台湾ASUSは、光学3倍ズームを搭載した『ZenFone Zoom』の発売を開始すると発表しました。
台湾では本日12月3日より発売されました。
もともとは約1年前にZenFone2と同時に発表され、ここまで発売されなかったのもあり、『お蔵入りか?』という噂も流れたほどでしたが、やっと発売されることになりました。
注目性能は光学3倍ズーム
スペック的には相変わらず「スペックモンスター」です。
細かいスペックは別途記載しましたが、主要スペックとしては以下となります。
- ディスプレイ:5.5インチFull HD(1080×1920)
- RAM: 4GB
- ストレージ: 64GB/128GB
- CPU :2.3-2.5GHzクアッドコア
- OS: Android5.0
- 光学3倍ズーム搭載
- 背面1,300万画素カメラ(レーザーオートフォーカス)
注目の機能はもちろん「光学3倍ズーム」。
最近のスマホは差別化が難しい状況ですが、ASUSはZenFone2 Laserでレーザーオートフォーカス、そしてこのZenFone Zoomでスマホに光学3倍ズームを搭載してきました。
光学3倍ズームはHOYAの屈折型レンズを使用しています。コンデジなどでもおなじみです。しかしこれをスマホに入れた所が凄い。
操作性向上が著しい
ZenFone2 シリーズは共通で物理ボタンとして、ボリュームボタンが背面、電源ボタンがトップにありました。これが使いづらいと感じる人いると思います。ZenFone Zoomでは、本体右側に「電源」「ボリューム」「シャッター」の各ボタンを配置してある。個人的には断然使い易い配置で大歓迎。
上のズームの場面でも使われていますが、カメラ撮影時はボリュームボタンはズームボタンとして、そしてシャッターボタンはXPERIAシリーズのように独立して存在している為、ホールド姿勢のまま綺麗な写真が撮れる。
LTE対応バンドには「JP Version」の文字が!
FDD-LTEのスペック表には「TW/JP Version」の文字があり、日本での発売も視野に入れているようです。
LTE対応バンドには、B1/B3/B19/B28が記載されており、docomo系格安SIM :MVNOで十分使う事ができます。B19とB28のサポートがあるのが、ASUSの良心と日本への気合いを感じます。ここまで揃っていれば、ほぼ日本で発売されると思って良いと思います。
スペック
製品 | ZenFoneZoom(ZX551ML) |
ディスプレイ | 5.5インチ 1,920×1,080 403ppi IPS液晶 |
CPU | Intel Atom 64GB版 : Z3580 2.3GHz 128GB版: Z3590 2.5GHz クアッドコア |
RAM | 4GB |
ROM | 64/128GB |
OS | Android 5.0 |
カメラ | 前面 500万画素/ 背面 1300万画素 レーザーオートフォーカス |
バッテリー | 3000 mAh |
ネットワーク | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac Bluetooth 4.0 ,NFC |
SIMスロット | Dual SIM(microSIM x2) |
SDカードスロット | microSD (最大128GB) |
3G/ 4G(LTE) |
LTE (台湾/日本): B1/B2/B3/B5/B7/B8/B9/B18/B19/B28 W-CDMA : B1/B2/B5/B6/B8 |
サイズ | 縦158.9/幅78.84/厚み11.95 mm |
重さ | 185g |
価格 | 64GB : 13,990台湾ドル(約52,673円) 128GB : 15,990台湾ドル(約60,203円) |
Source : 台湾ASUS
まとめ:このスペックでこの価格は安い
上のスペック表どおり、ハイスペック過ぎる構成です。
それでいて、新しく光学3倍ズームを搭載して、普通だったら128GB版とかは9万円で販売と言われても「ああそんなもんだよな」ぐらいの感想でしょう。
それが6万円とか・・・安すぎます。64GB版は5.3万円です。microSDもサポートされるし、64GB版で十分ですが、7,000円差で128GB版が手に入るのかと思えばさちらに手が出したくなる価格です。iPhoneはこういう価格を見習って欲しいぐらいですね。
ASUSの野心的なスマホ「ZenFone Zoom」の発売が待ち遠しい。私は買う。多分ね。