプリを連動させます。
バインド自体も簡単で、同一ネットワーク内(WiFiルーターにXnBayが繋がっているような環境でしたら簡単)であれば、すぐに見つけてきてアプリにてタッチすれば完了します。
このバインドが完了すれば、ようやく利用可能となります。
簡単にアルバムを作成して共有できる
このXnBayが秀逸なのがここ。アプリが非常に軽快で、簡単に写真や動画のアルバムを作成でき、共有できます。
アプリから共有アルバム作成を選択し、あとはスマホのローカルにある写真を選んでアップロード。以下真ん中のようにあとはアルバム名を付けて「共有」をタッチするだけ。
共有では、LINEやメール等で指定して共有できます。この共有はXnBayに接続できるユーザーに限らず、URLにアクセスできる方ならだれでも見れる設定になっているので、例えば友達とバーベキューした時の写真を送りたいけどLINEでしか繋がってないなんて時にXnBayでアルバムを作成して、LINEで送って共有するなんて事は簡単にできちゃう。友達は画像のダウンロードも可能です。
LINEでもアルバムを作成できるけど、XnBayのほうが簡単。
AIが自動仕訳もできる
設定も細かくでき、ストレージ残の確認や、ストレージスペースと呼ばれる他ユーザーとの共有フォルダの設定もできます。
また売りの一つであるAIによる仕訳も可能で、顔で仕分けたりも可能だし、自動で仕訳もしてくれます。
上記一番右はAI自動仕訳してくれた状態ですが、猫に犬、車にバイクのタグがついているのはご愛敬ですが、中身はしっかりと仕訳されていました。今後はAIのアップデート等でもっと精度が良くなっていく事を期待しましょう。
セキュリティもしっかり
ネットワークストレージにデータ保存することはセキュリティ上不安だという方もいると思いますが、XnBayではデータ単位、デバイス単位でロックをかける事もできます。
まとめ
XnBayはNASを導入して写真等を家族や友達で共有したいけど、NAS自体がシロウトにはとっときにくいと敷居が高い。
そんなユーザーにとっては救いとなる製品。
WiFiルーターやルーターがあれば、そこに有線LAN接続し、あとはアプリインストールしてバインとするだけ。
そこまでできれば、アプリで直感的に操作でき、共有アルバムはLINE等で簡単に送れます。
写真をXnBayに送った後はスマホ側に写真を残す必要が無いから、スマホのデータ容量が少なく困ってるなんて方にもこれは大きな助けになるでしょう。XnBay自体に容量が足りなくなれば、HDDを追加できる拡張性も嬉しい。
もっとやりたければ共有ネットワークフォルダを作れるし、写真だけでなくあらゆるファイルを置いておけます。
知識の敷居が高いNASをどこまでも簡易に使いやすくしてくれるXnBayは、写真/動画の共有を簡単にしたい方にとってはドンピシャで、一度導入したらこの簡易さは離れられないと思います。
Makuakeでのクラウドファンディング
価格は28980円で超早期割引価格となっています。
HDDは添付されませんので、別途用意が必要ですが、1TBでも6000円ぐらいで買えます。