中国のPC/タブレットメーカーCHUWIが、スタイリッシュミニPC「AeroBox」を発表し、近日中に日本のアマゾンでも販売予定です。
AeroBoxの特徴
CHUWIはこのAeroBoxをミニPCと呼んでいます。ただミニPCはベアボーンであったりスペック的にもローエンドが多いく、それに対してAeroBoxは完成型のPCです。その為スモールフォームファクターの小型デスクトップPCと言った方が良いかもしれません。
デザインは見た感じXbox One S的なツートンで清潔感があり、私はかなり好きなデザインです。そしてCHUWIはビジネス用と言っていますが、充分個人用でもOKです。こうして縦置きも横置きも可能。
CPUはAMD A9-9820 Octa Coreで最大 2.35GHz。
8コア8スレッドのこのA9-9820はAMDのCPUラインナップとしてはあまりスタンダードではないのですが、GeekBench 4で7388と言うスコアがでており、マルチコアスコアであれば第六世代のCore i3や超低電圧版(主にノートPC用)であればCore i5-7200U/i7-6500U ぐらいの性能ではないかと予測されます。
メモリは8GB、ストレージは256GB SSD。メモリは4スロットあり、恐らく2つはデフォルト8GB(4GBx2)で埋まっていると思いますので2スロットは空いているはずです。(まさか2GBx4という構成ではないと思います)
またこの手の小型PCには珍しくGPUにAMD Radeon R7 350が搭載されています。AMDなのでAPU(統合型)かと思いましたが、どうもディスクリートのようです。
クーリングファンは2機搭載され、冷却はもちろん視覚的にも楽しめるRGBファン(LED)仕様。ゲーミングPCのように色の変更ができるかまでは分かりませんが、こういう一面からもただのミニPCとは言えない贅沢な仕様です。
ポート類は以下のようになっています。
- USB3.0 x2
- USB2.0 x4
- ヘッドホン/マイク
- DC-in(ACアダプタ) x1
- DVI x1
- RJ-45 ギガビットイーサーネット
- PS2 x2
小型PCであることを考えれば十分で、USBはトータル6つもあります。ただHDMIではなくDVIである点や、もはや昨今では繋げるデバイスそのものが見かけないPS2ポートも用意されています。DVIに関しては恐らくHDMI変換コネクタを用意すれば良いと思いますが、PS2に関しては謎仕様です。
大きさや重量は明らかにされていませんが、写真を見る限りA4かその一回り大きいぐらいのサイズではないかと思います。
価格
日本での価格はまだ分かりませんが、CHUWIでは349ドルで発売すると言っていますので、概ね3万円台後半か、4万円前半ぐらいかと思われます。
CPUなど性能があまりはっきりしませんが、全体的なパッケージとしては魅力的ですし、価格も小型デスクトップPCとしては充分安いです。LenovoやDELLなど、小型PCを作っているメーカーでも3万円台のPCはありますが、性能面であまりにも低すぎる構成であったりしますし、SSD構成であったり、ましてやディスクリートのGPU搭載のPCは手に入りません。
そこそこでいいからグラフィック性能もあってゲームも動き、小型で邪魔にならないサイズというのは新生活やスモールオフィスなどで活躍できそうに思えます。
関連ページ
・公式ページ : CHUWI AeroBox