【実機レビュー前編】100ドル台でWQXGA+ミドルレンジタブレット『TECLAST T8』ファースト・インプレッション~

TECLASTが発売したハイコスパな8.4インチタブレットWQXGA「TECLAST T8」をGearBest様からご提供頂きましたのでレビューしていきます。

TECLAST T8の特徴

TECLAST T8は、8.4インチフルHD解像度のAndroid 7.0 タブレット。

CPUはMediaTek MTK8176でXiaomi Mi Pad 3と同じくミドルレンジです。ディスプレイは8.4インチでWQXGA(2560×1600)とこのサイズとしては兆高解像度です。8.4インチというサイズ、この解像度は明らかにHUAWEI MediaPad M3を意識しているのは間違いなく、デザインもとてもM3と似ているのが特徴です。

そして当然ながら価格も100ドル台後半から200ドル前半あたりで、M3が3万円程度である事を考えると充分リーズナブルです。

細かい製品紹介に関しては、別途記事にしているので下記ご参照ください。

【買い時!159.99ドル】8.4インチ2K解像度ミドルスペックタブレット『Teclast T8』発売! ホームボタン+指紋認証付で使いやすさUp

今回は初回ということで、開梱~外観レビューを中心にレビューしてみたいと思います。

主要スペック

  • CPU :MediaTek MTK8176 ヘキサコア(Cortex-A72@2.1GHz×2 + A53@1.7GHz×4)
  • RAM: 4GB
  • ストレージ: 64GB eMMC
  • ディスプレイ : 8.4インチ 2560 x 1600 (WQXGA) JDI製IPS液晶(OGS)
  • OS: Android 7.0
  • バッテリー : 5400mAh
  • カメラ:  フロント13MP/ バック 8MP
  • microSD: 最大256GB
  • WiFi /Bluetooth :WiFi802.11 a/b/g/n/ac 、Bluetooth4.0
  • サイズ: 218mm(L)×126mm(W)×7.8mm(H) / 368.7g
  • Languages: おそらく日本語あり
  • インターフェース : USB Type-C x1 、microSD x1,イヤホンジャックx1、指紋認証

開梱

さて開梱です。以前レビューしたTECLAST T10同様に、TECLASTの梱包箱は一新されてとても綺麗です。

同梱物は、USB充電器、USB Type-Cケーブル、マニュアル、microSDトレイ取り出しピンです。USB 充電器は日本のコンセント形状と同じなのでそのまま使えます。また、9V-2Aまでの急速充電(MediaTek PumpExpress)に対応しています。

本体には保護フィルムが貼られていて、剥がすとその下に正式な保護フィルムがあり、デフォルトで「保護フィルムあり」状態で使えます。ただペラペラの保護フィルムで、気泡が入っていたりするので、あくまでおまけ程度。ちゃんとしたものは別途購入したほうが良さそうです。

外観&使用レビュー

ここからは外観を見つつ使用しながらレビューしたいと思います。

まずはフロント側から見ていきましょう。
このT8がちょっと面白いのは、カメラが前後にあるのですが、フロントが13MPで背面が8MPとフロント側のほうが画素数が高いのです。

ただセルフィー向きかというと、カメラ性能はそこそこで、中華スマホレベルです。しかも標準のカメラアプリだと背面だけでセルフィー側に切り替えられないので別アプリを別途インストールする必要もあります。若干本末転倒ですが、「タブレットでカメラなんて使わない」という方には関係ないですね。このタブレットの魅力はここではありません。

下部に薄型ですがホームボタン+指紋認証センサーがあり、「タブレットを置いたままロック解除がしたい」という要求をかなえてくれます。これは利便性という面で大きい。またホームボタン長押しでホームキー、ダブルタップでアプリ切り替えキーとしても当然使えるのも良いです。ただホームボタンにはバイブレーションも設定できるのですが、押した後一瞬間を置いて「ブル」っと来て、直感的な反応を示さないのはちょっと気になるところ。ただ利便性という面を考えると、些細なことです。

下部にはスピーカーとSIMトレイではなくmicroSDトレイがあります。スマホと同じような取り出しピンを押し込むと、トレイが出てくるようになっています。

右側面には電源/ボリュームボタンがあります。一般的な配置ですが、縦長のタブレットなのでできればもうちょっと下にあったら便利だなと。(これはT8に限らず他メーカー全てに言えることですが)

上部にはUSB Type-Cとイヤホンジャックがあります。microUSBではなくUSB Type-Cという点で、MediaPad M3より遙かに良いと言えます。また上部にあることで充電しながらでも使いやすいというメリットもあります。

左側には何も無し。

背面はこのようにメタル素材で淡いゴールドカラーとなっています。両サイドは軽くラウンド処理されているので、片手でもとても持ちやすい。8.4インチというと男性で握るにはギリギリのサイズだと思いますが、背面が曲がって持ちやすい点と、ディスプレイ側もベゼルが細めなのが効いていると思う。このデザインは本当に良くできています。

背面のカメラは8MPでフロントより画素数は低いのですが、一応装備されています。スマホはほとんどの人が持っていると思いますが、それより劣るタブレットのカメラで撮影したいという状況は少なくとも日本で考えると薄いのかなという気がしています。(スマホを持っていない子供に貸すとかじゃないと使い道は薄いのかなと)

実重量

実重量の計測です。365gと、8.4インチのタブレットとしては普通。MediaPad M3が310gですから、それと比べてしまうと55gも重いので、「軽さが重要」という方ならMediaPad M3のほうが良いでしょう。ただ365gでもそれほど重いという感覚はなく、片手でも、ネットちょっと検索したりする程度であれば大丈夫です。

ファーストインプレッションまとめ

今回はレビュー前編として、開梱して外観周りの使用感と重さなどを見てきました。

HUAWEI MediaPad M3のライバルとして考えると、50gほど重い点は大きく負けていますが、それ以外は同等程度の使い心地はあります。またなんといってもUSB Type-C端子の採用で利便性は高い。複数のガジェットを持っていると、「USB Type-Cで統一したい」という気持ちは大きくなるのし、「せっかく買うならUSB Type-Cがいい」と思うのは自然の流れです。価格的にもセールやクーポンでは190ドル前後になることも多く、コスパの面でもMediaPad M3を大きく凌駕しています。

デザイン面でも片手で持ちやすいように背面をラウンドさせていたりして、ユーザビリティの面での配慮も見られます。液晶も2Kで充分綺麗なので、「この価格でこれだけのものが手に入るのか」とかなり驚きが大きいタブレットと言えますね。

レビューは後編の「日本語化やベンチマーク、電子書籍リーダーとしてはどうか?」編に続きます。

【実機レビュー後編】『TECLAST T8』の電子書籍リーダーとしての実力は?ベンチマークは?など試してみた

TECLAST T8 の価格

記事作成時点の価格ですが、GearBest では124.99ドルで販売中です。

・GearBest.com販売ページ : Teclast Master T8 Tablet PC Fingerprint Recognition

送料は基本無料ですが、届くまで1ヶ月程度覚悟する必要があるので、オススメしません。そのためオプション配送のPriority Lineをお勧めします。わずか3.69ドル(400円ほど)です。こちらは5-9営業日で届きますし、日本国内は佐川急便の配達ので、安心感があります。

セール/クーポン情報はこちらに追記していくので、こちらも併せてチェックしてみてください。

【買い時!159.99ドル】8.4インチ2K解像度ミドルスペックタブレット『Teclast T8』発売! ホームボタン+指紋認証付で使いやすさUp

GearBestでの購入方法などは、下記記事に取り纏めていますので、参考にしてください。

・GearBest.comの紹介 : GearBest.comを利用して中華デバイスを安く輸入するのも面白い
・GearBest.comの買い方ガイド :「中国のGearBest.comでデバイスを買って輸入する方法~注文から届くまで」

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